創作料理が止まらない … 食酒「みちのくらさん」(西荻窪)
「ぜひこれを食べてみてください」
そう言いながら、店主の高橋さんが出してくれた料理は……。
なんじゃこりゃ?
平皿の中央に盛られた円筒形の料理はパテかリエットか。
添えられたスプーンで、ひと口分を取っていただく。
おぉ~っ。これはしっかりとした肉だ。
この料理の名前は「くらさんの怪しい焼き鳥」(630円)。
鶏もも肉と鶏皮の焼き鳥を串からはずし、とろりとパテのようにした鶏レバーにからめて、円筒形に仕上げたもの。
焼き鳥の弾力感と、レバーのコクとがうまくからまって、とてもいいつまみになる。
続いて出てきたのは「日本人のガーリックトースト!」(460円)。
「日本酒に合う!」「日本人による、日本人のための」と書かれているこのガーリックトーストは、ニンニクの香りをつけて焼いたあと、味噌チーズが塗られている。
これはまた酒が進むのぉ!
そしてキャンプファイヤーの
チーズも酒に合うし、納豆も酒に合う。それを組み合わせたチーズ納豆がお酒に合わないはずがない。これもいいねぇ。
飲み物も、基本の東北6県の地酒をはじめ、「ゆずのシャーベットロック」(680円)や、はじかみがたくさん入った「ジンジャーハイサワー」(650円)などなどと、これまたおもしろい。
「みちのくらさん」には、ブラジル赴任中(一時帰国のとき)にも、本帰国した直後(昨年末)にも寄らせていただいているのだが、倉嶋さんといっしょに最後の〆として来ることが多いので、すっかり酔っ払っていて、ブログに書けるほどのことを覚えていないのが残念きわまりない状態なのだ。
今日も今日とて、倉嶋さん、宮野さんご夫妻、今村さんご夫妻とともに、三次会として「みちのくらさん」にやって来た。
なにしろ呑兵衛ばかりの飲み会なので、三次会ぐらいになると、もう相当にでき上がっている。
飲みものには梅酒ホッピー(580円)をもらって、つまみは今やこの店の大名物となった「エロうま豆腐」(550円)を注文する。
エロうま豆腐というのは、熱々崩し豆腐のこと。ゴマ油、ネギ油など4種類の熱した油を、豆腐にかけたもの。
この熱々の豆腐をグズグズに崩して、スプーンでつるりといただく。
クァ~ッ、なんたるうまさ。
これがもう、えろううまい(えらくうまい)から「エロうま豆腐」という名前になったそうなのだが、芳ばしい香りを放ちながら、トロットロにやわらかい熱々豆腐が口中を刺激する様も官能的だ。まさに「エロうま豆腐」だなあ。
来るたびに、何か新しい料理や飲みものが登場するのも、「みちのくらさん」にやって来る楽しみのひとつ。
次回もまた期待しています!>高橋さん(←店主)
「みちのくらさん」 / 日本人のガーリックトースト! / チーズ納豆
宮城「阿部勘」特別純米 / ゆずのシャーベットロック / ジンジャーハイサワー
梅酒ホッピー / エロうま豆腐は / グズグズに崩していただく
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