ステーキ風ブリ漬焼き … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)
沼袋「たつや」を出て、電車で3駅、ほんの5分で、自宅の最寄り駅に帰ってくるはずだったんだけれど、2駅めの
このところしばらくご無沙汰してしまっている「竹よし」へと向かう。
「竹よし」が開店したのは平成5(1993)年3月11日のこと。先月、創業23年を迎えたのである。
土曜日の今日、店主を手伝う「曜日替わりの助っ人」はリエちゃん。カウンター後方のテーブル席では、これまたお久しぶりとなる荒木マタエモンさんやQちゃんが飲んでいる。
「たつや」でホッピーを4杯いただいた後なので、ここはおとなしくサッポロラガービール(中瓶500円)にしておく。
つまみは何にしようかなあ、とホワイトボードのメニューを眺めていたら、となりの席の常連さんから「今日はブリ(500円)がおいしかったですよ」と勧められた。
ネタケースを見ると、漬け焼き用のタレに浸した大きなブリの切り身が、デーンと置かれている。
これが最後の1切れなんだそうな。
「おいしかった」と勧められ、「最後の1切れ」という話を聞くと、もうこれを注文するしかない。
「このブリ! 焼いてくださいっ!」
「はいはい。ブリにしますか」
と嬉しそうにブリを取り出す店主。
横浜の魚屋の次男坊として生まれた店主は、とにかく魚好き。魚を扱っているときは、いつもとっても幸せそうな顔を見せてくれるのである。
地元の常連さんたちとワイワイと話しながら待つことしばし。
ドンと分厚い、まるでステーキのようなブリが焼きあがってきた。
焼きたての熱々のところに箸を入れて、さっそくひと口。
ん~~~。いいねえ。
ゆっくりと味わおうと思っていたんだけど、食べ始めるともう箸が止まらなくなってしまった。
寒ブリの季節を過ぎても、ブリはやっぱりおいしいなあ。
1時間ほど楽しんで、今日のお勘定はちょうど1,000円でした。どうもごちそうさま。
| 固定リンク | 0
コメント