日本の味、月見つくね … やきとん「秋元屋(あきもとや)」(野方)
ホワイトボードに手書きされているメニューの中から、月見つくね(250円)を注文すると、つくねのタレ焼き(単品だと180円)と、それとは別の小鉢で、卵の黄身が出された。
その黄身が、とても大きくて美しい!
『う~む。この黄身、どうしよう??』
小鉢の中で黄身を溶いて、つくねのほうをそれにつけながら食べるか、小鉢の黄身を、つくねの皿にツルンと移して、お皿の上でつくねにまぶしながら食べるか。
少し考えてから、後者を選択。黄身をお皿に移して、つくねにからめることにした。
ん~~っ。うまいっ。
タレと黄身との相性が抜群だ!
考えてみれば、タレにしても、生卵の黄身にしても、ブラジルでは食べなかったよなあ。鶏のつくねもそうだ。
日本にいると、なんでもなく食べることができる月見つくねもまた、日本の味なんだなあ。改めてそんなことを思った夜となった。
ここ「秋元屋」は間もなく創業12年を迎える。
現在、店長として本店を任されているのは松ちゃん。この店で働き始めてもう7~8年くらいになる。つまり店の歴史の半分以上を実体験しているということだ。
この日、カウンターの中で、サブとして松ちゃんをサポートしているのは、「しらすのラーメン日記」でおなじみの、しらすさんこと、斉藤光輝さんだ。
「私もこの店に来て、もうちょっとで6年になりますよ」と、しらすさん。
お二人ともすっかりベテランの域に達していて、とても安定感がある。
そんな「秋元屋」本店のカウンターの一角に座り、黒ホッピー(400円)をもらって、まずはカシラ、シロ、レバを、それぞれ1本ずつ(各120円)、味噌(みそ)焼きで注文すると、店長の松ちゃんがていねいに焼き上げてくれた。
ナカ(ホッピーの焼酎おかわり、270円)をもらって、つまみはガツ酢(250円)と煮豆腐(200円)。
煮豆腐は、もつ煮込みの鍋の中で、もつと一緒にじっくりと煮込んだ豆腐のこと。実に呑兵衛好みするつまみなのだ。
さらにナカをもらって、冒頭でご紹介した月見つくね(250円)を注文したのだった。
黒ホッピー3杯(ソト1、ナカ3)で2時間ほどの酒場浴。お勘定は2,100円なり。どうもごちそうさま。
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