宴会のあと、ひとりで … バー「アンカー(ANCHOR)」(呉)
仕事関係の懇親会のあと、ひとりでバー「アンカー」にやってきた。
同じ仕事関係の宴会でも、たとえば昨夜のように、「ブラジル関係者が集まって飲もう!」といったような有志の集いは楽しいのだが、偉い人(=役職の高い人)たちがずらりとそろうような場は苦手だ。
けっこういい店(=客単価が高い店)で、いい料理が出て、いいお酒が出るんだけれど、気を使うことのほうが多くて、純粋に料理やお酒を楽しむことができないからだ。
もともと人見知りな性格なので、知らない人が多い場は、緊張してしまって楽しめない。
だから、そういう飲み会が終わると、がっくりと疲れてしまうのだ。
まるで今の今まで、ずっと仕事が続いていたような感じ。
『さあて、これからひと飲みして帰るとするか!』
そんな思いで、バー「アンカー」の扉を開けたのだった。
「いらっしゃいませ」
オーナー・バーテンダーの森貞さんの笑顔に、早くも癒(いや)されながら席につき、まずは『ウイスキー部門』(500円)をストレートでもらう。
『ウイスキー部門』は、森貞さんが決めた特定のウイスキーを、おひとり様1ショット限り、500円で提供してくれるという、「アンカー」のサービス・ドリンクだ。
ボトルが空くと、次のウイスキーが、新しい『ウイスキー部門』になる。
この『ウイスキー部門』を飲み続けていると、日ごろ、自分では飲まないウイスキーをいろいろと飲んでみることができるのがいいのだ。
今日の『ウイスキー部門』は、「グレン・ドロナック(Glen Dronach)12年」。ハイランドで造られた、シングルモルトのスコッチウイスキーだ。通常の販売価格は1ショットが900円。それがほぼ半額(500円)で飲めるのがうれしい。
バー「アンカー」に来ると、まずこの『ウイスキー部門』から始めて、2杯めに、季節のフルーツ・カクテルをもらうのが常(つね)。
今日のおすすめのフルーツ・カクテルは「金柑(きんかん)ジントニック」(1,000円)とのこと。さっそくそれを作ってもらう。
1時間半ほどくつろいで、今日のお勘定は、チャージ(チャーム付き、500円)も含めて2,000円だった。どうもごちそうさま。
グレン・ドロナック12年 / チャーム(お通し) / 金柑ジントニック
・店情報 (前回 / 同じ日の「MUITO BRASIL」)
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