天玉そばを食べて呉へ … おでん「魚菜や(ぎょさいや)」(呉)
赤羽の「いこい支店」をあとに、京浜東北線で東京駅に出て、予定の新幹線までの待ち時間を利用して向かったのは、新幹線18・19番ホームの14号車付近にある「グル麺(ぐるめん)東京」(06:45~20:30、無休)です。
ここは、おそらく東京駅構内で唯一の立ち食いそば屋だろうと思います。
ブラジルにはない、大好物の「天玉そば」が食べたくてこの店にやって来たわけですが、自動券売機には「天玉そば」の文字はありません。
「野菜かき揚そば」(500円)と「生玉子」(60円)を購入することで天玉そばになるんですね。
今日は「野菜かき揚そば」は販売なし。その代わりに、舞茸、玉ねぎ、にんじんを具材とした「季節かき揚そば」(480円)というのがあるので、それと生玉子を選びます。
以前、「やみつきの天玉そば、その理由(わけ)は!?」というコラムにも書いたとおり、天玉そばは、甘さ、脂、旨みという『コクの3要素』がそろった食品。いくら食べても、けっして食べ飽きることはない料理なのです。
生玉子の黄身をからめながらすすり込むそばの、なんと美味しいことよ!
そして、ここ18番ホームから出る「のぞみ115号」で爆睡しながら広島へ。この新幹線は広島行きなので、どれだけ爆睡していても、乗り越す心配はありません。
広島から呉線に乗り換えて、午後8時には呉に到着。
ホテルにチェックインして、すぐに出かけたのは、おでんとおばんざいの店、「魚菜や」です。
この店は午後4時から9時半までの営業なので、あと1時間ほどで閉店。今日はほんのごあいさつ程度ですね。
音戸(おんど)の地酒「華鳩(はなはと)」を燗でもらうと、今日のお通しはポテトサラダです。
「魚菜や」の今日のメニューは、お刺身が地ダコ、〆さば、盛合せ。
天ぷらが小いわし、地ダコ、れんこん、まいたけ。
大皿料理を中心としたおばんざいが、グラタンコロッケ、さわらの西京漬、すき焼き風、ひらめのあら煮、ぎんなん、すがき、カキフライ、きんぴら、ポテトサラダ、カブの酢もの、じゃこ天(蒲刈)。
そしておでんが、牛すじ、がんす、ロールキャベツ、大根、玉子、こんぶ、厚あげ、こんにゃく、ぎんなん、はんぺん、糸こんです。
ここのおでんは、濃口醤油、砂糖、みりんで味つけた関東風のものと、薄口醤油の関西風のものが選べます。
その関東風のほうのおでんから、がんすと厚揚げを選択。
がんすというのは、魚のすり身に、細かく刻んだ玉ネギと唐辛子を練り込んで、パン粉をつけて揚げた、呉発祥の広島名物です。
続いては仁方(にがた)の「宝剣(ほうけん)」を冷酒でもらい、これまた関東風のおでんから、牛スジと玉子を取ってもらって合わせます。
さあ、今日から2週間ほどの呉滞在。久しぶりに呉酒場を楽しまなくっちゃ!
「グル麺」東京 / 「魚菜や」お品書き / 「華鳩」燗酒とお通し
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