黒ホッピー発祥の酒場 … やきとり「たつや」(恵比寿)
「もつ煮どうふ」(470円)は、恵比寿「たつや」の名物のひとつ。
注文を受けてから、豆腐を煮込み鍋に入れて仕上げるらしく、出てくるまでにちょっと時間がかかる。
出てきた「もつ煮どうふ」はボリュームたっぷり!
直径が丼なみで、深さは小鉢ほどの、深い丸皿にドーンと盛られてくる。
てっぽう、しろなどの豚もつと豆腐の他に、大根、ニンジン、コンニャク(黒っぽいのと白っぽいのと2種類)などが一緒に煮込まれている。
最後にたっぷりの刻みネギをトッピングしたらできあがりだ。
これに卓上の一味唐辛子を振りかけていただく。優しいみそ味がいいんだなあ。
この「もつ煮どうふ」に合わせる飲みものは黒ホッピー(470円)である。
実はここ「たつや」は、黒ホッピーができる元になった店でもある。
まだ黒ホッピーがなかった時代に、「たつや」のお客さんが、焼酎を入れたジョッキに、ホッピーの代わりにギネスビールを入れて飲んでいた。
その飲み方を知った当時のホッピービバレッジの社長(現会長・石渡光一氏)が黒ホッピーの作りはじめた。
黒ホッピーの誕生は平成4(1992)年のこと。昭和23(1948)年にホッピーが誕生してから、44年後のことだった。
そして今も「たつや」のメニューにはギネスビール(710円)が並んでいる。
「たつや」に来たのは3年ぶり。
1階奥の壁際に設置されたカウンター席に座り、ホッピー(470円)と「がつ刺し」(380円)からスタートした。
学生時代の同級生・Kさんに初めてこの店に連れてきてもらったときに、最初に注文してくれた料理が、この「がつ刺し」だったのだ。
当時は豚もつのことなんて、まったくと言っていいぐらい知らなくて、「がつ刺しってなに?」みたいな状態だったのだ。
あれは平成8(1996)年ごろだったと思うので、もう20年も前なんだなあ。
1時間ちょっとの酒場浴。今夜のお勘定は1,790円なり。どうもごちそうさま。
| 固定リンク | 0
コメント