シングルモルトに酔う … 居酒屋「ペルル」(鷺ノ宮)
その日の気分で気軽に、世界のいろんなお酒を飲んだり、世界のいろんな料理を食べたりできるのも日本のすばらしいところだと思うなあ。
都内南部の「三平」で、もつ焼きをつまみにビールとレガッタ(ウイスキーのウーロン茶割り)を楽しんで、自宅のある都内西部に戻って、「豊年屋」で、とろろせいろをつまみにビールと燗酒でお腹を満たした後、ちょっと強めのお酒が飲みたくなって、やってきたのは「ペルル」です。
そば処「豊年屋」から「ペルル」までは歩いてほんの2~3分。
実際のところ、強めのお酒が飲みたいと思ったから「ペルル」に来たのか、「豊年屋」を出た瞬間に足が勝手に「ペルル」に向いてしまったから、それにつられて強めのお酒が飲みたいと思ったのか、その順番は自分でも定かではありません。
いずれにしても「豊年屋」を出た瞬間に、心の中では次はもう「ペルル」に決まってたわけですね。
ここ「ペルル」では、何種類かのシングルモルト・ウイスキーを、1ショット500円で飲むことができます。
今日の1杯目は、『火山の力を借りて液体になった雷(かみなり)』と言われている、「タリスカー10年」をいただきます。
ッカァ~~ッ。強いっ。その強さがいいっ。
これぞタリスカーじゃのぉ。
2杯目に選んだのは「ボウモア12年」(500円)。
スコットランドは、アイラ島(Islay Island)で造られたシングルモルト・ウイスキーです。ピート(泥炭)の個性的な香りが、この島のウイスキーの大きな特徴です。
島には、ブナハーブン(Bunnahabhain)、カリラ
(Caol Ila)、アードベック
(Ardbeg)、ラガヴーリン
(Lagavulin)、ラフロイグ
(Laphroaig)、ボウモア
(Bowmore)、ブルイックラディ
(Bruichladdich)、キルホーマン
(Kilchoman)などの蒸溜所があり、それぞれ個性的なシングルモルト・ウイスキーを造っています。
ボウモア蒸溜所の創設は1779年と、このアイラ島でも最古の蒸溜所です。
創業店主であり、名物マスターでもあった古川実(ふるかわ・みのる)さんが亡くなってから、はや4年。
古川さんがよく座っていたカウンターの一番奥の席に座り、古川さんが存命中から店を手伝っていた山田さんと話ながら、古川さんがこよなく愛した赤ワインを飲んでいると、今でもマスターが近くにいるような感じがします。
閉店時刻の午後11時半までの酒場浴。今日のお勘定は1,000円でした。
シングルモルト・スコッチウイスキーを2杯(+おすそ分けの赤ワインを1杯)いただいて、この値段というのがうれしいではありませんか。どうもごちそうさま。
居酒屋「ペルル」 / おすそ分けでいただいた赤ワイン / ボウモア12年
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