早い時間も変わらない … 居酒屋「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)
「やきとり戎」を出たところで、まだ5時前。
一昨日、昨日と、風邪を引いててほとんど動いていなかったので、足を慣らそうと界隈を散歩する。
立ち食い寿司屋「にぎにぎ一」はお客さんがちらりほらリ。寿司を食べるには、まだ時間が早過ぎるんだろうか。
角を曲がって焼とり「よね田」は、びっしりと満席状態。さすがである。
「みちのくらさん」は午後5時開店。今はまだ準備中の札が出でいる。
西荻窪をあとに、鷺ノ宮まで戻り、念のため居酒屋「満月」のある路地をのぞいてみると、「満月」の提灯が出ている!
今日は1軒だけと思ってたんだけど、「満月」が開いてるとなると寄って帰りたいなあ。
「満月」に来るのは、いつも日付けが変わる頃なので、こんな早い時間の「満月」がどんな雰囲気なのかということも気になるし。
遅い時間の「満月」はというと、私も含めて、デロンデロンの酔っ払いだらけ。
客のほとんどは近くに住む常連さんたちで、都心部で飲んだりした末に、やっと鷺ノ宮駅までたどり着き、「ここまで帰ればもう大丈夫。最後にもう1軒」と、ここである。
こんな早い時間なら、きっと違うだろうと入口引戸を開けた。
「こんちわぁ~」
外はまだ明るい。明らかに「こんばんわ」ではなくて、「こんちわ」である。
深夜にやってくるのと同じように薄暗い店内には先客がふたり。真夜中の店内で見るのと同じように、お二人ともすでにできあがっている様子。
うわぁ。さすがと言えばさすがである。これぞ「満月」だ。
「トマト割り(350円)をお願いします」
店を切り盛りしているアキラくんに注文する飲みものも、いつもと同じだ。
すぐに出されたトマト割りをチビチビとやりながら、つまみを選ぶ。
いつもはカウンター上に並ぶ大皿から選ぶんだけれど、今日は一品出しては、また一品と、アキラくんが料理を作っている。ここがいつもと違うところだ。
なるほどなあ、「満月」の大皿料理はこうやってできてたんだ。初めて知った。
「アキラくん、今できたのちょうだい」
アキラくんが、フライパンから大皿に料理を移すタイミングで、そう注文する。
すぐにアキラくんが一人前を皿に取ってくれたのは、ホタテとキノコの炒めもの(350円)だ。
深夜に来ると、大皿料理を皿に取って、電子レンジで温めてくれるのだが、この時間帯だと、できたての熱々が食べられるのがいいね。
「もう1杯だけ、これで終わりにするから」
と、となりのおにいさん。このセリフは深夜とまったく変わらないなあ(笑)
私も今日は、1品と1杯で席を立った。
40分ほどの酒場浴。今夕のお勘定は700円でした。どうもごちそうさま!
居酒屋「満月」 / トマトジュース割り / ホタテとキノコ炒め
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