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この量でちょっと盛り … やきとり「錦山(きんざん)」(中井)

お刺身ちょっと盛


 金曜午後8時前の「錦山」は、ほぼ満席。

 かろうじて空いていた、カウンターの1席に座らせてもらうと、これできっちりと満席になった。

 私のすぐ後にやってきた一人客は、「ごめんなさい。満席なんです。本当にごめんなさい」と断られていた。

 まずは大瓶ビール(キリンクラシックラガー570円)をもらうと、すぐに出されるお通し(たぶん200円)は、ほうれん草のおひたしだ。

 料理の1品めはもう決まってる。「お刺身ちょっと盛」(700円)だ。1軒めとしてこの店に来たら、絶対に注文しようと心に決めていた一品なのだ。

 今日のお刺身ちょっと盛は、まぐろ、ネギトロ、カンパチ、タイ、エビ、タコの7種。ネギトロは海苔に巻かれて2個。1個にはイクラが、もう1個にはカニのほぐし身がトッピングされていて、見た目も豪華なり!

 これで700円は安すぎる。

 刺身に合わせて、今日の地酒(4種ほどがすべて360円)の中から、青森の「田酒でんしゅ」をもらったら、この1合で、ちょうど「田酒」がなくなって、短冊メニューが外された。

 店内はずっと満席状態が続いている。

 ひとり客は、私以外にはいなくて、何人かのグループが出ると、また何人かのグループが入ってきて、カウンターもテーブルも、数席でも空いている時間は本当に短い。

 こんなにもにぎわう店内を、店主夫妻が二人で切り盛りしてるんだからすごいよなあ。

 普通に一人で飲みに来たら、「飲みもの」も「食べもの」も、これでもう十分な分量(ちなみにこの時点でお勘定すると1,830円)なんだけど、せっかく最後の1席に座れたんだから、今夜はもうちょっと飲んでいこう。

 日替りの「おすすめメニュー」に並んでいるのは、「冬珍味三品(あんきも、白子、カキ)」(520円)、「穴子の白焼」(480円)、「鶏モツ豆腐煮」(480円)、「カキレタス炒め」(420円)、「小いか豆腐煮」(420円)、「ふろふき大根」(380円)、「小えび唐揚」(380円)などなど。

 その中から、穴子の白焼と、小えびの唐揚を選んで、飲みものは佐賀の「東鶴あずまづる(うすにごり)」(360円)をもらう。

 この店も、なにをもらってもハズレがないなあ。

 そうそう。『この店の看板や暖簾のれんには、「やきとり」と書かれているのに、ずらりと並ぶメニューには「やきとり」がないよなあ』と思っていたら、カウンター上に置かれた、「ペン立て」の中に、やきとりを注文するための注文票があることを発見。

 値段は書かれていないけれど、ものとしては、正肉、ねぎま、タン、ハツ、カシラ、ナンコツ、シロモツ、レバー、砂肝、つくねの10種類があって、それぞれ塩・タレが選べるようだ。

 ゆっくりと2時間弱の酒場浴。お勘定は3,050円だった。どうもごちそうさま!

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電灯看板 / のれん / お通しと大瓶ビール

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本日のおすすめ / 田酒 / やきとりの注文票

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穴子の白焼 / 小えび唐揚 / 東鶴(うすにごり)

店情報前回

《平成28(2016)年2月12日(金)の記録》

 1995年(ブログは2004年)より続く、掲載酒場数延べ約4000軒の飲み歩きサイト『居酒屋礼賛』が、ついに電子書籍となって登場!
 第一弾となる「立石編」(162円)では、居酒屋の聖地・立石で行くべきディープなお店を10軒厳選しました。

 立石駅に降り立ったら、この1冊(スマホ)片手に、千ベロのハシゴに挑戦!
 行きたいお店が決まったら、MAPリンクをポチッ。
 巻末には、立石エリアをまとめた便利なMAPもついているので、効率よくハシゴ酒を愉しめます!

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 今夜の「貝ざんまい」は、赤貝、ツブ貝、トリ貝、姫サザエという貝刺しの盛り合わせ。これが820円というんだから、ありがたいではありませんか。  夏は貝がうまいよねえ。  「貝ざんまい」の前にいただいた、「お刺身ちょっと盛」も、マグロ、ネギトロ、エビ、タイ、イワシ、タコの6種盛り(ということになってるんだけど、実際にはカンパチも入って7種盛り)で700円だ。  ふらりとやって来ても入れないほどの人気... [続きを読む]

受信: 2016.07.08 08:42

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