常連さんに人気の品は … やきとん「豪(GO)」(中野)
「この店は豚モツの刺身が美味しくて、いろんなメディアで紹介されていたんですよ」
そう教えてくれるのは料理研究家の伊野由布子(いの・ゆうこ)さん。
2015年6月12日から、これまでの「牛の肝臓」に加えて、「豚の食肉(内臓も含む)」の生食が禁止された。
とは言うものの、豚の内臓のうち、もともと本当に生で出されていたのはレバ(肝臓)とチレ(脾臓)ぐらい。
他の部位は、刺身として提供されるものであっても、あらかじめ下ゆで処理をしているので、実際には生ではない。
今日も、そんな下ゆでをしたモツ刺身のひとつ、
チュルンととろけるようなやわらかさの上白刺がすばらしい。
合わせて注文したハラミポンズ(420円)もプリッとした食感がいい。
今ではもう食べることができないが、食べログには、上のような豚ホルモン刺盛(当時450円)の画像が紹介されている。これらが食べられていた時代にも来てみたかったなあ。
この刺身が好きだった常連さんたちは困ってるんだろうなあ、と思って店主に聞いてみると、
「常連さんたちはポテチーズ(300円)や厚揚串(120円)を食べてますよ(笑)」
と冗談っぽく話してくれた。
「じゃ、我われにもそのポテチーズと厚揚串をください」
好奇心から注文してみると、この2品が予想外にすごい!
ポテチーズは、ポテトチップスにチーズをトッピングして加熱し、ケチャップとコショーをかけたもの。つまみ始めると止まらない。
厚揚げ串は、1センチ幅ぐらいにスライスした厚揚げ1個分を、そのまま串に刺して焼き上げたもの。出されるときは、ちゃんと1個の厚揚げの形をしている。おろしショウガと刻みネギが添えられているので、醤油をサッとかけて熱々をいただくのである。
となりの人たちが食べていた、冬だけの「おでん」(各120円)もおいしそうだったなあ。
お勘定は二人で2,500円ほどでした。ごちそうさま。
・店情報
1995年(ブログは2004年)より続く、掲載酒場数延べ約4000軒の飲み歩きサイト『居酒屋礼賛』が、ついに電子書籍となって登場!
第一弾となる「立石編」(162円)では、居酒屋の聖地・立石で行くべきディープなお店を10軒厳選しました。
立石駅に降り立ったら、この1冊(スマホ)片手に、千ベロのハシゴに挑戦!
行きたいお店が決まったら、MAPリンクをポチッ。
巻末には、立石エリアをまとめた便利なMAPもついているので、効率よくハシゴ酒を愉しめます!
| 固定リンク | 0
コメント