元気玉でパワーを注入 … やきとん「元気(げんき)」(秋葉原)
今週の仕事もあと1日という木曜日の夜、秋葉原の「やきとん元気」にやって来た。
駅から少し離れているし、今日は雨だしで、客が少ないかと思いきや、さにあらず。
店内はびっしりと満員で、店の外のテーブルも、空いているテーブルには「予約席」という札が置かれている。
「おひとりですか。こちらにどうぞ」
ねじり鉢巻き姿のカッチョさんに案内されたのは、焼き台前に3席だけあるカウンター席だ。
カッチョさんは浅草橋「西口やきとん」の元店長。今は「元気」に異動されている。
「元気」のカウンター席は、この3席だけ。他はすべてテーブル席だ。
3席とも空いているので、一番奥(壁寄り)の席に座って、大瓶ビール(アサヒスーパードライ、500円)と元気玉(200円)、テールスープ(200円)を注文する。(価格はすべて税抜き表記)
元気玉とテールスープの2品は、ここに来たら絶対に食べようと、あらかじめ心に決めていた料理。だから改めてメニューを確認することもなく注文した。
すぐに出されるビールと元気玉。
元気玉は残モツをミンチにして、細かく切ったタケノコ、玉ネギ、シイタケを混ぜ、皮に包んで蒸したもの。でっかいシュウマイみたいな感じで、ポン酢醤油をかけて、刻みネギがトッピングされる。
テールスープは豚の尻尾のスープ。とてもスパイシーな味付けだ。具材として入っている豚の尻尾は、添えられた酢味噌をつけていただく。
改めてメニューを確認すると、やきとんは基本的に1本が100円と、7年前と変わっていない。鹿児島黒豚の串焼き(200円)の種類が増えたのかな。
黒板メニューにはマグロブツ(350円)や黒豚バラ寿司(350円)の他に、チャーハン(200円)なんてのもある。今宵の〆はチャーハンだな!
ビールに続いては、特製レモンハイとガツ醤油(100円)、ナンナン(150円)を注文する。
特製レモンハイを始めとする酎ハイ類はすべて、小(300ml)が300円、中(500ml)が500円、メガ(1,000ml)が1,000円。どの大きさを注文しても、1mlあたりが1円ってことだ。
大きさを指定しないで注文したら、中ジョッキ(500ml、500円)が出された。
まわりのテーブルを見ても、ほとんどの人が飲んでいるのはこのサイズ。氷も入ってるから、このサイズぐらいがちょうどいいのかもね。
さっきも書いたとおり、このお店にはカウンター席は3席しかないのだが、そのカウンター席のすぐ後ろのテーブル席(つまり焼き台に一番近いテーブル席)が、常連さんたちが集まる席のようだ。それぞれひとり客としてやって来た常連さんが、この席に集まってワイワイと飲んでいる。(今夜たまたま、そうなってるだけかもしれないけど……。)
とそのとき!
「チャーハン、ヤマ(=売り切れ)です!」
という声が厨房から飛んできた。フロアにいる店員さんたちも、「はい。チャーハン、ヤマです」と復唱している。
しまったなあ。チャーハンで〆るという計画は、もろくも崩れ去った。
かわりに注文したのが、「西口やきとん」系列の名物・皿ナンコツ(200円)。
実はこの皿ナンコツも食べたかったのだが、チャーハンが食べたいために見送っていたのだった。
皿ナンコツは、圧力鍋で醤油味で煮込んだ豚軟骨を、小さいお皿に盛ったもの。
残念なのは「西口やきとん」にあるフランスパンが、「元気」にはないこと。サッと炙ったフランスパンに、皿ナンコツをのっけて食べるのが爆発的にうまいんだ。
1時間15分ほどの酒場浴。今宵のお勘定は1,782円(1,650円+税)だった。
どうもごちそうさま。
テールスープ / 豚の尻尾は酢味噌で食べる / 特製レモンハイ(中)
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