色で注文するカクテル … カクテルラウンジ「日登美(ひとみ)」(新井薬師前)
1軒めでお腹がふくらんだら、2軒めは、ちょっと強めのお酒を飲むためにバーに向かう。
「竹よし」のある西武新宿線・
その新井薬師前駅から徒歩15分ほど。
まるで
ここ「日登美」は、スナックを居抜きで使っているようで、明かりは灯っていないものの、店上部には、今でも「スナック日登美」という看板が掲げられている。
歩道上に置かれた電灯看板には「カクテルラウンジ ひとみ」と書いてあるので、このバーの正式名称は、ひらがなで「ひとみ」なんだろうと思う。
昭和53(1978)年4月の創業。私にとって、『カクテルの原点』とも言える酒場が、ここ「日登美」なのである。
午後8時半の店内には先客はおらず、カウンター席のまん中あたりにゆっくりと座る。
「日登美」の店内はカウンター席のみ、10席ほどと狭い。午後8時に開店し、日付けが変わるころからにぎわってくるのである。
まずはダイキリ(800円)を作ってもらって飲み始めると、本日2人めのお客として、若いおねえさんが入ってきた。ここは女性のひとり客も多いのだ。
そのおねさんは「赤いカクテル」を注文。出されたのはジャックローズ(800円)だ。
この店は、基本的にショートカクテルは800円、ロングカクテルは900円、チャージやチャームはないので、自分が飲んだ分だけがお勘定になる。実に明朗会計である。
このおねえさん、ものすごくお酒に強いのか、出されたジャックローズをクイッと一気に飲み干した! す、すごぉ~いっ!
「次は
と注文すると、ウイスキーに青いリキュールを混ぜたショートカクテルが出された。
なるほどなあ。色で攻めますか。
「それじゃ、私はスティンガーを、ブルーミントで作ってください」
私も色攻めに便乗である。
本来のスティンガーは、ブランデーとホワイトミントを混ぜて作る。このホワイトミントを、ブルーミントに変えてもらったのだ。
これもまた、緑色が美しいカクテルができあがる。
ショートカクテル2杯で1時間ほど。今日のお勘定は1,600円だった。どうもごちそうさま!
カクテルラウンジ「ひとみ」 / ダイキリ / デビル(グリーン・スティンガー)
| 固定リンク | 0
コメント