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ここは渋谷の奇跡だね … 大衆立呑酒場「富士屋本店(ふじやほんてん)」(渋谷)

ハムキャ別


 横浜での花見を終えて、都内の自宅に帰るべく、東横線で渋谷へ。

 飲み、食い共に、もう十分な状態なんだけど、久しぶりの渋谷を、乗り換えだけで通過するのは、いかにももったいない。

 せっかくの機会なので、どこかで軽く飲んで帰ることにしましょう。

 軽く飲むには、立ち飲みが最適。渋谷で立ち飲みとなると、やっぱり「富士屋本店」かな。

 渋谷駅西口を出て、目の前の歩道橋で国道246号線を渡った先のビルの地下。駅からほんの2~3分ほどのこの場所に、創業47年の歴史を誇る大衆立呑酒場「富士屋本店」があるんですねえ。

 広い店内をぐるりと取り囲むロの字の立ち飲みカウンターには、立ち飲み客がぎっしり。50人ぐらいは入っているでしょうか。

 私もその一角に立ち、まずは大瓶ビール(サッポロ黒ラベル、450円)と、名物のハムキャ別(300円)を注文すると、あっという間にその両者が出てきました。

 以前は、注文してから作ってくれるハムキャ別だったのですが、人気がより高くなった今は、作り置きでスタンバイされていて、すぐに出してくれるんですね。

 ハムキャ別は、「別」という当て字になっているものの、ハムとキャベツのこと。

 楕円形のお皿にたっぷりと盛った千切りキャベツの上にマヨネーズをかけ、その上にハムをたっぷりと敷き詰めた簡単な料理です。

 これを、まるで海苔のりでごはんを巻くように、ハムでキャベツをぐるりと巻いて、シャクシャクといただくんですね。

 こんな渋谷駅のすぐ横で、このハムキャ別が300円で食べられるというのがうれしいなあ。

 なにしろ、大瓶ビールだって450円ですもんねえ。いつも『安いなあ』と思いながら飲んでいる「はまや食堂」の大瓶ビール(480円)よりも、さらに安い!

 ちなみに小瓶のビールは300円です。

 そう言えば、この店は、湯豆腐(200円)も美味しかったよなあ。これもいただきましょう。

 これは、湯豆腐というメニュー名ながら、その実態はスープ豆腐。出汁だしがとってもうまいのです。鶏肉ものっていて、鶏豆腐風でもある。これが200円で食べられるというのは、渋谷の奇跡だね。

 まあしかし、ハムキャ別や湯豆腐にとどまらず、この店は料理も飲みものも安いっ! 本マグロのぶつ切りだって350円だもんね。料理のほとんどは150~400円。500円を超えているのは、鮭かま焼き(550円)ぐらいでしょうか。

 1時間ほど立ち飲んで、キャッシュ・オン・デリバリーでの支払総額は950円。

 さあて。路線バスでウトウトしながら阿佐ヶ谷駅に向かうことにしようかな。どうもごちそうさま!

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地下への入口 / 湯どうふ / メニューの一部

店情報前回

《平成26(2014)年4月5日(土)の記録》

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