土曜の昼の行列に並ぶ … もつ焼き「宇ち多゛(うちだ)」(京成立石)
土曜日の今日、酒都・立石には昼ちょっと前、11時20分に到着した。
「今日は、どれくらい行列が伸びてるのかなあ?」
そんなことを考えながら改札口正面右手の階段を下りて、右にユーターン。左手に立ち食いの「栄寿司」がある角を左折すると、「宇ち多゛」の行列が見えてくる。
おぉ~っ。これはすごいことになっている。
「宇ち多゛」の裏口前から始まった行列が、突き当りの共同トイレのところで折り返して、また裏口前まで戻ってきてる。人数にして40人ほどの行列だろうか。
「宇ち多゛」の席数が約40席なので、それとほぼ同じだ!
だからと言って、「まず他の店に行ってから、空いた頃にまた来よう」ということは決してできないのが「宇ち多゛」なのだ。
この店は『他の店で飲んできた人は入店禁止』というルールがあって、それが厳格に守られている。たとえ大常連さんであっても、酔っ払ってこの店に入ることはできない。
11時半を回ったころに行列の進みがよくなってきた。
朝10時の開店と同時に「宇ち多゛」に入った人たちがお勘定をして出ていくタイミングになったようだ。スルスルと、おもしろいように行列が進んでいく。
ところがっ!
私の前にあと8人ぐらいになったところで、行列の動きがピタリと止まった。
どうやらお客が1回転し終わって、いま店内にいるのは、さっきまで行列の中にいた人たちばかりになったようだ。
そして自分の後ろにも、私が並び始めたときほどではないものの、ちょうど共同トイレ前あたりまで、15人ぐらいの行列ができている。
ピタリと止まった行列だけど、それでも一人、また一人とちょっとずつ列は進んでいく。
「宇ち多゛」の客は、短い人で30分ほど、長っちりでも1時間半もいる人は少ないので、回転が速いのだ。
私も正午過ぎには、「ニの字」のカウンターの最奥部に座ることができた。
大瓶ビール(キリンラガー、600円)とタン生(200円)をもらって飲み始め、まだアブラ(2本200円)が残っているようなので、タレで焼いてもらう。
「宇ち多゛」のもつ焼きは、どんどん売り切れていって、最後にアブラ、ガツ、レバ、シロの4種類が残っていることが多い。
そしてこの4種類も、書いている順に次々に売り切れていって、最後の最後には「シロしかないけどいい?」という状態になるのである。
アブラも、私のあと何人かが注文したところで売り切れた。
ビールのあとは焼酎の梅割り(200円)をもらい、なぜか残っていたハツ(2本200円)ももらう。
ときどきこういうネタが残っているのも「宇ち多゛」のおもしろいところ。
開店直後に入った客以外は、先ほどの4種類しか残っていないと思い込んでいるから、その4種類しか注文しないことが多い。
そうすると、このハツのように、『まだ残っているのに、だれも注文しない』という現象が起こるのである。
さらに焼酎をおかわりして、ダイコン(ぬか漬け、200円)を『ショウガのっけてお酢』のオプション付きで出してもらう。(キュウリはすでに売り切れでした。)
最後に焼酎を半分(100円)だけもらって、2時間ほどの酒場浴(「超」がつくほど長っちりだ!)。
今日のお勘定は1,900円でした。ごちそうさま。
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