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店全体が和気あいあい … 「丸千葉(まるちば)」(南千住)

レッドアイを作る


『いつも大人気で、予約なしには入ることがむずかしい』

 と言われている「丸千葉」に、6人で予約をしてやってきた。

 開店時刻の午後2時に向けて、その15分ほど前に店の前までやってくると、まだのれんも出ていない店の前にはポツリポツリと行列ができ始めている。

 我われもその行列の中に並んで待っていると、午後2時になると同時に、のれんが出され、

「まずご予約のお客さんから入ってください」

 と声がかかる。

 我われと、さらにもう2組ほどの予約グループが行列から抜け出して、先に店内へと入れてもらう。

 予約している名前を告げると、「こちらにどうぞ」と、あらかじめ確保されている席に通される。

 6人の我われは、二つある6人テーブルのひとつに通される。2~3人で予約している人は、それぞれカウンターに確保されている予約席に案内されている。

 「お待たせしました」と外で待っている行列に声がかかり、店内にドドドッとお客さんたちが入ってくると、あっという間に満員打ち止めとなった。すごいっ!

 惜しくも入れなかった常連さんらしき中年カップルの女性は、

「残念だわ。また来るわね」

 と、本当に残念そうな顔をしながら帰っていった。

 「宇ち多゛」の場合は、1巡めで入れなくても、そのまま外の行列に並んで待つのだが、ここ「丸千葉」は、開店後に外に行列を作って待つという習慣はない(というか、むしろ外に行列を作って並んではいけない)みたいだ。

 まずは大瓶ビール(600円)で乾杯すると、つまみは、それぞれ名物らしきシメサバ(600円)やポテトサラダ(450円)などを、この店に何度も通っていて、今日の幹事でもあるO庭さんたちがサラサラっと注文してくれた。

 この店の人気の理由はいろいろとあると思うが、なんといってもその第一は、接客を担当している「やっちゃん」(男性)の存在だろう。

 やっちゃんは、こんなにも忙しそうな中で、お客みんなのことをよく見ていて、気軽にどんどん声をかけてくれる。初回から、まるで常連さんになったような気分にさせてくれるのだ。

 やっちゃんがかもし出してくれる求心力で、店全体が和気あいあいとひとまとまりになる。ほんわかとしたこの雰囲気がすばらしい。

 こういう店で、ゆっくりとくつろぐことが、まさに『酒場浴』なんだよなあ。

 鍋ものの締めに雑炊を注文すると、やっちゃんが(まわりに目を配りながらも)つきっきりで雑炊を作り上げてくれた。

 こうやって雑炊を作ってくれるのは、「O庭さんが常連だから特別」というわけではなくて、この店では普通のことらしい。それがまたすごいよね。

 あまりの居心地の良さに、3時間もの長っちりをしてしまった。

 気持ちよく過ごすことができると、料理やお酒まで、よりおいしく感じるよね。

 お勘定は6人で2万円(一人当たり3,333円)ほど。

 ああ楽しかった。どうもごちそうさま!

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開店前の「丸千葉」 / しめさば(600円) / ポテトサラダ(450円)

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カキフライ(600円) / あぶりとろ(500円) / オムレツ(650円)

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ゴボー天ぷら(450円) / 金宮ボトル(2,100円)でトマト割り / あんきも

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湯どうふ(800円)2人前 / できあがり / 鍋用の豆腐と白子を追加注文

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白子鍋できあがり / 雑炊を作ってくれるやっちゃん / 雑炊

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ソースやきそば(500円) / とりからあげ(600円) / 営業中の「丸千葉」

店情報

《平成28(2016)年2月6日(土)の記録》

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 あんこう鍋が食べたくて、祝さんに予約してもらって、南千住の「丸千葉」にやってきた。  今日のメンバーはjirocho親分、熊ちゃん、かぶきさん、祝さん、そして私の5人である。  熊ちゃんは、かつてはここの大常連さんとして数年間通い詰めたそうだ。職場が変わって、なかなかここまで来ることができなくなり、今日は1年半ぶりぐらいの来店らしい。  それでも熊ちゃんが店に入ってくると同時に、カウンター席の常... [続きを読む]

受信: 2016.12.15 22:00

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