たっぷりとマーボ豆腐 … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)
呑兵衛につきものの酒の肴(さかな)といえば、豆腐。
そのまま冷やっこで食べるもよし、ゆで冷ましたニラをのせてニラ豆腐にするもよし。寒い季節であれば湯豆腐やタラ豆腐なんてのも最高のつまみだ。
ここ「川名」には湯豆腐というメニューはないんだけれど、そのかわりにマーボ豆腐(519円)がある。
ひとり用の土鍋にたっぷりと出されるマーボ豆腐は、「普通の麻婆豆腐」(?)を想像してはいけない。
かたくり粉でトロリとした仕上がりになっているんだけど、辛さはない。とてもまろやかで食べやすい味つけだ。
具材は豆腐のほかに、ネギ、ニラ、ひき肉、さらには薄くスライスした生椎茸も入っていて、これがおいしいっ。椎茸の軸の部分の食感がいいんだよなあ。
「量が多すぎて、すみませんねえ(笑)」
と店主・川名茂さんが笑うぐらい、その量は多い。
年配の常連さんの中には、来るとまっ先にこのマーボ豆腐を注文して、この店で飲んでる間ずっと、そのマーボ豆腐をちびりちびりとつつきながら過ごす人もいる。つまみはこれ一品で十分なのである。
「けっこうボリュームがあるのに、帰るころには腹にたまっていない。カロリーも低くていいんだよ、これは」
と言いながら、おいしそうに食べてたよなあ。最近、お会いしていないけど、お元気なんだろうか。
今日は、ひとりカウンター席の一角に座り、生グレープフルーツサワー(411円)をもらって、まずカツオのたたき(432円)からスタートすると、店主がマンゴーとパイナップルをサービスで出してくれた。
そのカツオのたたきを完食し、生グレープフルーツサワー(411円)をおかわりしたところで、やおらマーボ豆腐(519円)をもらったのであった。
2時間ほどの酒場浴。今日のお勘定は1,881円でした。どうもごちそうさま!
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