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シングルモルトあり〼 … 居酒屋「ペルル」(鷺ノ宮)

マッカラン12年


 鷺ノ宮のバー「ペルル」の表に、「シングルモルト500円」という看板が、ボウモア(BOWMORE)、ラフロイグ(LAPHROAIG)、グレンフィディック(Glenfiddich)、マッカラン(MACALLAN)の写真付きで出ています。

『へぇ~っ、シングルモルトも置くようになったんだ。1杯500円は安いなあ』

 と思いながら扉を開けます。

 奥に向かって、うなぎの寝床のように細長い店内は、まっすぐに奥まで伸びて、いちばん奥の部分でL字に曲がるカウンター席のみで、10席ほど。

 今日の「ペルル」は、バーテンダーでもあり、料理人でもある山田さんと、曜日替りの手伝いのマイちゃんの二人で切り盛りしています。

「浜田さんは、マイちゃんのお酒、飲んだっけ?」と山田さん。

「え? 飲んでないと思う。どんなお酒?」

「マイちゃんが故郷いなかのお土産で持ってきてくれたんですよ」

 カウンター上には福井の日本酒、「一本義いっぽんぎ」が3種類ぐらい並び、まずはそれらをちょっとずつ飲ませてもらいます。(ありがとうございます。>マイちゃん)

「シングルモルトも置くようになったんですね」

 日本酒をいただきながら、山田さんにそう聞いてみると、

「そうなんですよ。最近、スコッチを勉強してるんですよ」

 という返事。まずはマッカラン12年(500円)をストレートでいただきます。

 フルーティな香りに、ほんわりと感じる甘み。『非の打ちどころがない端麗な顔立ちの美女』といったスコッチが、このマッカランですねえ。このウイスキーが嫌いという人は見たことがない。万人に愛されるシングルモルトと言えるでしょう。

 そして2杯めはラフロイグ10年(500円)。これもストレートでもらって、つまみには「究極のピスタチオ」(400円)を注文します。

 なぜ『究極』なのかは聞き忘れましたが、確かにおいしいピスタチオです。

 ラフロイグは、アイラ島(Islay)で作られたシングルモルト・ウイスキー。この島で作られるウイスキーは、スコッチの中でも『アイラモルト』と呼ばれていて人気が高い。

 さっきのマッカランが端麗な美女なら、こちはじゃじゃ馬。ガツンとクセのある、ヨードチンキのような香りは、好き嫌いがはっきりと分かれるところ。

 でも、アイラモルトにはまる人は、思いっきりはまってしまう。

 じゃじゃ馬のような外観(ウイスキーの香り)の奥にある、ウイスキーの旨みがいいんですねえ。〆の1杯として最適です。

 ゆっくりと2時間ほどの滞在。お勘定は1,400円でした。どうもごちそうさま。

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居酒屋「ペルル」 / 究極のピスタチオ / ラフロイグ10年

店情報前回

《平成26(2014)年3月22日(土)の記録》

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 その日の気分で気軽に、世界のいろんなお酒を飲んだり、世界のいろんな料理を食べたりできるのも日本のすばらしいところだと思うなあ。  都内南部の「三平」で、もつ焼きをつまみにビールとレガッタ(ウイスキーのウーロン茶割り)を楽しんで、自宅のある都内西部に戻って、「豊年屋」で、とろろせいろをつまみにビールと燗酒でお腹を満たした後、ちょっと強めのお酒が飲みたくなって、やってきたのは「ペルル」です。  そば... [続きを読む]

受信: 2014.10.26 23:46

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