クリスマスイブに湯麺 … ラーメン「GOMA(ごま)」(沼袋)
「ごちそうさん」とあいさつをして「石松」を出ると、狭い通りの反対側にある「パニパニ」から、同じように「ごちそうさん」と出てきたのは、なんとBUSHさんではありませんか!
こんな偶然が起こるんですね。なんてすばらしい神様からのクリスマス・プレゼントでしょう。
「やあ、お久しぶりです。お元気でしたか」
とごあいさつをしながら、早稲田通りに出るまでのホンの30秒ほどの間に、「GOMA」に向かうことが決定。目の前に停まっていたタクシーで、ビュンと沼袋に向かいます。
ここは、「キング・オブ・飲んだあとラーメン」との呼び名で知られる、湯麺(とんみん、480円)が名物。透明感のあるスープに麺。具材は少量の刻んだ白ネギという、とてもシンプルなラーメンです。
「うどん」や「そば」も、高じると「素(す)うどん」や「生醤油うどん」、「もりそば」、「かけそば」といった、麺だけが、あるいは麺とツユだけが楽しめるものに行きつくなんて話も聞きます。
ここの湯麺はそれと同じ。いわば「かけラーメン」、「素ラーメン」みたいなものなんです。
どうしても普通のラーメンと同じような具があったほうがいい、という人のために、「セット」(200円)というチャーシュー、メンマ、青菜のセットも用意されています。(←このセット、つまみにもなります!)
しかしながら、この店に来て、いきなり湯麺を食べたことはない。
なにしろ「キング・オブ・飲んだあとラーメン」なので、この店でも、まずは飲まなきゃ!
まずは紹興酒(180ml瓶、500円)をロックでもらって乾杯し、つまみは馬刺とミックスピザ。このつまみ、どちらもメニューにはありません。
ここのメニューは、1番の「湯麺 480」から始まって、18番の「コーラ、ジュース 300」までの18種類。(それとは別に裏側に各種の麺類が5品ほど並んでいます。)
そして、その9番のところがブランクになっているのが大きな特徴。日替わりのメニューが、その9番になるのです。
「今日の9番はなに?」と店主に確認すると、「今日は馬刺があります。ミックスピザもできますよ」と教えてくれるのでした。
飲みものも同じです。
メニューには紹興酒とビール(500円)ぐらいしかありませんが、棚には焼酎の瓶も並んでいたりする。これらもいただくことができます。
『いろいろと店主に相談しながら楽しむ』
これが、この店の楽しみ方の大きなポイントです。
メニューの右下に、『3、13、23日は店主の食べ歩きの日』と書かれているとおり、ここの店主の趣味は「食べ歩き」。そうして食べ歩いた成果を、9番のメニューとして提供してくれるのです。
だいたい、定休日を決まった曜日にしないで、3、13、23日としたことにだって、店主のこだわりがある。
「定休日を曜日で決めると、同じ曜日が定休日の店には、食べ歩きに行くことができないでしょう? 3、13、23日にしておけば、それぞれ曜日が違うので、行きたい店に行くことができる」
たしかに! この店とまったく同じ定休日(毎月3、13、23日)の店以外ならば大丈夫だ。
最後はお約束の湯麺を完食・完飲して〆。店を出たのは、クリスマスイブが終わるころでした。
遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました。またご一緒できることを楽しみにしています!>BUSHさん
ラーメン「GOMA」 / メニュー(表) / メニュー(裏)
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