今日もいきましょう! … 立呑処「勘蔵(かんぞう)」(蓮沼)
日曜日。都内の自宅から、横浜の単身赴任社宅へと向かう道すがら、途中下車して立ち寄ったのは西蒲田の立ち飲み屋、「勘蔵」です。
サワー類が250円、つまみの多くは150円ですからねえ。さすが城南を代表する酒都・蒲田です。(城北は赤羽、城東は立石、城西は西荻窪ですかね!)
午後8時の店内は、角を落としたL字カウンターの縦の長辺に3組の若いカップルと、大きな一眼レフカメラを持った男性ひとり客の7人。横の短辺に中年のカップルという、合わせて9人の先客。
私は、入口を入ってすぐの、L字カウンターの角を落としたあたりに立ち、焼酎のお茶割り(250円)と、前回もいただいた「全部のせ」(200円)を注文。
「全部のせ」というのは、1品50円のつまみ4種(ゆで玉子、チーズ2枚、リッツクラッカー4枚、メンタイマヨ)を、全部もらうという豪勢なつまみ。それでも200円というのがうれしいですね。
この「全部のせ」。リッツクラッカーの上に、1枚を二つに割ったチーズをのせ、その上に、薄くスライスされているゆで玉子を1枚のせて、さらにその上に、メンタイマヨをたっぷりののせてから、一気にいただくというのが、もっともぜいたくな楽しみ方。
そしてグイッとお茶割りをいただきます。
「はじめまして……、でしょうか?」
今日は、この店のひとりで切り盛りされている様子の店主から、そう声がかかります。
「先月、ホッピー仙人たちと一緒に……」
と、そこまで返事をしたところで、店主は「あぁ」と笑顔になって、
「さあ、今日もいきましょう!」と元気いっぱいで料理に取り掛かります。
この店では、生ビールにつまみが2品付いたビールセット(500円)か、サワーにつまみが2品付いたサワーセット(400円)を注文する人が多い様子。私がそうじゃない注文の仕方をしたので、「はじめまして……、でしょうか?」となったようですね。
2杯めは、これまた前回いただいたのと同じく、シークレモンサワー(250円)をもらいます。
アルコール飲料に、甘味と酸味を加えるのがカクテルの基本。強いお酒であっても、ぐんと飲みやすくなります。
シークレモンサワーは、普通の酎ハイと同じ程度のアルコール濃度ながら、甘味と酸味でスイスイと入っちゃいますねえ。
ここで、お客さんたち全員に、
そういえば前回も、出汁巻き玉子やら、できたて熱々の塩おにぎりやら、具たっぷりの豚汁やらをサービスで出してくれて、驚いたものでした。
もともとの値段が安いのに、なんだか申し訳ないですねえ。
おろしたての生ワサビがおいしいや!
3杯めは、再び焼酎のお茶割り(250円)に戻って、つまみにはキムチ豆腐(150円)を注文。料金はキャッシュ・オン・デリバリ(品物と交換払い)で取っていってくれます。
長辺側で立ち飲んでいる6人の男女。バランスよく男、女、男、女、……とペアになって並んでいるので、3組のカップルかと思っていたのですが、実は全員がひとり客のようです。
6人が(+まん中の一眼レフの男性も)、それぞれが常連客なので、まったく違和感なく、二人ずつ一緒になって飲んでたんですね。
野毛の酒場でも、ひとり呑みの女性をよく見かけますが、蒲田も負けてないなあ。これまた、さすが城南の酒都・蒲田です。
日曜日なので、軽く飲んだら帰ろうと思っていたのに、居心地の良さに、またまたお茶割り(250円)をおかわり。これが4杯めのサワーです。
つまみには、目の前の大皿にある「日替りサラダ」(150円)を注文すると、今日のサラダはスパゲティ・サラダ。
ゆっくりと1時間半ほど楽しんで、今日の支払総額は1,500円。4杯と3品でこの値段ですからねえ。すばらしい。どうもごちそうさま!
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