博多と言えばこのお店 … 戦国焼鳥「家康(いえやす)14号店」(博多)
博多に来たら、必ず立ち寄りたいのが戦国焼鳥「家康」です。
いや、けっして、びっくりするほどの名店と言うわけではないと思うんです。(失礼!)
博多近辺に点在しているチェーン店だし、飛び抜けてうまいというわけでもないと思う。(ますます失礼!)
でも、この店こそが我が呑兵衛道の出発点。青春の日々に、大いに飲み、大いに議論を交わした懐かしの店なのです。
(当時、実際に行っていたのは箱崎店で、現在の20号店よりは、もっと踏切に近いところにありました。)
そんなわけで、私の中では、博多と「家康」とは、切っても切り離せない存在なのです。
今は昔のように、「いらっしゃいませぇ~っ!」という言葉と一緒に、ドォ~ン、ドンと打ち鳴らされる太鼓はないんですね。
この太鼓が特徴的だったので、「家康」のことは仲間内では「ドンドン」と呼んでたほどです。
もうひとつの特徴は、店に入るとすぐに出されるキャベツのざく切り。これは無料でおかわり自由なんです。
このキャベツに、レモン風の酸っぱいタレがかかっていて、キャベツもこのタレをつけながら食べるし、塩焼きの焼き鳥も、このタレをつけながらいただきます。
お金がない学生時代は、焼き鳥はほんのちょっとしか頼まずに、もっぱらキャベツをつまみに焼酎を飲んでました。
そのちょっとしか頼まない焼き鳥も、たいていの場合、いちばん安いキモとハツがほとんどで、ときどき豚バラ。
当時(30数年前)はキモ、ハツがそれぞれ30円、豚バラが40円ぐらいだったなあ。
じゃあ今は、と見ると、キモ、ハツがそれぞれ70円、豚バラは80円と、さすがに倍以上になっていますが、それでも安いですよね。
今は、好きな焼き鳥を好きなだけ食べられるのが、とてもうれしい。
タイムマシンで昔に戻って、当時の自分に食べさせてやりたいぐらいだ。
そして博多ならではの炭火で焼いたトン足(250円)で、黒ヂョカで出してくれる芋焼酎の湯割りを飲む。これも昔から変わりませんねえ。
大満足の博多の夜となりました。
タレとキャベツ(サービス) / ハツ(70円) / 砂ずり(80円)、キモ(70円)
豚バラ(80円) / 貝柱(210円)、こんにゃく、肉だんご(130円) / プチトマト
骨付肉(カルビー、390円) / トン足(250円) / 芋焼酎湯割り
(次回)21.08.14 芋焼酎の湯割りで豚足 … 戦国焼鳥「家康(いえやす)」(博多)
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