ゆうこりんのとなりで … 立呑処「勘蔵(かんぞう)」(蓮沼)
「もしかすると、あなたが『ゆうこりん』サワーの、ゆうこりんですか?」
「はい。そうなんです(笑)」
なんとまあ。この店に来ること3度めにして、初めてご本人にお会いできました。
それはぜひ『ゆうこりん』を飲まなければ。
「すみません、『ゆうこりん』を1杯お願いします」
『ゆうこりん』というのは、シークヮーサー・レモンサワー(300円)のこと。
もともとシークヮーサーサワー(300円)とレモンサワー(300円)というメニューがあったものを、大常連さんである、ゆうこりん(=今、私のとなりで立ち飲んでる人)が、「両方とも入れて!」と注文してできたのが、『ゆうこりん』ことシークヮーサー・レモンサワーなのです。
以前はメニューには載っていない「裏メニュー」という存在だったのですが、平成26(2014)年4月の消費税アップに伴うメニューの書き換えで、「シークレモンサワー」という、堂々の「表メニュー」となりました。
その『ゆうこりん』をもらって、本物のゆうこりんと乾杯です。
今日は「ホッピー仙人」のミニ忘年会の二次会として、ここ「勘蔵」にやってきました。
この店もまた、平成24(2012)年5月12日(土)に放送された「出没!アド街ック天国」で、
『店内は地元の方で大盛況。人気の秘密はメニューの価格にあります。1品200円に始まり最安値はなんとワンコインの50円。「ゆでたまご」1個に「チーズ(2切れ)」、「ガーリックトースト」1枚の3品を頼んでも150円です』
と紹介された、激安の立ち飲み屋。それを、やはり酒場アンテナが高いチャコちゃんが見ていたのがきっかけで、来るようになったのでした。
平成18(2006)年6月創業のこの店が、いつも多くの常連さんたちでにぎわっているのは、けっして安いからというだけではありません。
カウンターの中で、文字どおり一所懸命(いっしょけんめい)働いている店主・関さんの人がらによるところが大きいんだろうなあ。
関さんは、とにかくサービス精神にあふれている。「値段が安い」というのも、そのサービス精神の一部分なんだろうと思います。
その一所懸命なサービス精神が客にも伝搬し、こんなにも多くの常連さんたちに愛されるお店になってるんでしょうね。
その関さんと、片や野毛が誇る人気店、「ホッピー仙人」の店主・熊切さん(=仙人)が、カウンター越しに向かい合って立ってるというのも、おもしろい構図だ。
10人数人しか入れない店の一角を、我われ8人が占拠し続けていると、他の常連さんたちが入れない。さっくりと45分ぐらいで飲み終えて、お勘定は一人当たり550円ほどでした。
(実は1軒目の「倉形屋酒店」で、ひとり1,450円ずつぐらいだったところを、お釣りがめんどくさいので、ひとり2千円ずつの会費としたのです。ここ「勘蔵」はそのお釣り分だけ、つまり一人当たり550円ずつで足りたのでした。)
大人気でなかなか入れないんだけれど、また来なきゃね。どうもごちそうさま!
「勘蔵」 / ジャワティーハイ(300円)、チーズと韓国海苔(各100円) / ツナスパサラダ(150円)
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