ゆでて冷ました豚レバ … やきとん「たつや」(沼袋)
1年半近くブラジルに行っている間に、厚生労働省の「食品、添加物等の規格基準」の一部が変更になり、2015年6月12日から、これまでの「牛の肝臓」に加えて、「豚の食肉(内臓も含む)」の生食が禁じられた。
もつ焼き屋などのように、「豚の食肉」を調理したものを客に提供する場合には、「豚の食肉」の中心部の温度が63℃になるようにして、30分以上加熱するか、あるいはそれと同等以上の殺菌効果を有する方法(たとえば中心部の温度が75℃になるようにして、1分以上加熱するなどの方法)で加熱殺菌してから提供しなければならなくなった。
もともと、もつ焼き屋の豚の内臓は、レバ以外は下ゆでしたものを使っているので、大きな問題が発生するのはレバだけと言っていい。
ここ「沼袋たつや」でも、かつての人気商品であるレバ刺しはメニューから姿を消し、代わりに「ゆでて冷ました豚レバ」が出されるようになった。
中まで均質に火が通った豚レバは、プリッと弾力感が残るレバーペーストのよう。
「醤油もいいですけど、胡麻塩がよく合いますよ」
と教えてくれるのは、店主の「たっつん」こと藤井龍成(ふじい・たつなり)さん。
おすすめに従って、小皿に胡麻油と塩を用意して食べてみる。
おぉ~っ。なるほど。これはいいねえ。
レバ刺しもいいけど、これはこれで新境地かもね。
ガツ、レバ、コブクロのそれぞれをゆで冷ました「冷製盛り合わせ」(500円)と「のりチーズ」(250円)をつまみに、クエン酸サワー(380円)とナカ(焼酎、250円)ひとつ。
席料100円と消費税(外税)が付いて、今宵のお勘定は1,590円でした。どうもごちそうさま。
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