ここはボクのリビング … 「田中家(たなかや)」(荻窪)
白地に黒で「田中家」と書かれた大きな
食堂かな? と思いきや、これが立派な酒場なんです。
女将ひとりが切り盛りする、小料理屋風のこの酒場は、L字カウンター10席程度と小さいけれど、「ここはボクのリビング。ニュースは毎日ここで見ることにしている」という常連さんたちがいつも集まっていて、なんだか楽しい。
まずは大瓶ビール(キリンラガー530円)をもらって、のどを潤しながらメニューを確認する。
先客は4人。女将さんは奥の厨房で奮闘中。調理から接客まで、すべてひとりなので、何人かのお客から注文が入ると、すぐにてんてこ舞いの状態になるんですね。
ってことは、まずはあまり調理の必要がなさそうなアジの刺身(400円)を注文しておいて、あとはゆっくりとベーコンエッグ(180円)のできあがりを待つことにしましょうか。
ということで、アジ刺身とベーコンエッグの2品を注文すると、あにはからんや、先にベーコンエッグが登場。
先客のみなさんたちが注文していた、いろんな料理を作る合い間に、チャチャチャっとベーコンエッグも作ってくれたんですね。
ビールによく合う熱々つまみが先に出てきて、これはありがたい。
半熟の黄身を、ベーコンの角でプツンとつつき割って、とろける黄身をまぶしながらいただきます。
そのベーコンエッグを食べ終わり、ちょうど大瓶ビールも飲み終わるタイミングで、アジの刺身が出てきました。
注文を受けてから、1尾まるごとのアジを、刺身に引いてくれるんですね。これで400円は安いっ!
刻みネギを入れた
こうなると、やっぱり燗酒ですね。
メニューには「お酒一級」(300円)、「お酒並」(180円)という、二つの日本酒が並んでいますが、普通に「燗酒」と注文すると、「お酒一級」のほうを出してくれました。
ちなみに「お酒一級」は「菊正宗・上撰」、「お酒並」は「白鹿・佳撰」です。
久しぶりの「菊正宗」がおいしくて、あっという間にもう1本。つまみにはカボチャの煮付け(250円)を追加します。
ちびちびと
いやあ、ごぶさた。1年半ぐらい前に、呉でご一緒して以来です。
これはもう少し話していかねばと、燗酒(300円)をもう1本追加し、つまみには、あぶりゴボ天(330円)をいただきます。
ゆっくり、のんびりと3時間ほどの酒場浴。今日のお勘定は2,850円でした。どうもごちそうさま。
「せっかくなので、もう1軒!」
と、ミスタースリムさんとともに、南口仲通り商店街にある「煮込みや まる。」を目指したものの満席。さすが人気店ですねえ。残念ながら今夜はここで解散となりました。
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