東京駅に出店して63年 … 酒房「日本盛(にほんさかり)」(東京)
高校時代の同級生が四国から上京してきて、横浜に住む同級生と3人で東京駅に集合した。
「店はおまかせ。よく知ってるんでしょう?」
と言われて、「それじゃあ」とやってきたのは『東京駅一番街』の2階にある酒房「日本盛」である。
その名のとおり、兵庫は西宮の酒造会社・日本盛(株)の直営店で、その創業はなんと、東京駅名店街が開業した昭和28(1953)年。
今年で創業63年となる老舗酒場なのである。
とはいうものの、その東京駅名店街が、2005年に東京駅一番街としてリニューアルオープンしたときに、酒房「日本盛」もリニューアルオープンしたので、店はまだ新しい。
私自身、前に来たのは、まだ古い店舗だった2003年12月のことなので、新しい店に来たのは今日が初めてだ。
この店は安い酒場というわけではない。
中瓶ビールが690円、チューハイが550円、焼き鳥が1本200円と、大衆酒場と比べると1.5~2倍ほど高い。
しかし!
なんと言ってもここは東京駅の中(改札よりは外)。いろんなところからやって来るにも、各方面へと帰っていくにも、とても便利がいいのだ。
ひとり3,500円からの飲み放題付きコースもあるようなので、これを選べば、一般的な居酒屋チェーン店と遜色がない状態になるだろう。
我われはというと、まずは生ビール中ジョッキ(710円)で、久しぶりの再会を祝って乾杯し、料理には根菜サラダ(580円)、焼鳥盛合せ(やきとり5本+手羽1本、1,200円)、川エビからあげ(480円)、エイヒレ炙り(480円)、そして【産直の逸品!】と書かれた釧路産
生ビールに続いての飲みものは、「日本盛」の上撰おかん瓶(180ml、500円)。
なにしろ「日本盛」の直営店なので、「日本盛」の各銘柄がずらりとそろっている。
宮内庁御用達の銘酒「
老舗大衆酒場ファンにとっては、東京駅近辺というとやっぱり酒亭「ふくべ」や大衆割烹「三州屋 八重洲店」なんだけれど、酒場ファンじゃない方をお連れすると当たり外れが出てしまう。こういう店があまり好きじゃない人もいるんですね。
酒場としての大きな特徴はないんだけれど、だれと行っても、ほとんど当たり外れがないのが、ここ「日本盛」だったり、八重洲地下街にある、こちらも酒造会社直営の「玉乃光酒蔵」だったりするのでした。
そろそろ閉店という午後9時過ぎまで、高校時代の懐かしい話や、近況報告などで大いに盛り上がり、お勘定は3人で10,150円。ひとり3,380円ほどというのは、安くはないけど、けっして高くもないよね。どうもごちそうさま!
(以下の画像はお店が提供しているものです。)
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