お帰りの言葉がうれし … ビヤハウス「オオムラ亜(おおむら・あ)」(呉)
「あら、どうしたん。お帰りなさい」
平成24(2012)年末に呉を離れてから早3年半。
今でも「お帰り」と迎えてくれる場所があることが、とてもうれしい。
月曜日の呉での仕事に合わせて、今日、日曜日のうちに呉まで移動してきたのだ。
呉駅に着いたのは午後3時半。
今夜の宿(本通り近くのホテル)に荷物を預けて、すぐにやって来たのが、ここ「オオムラ亜」。
『グッと1杯! 思わず2杯!』
がキャッチフレーズの、戦後すぐに創業したビヤハウスである。
前の店主が体調を崩し、一時は閉店かと危ぶまれたが、すぐ近くで自分の店を営業していた實兼亜矢(じつかね・あや)さんが、店舗や生ビールサーバーをそのまま引き継いで、平成24(2012)年5月17日に、「オオムラ亜」として営業を再開した。
「オオムラ亜」となってから、あっという間にもう4年がたった。
「4周年、おめでとうございます!」
と言いながら、最初の生ビール(500円)をグッと1杯。
この店の飲み物は、基本的に生ビールしかない。大きさも中ジョッキ1種のみ。
だから特に注文する必要もなく、席に座ると生ビールが出される。
昔ながらの氷冷、スイングコック式のサーバーで注がれる生ビールは、ぬるい温度と、多めの泡が大きな特徴。
一般的な生ビールのように、飲んだ瞬間にプッハーッ、「うまいっ!」なんて感じはないのだが、なんだかスルスル、スルスルと喉を通って、ふと気がつけば『グッと1杯! 思わず2杯!』と、杯数を重ねてしまうのである。
冷た過ぎないことと、ビールの中の炭酸分が、いい感じで(泡となって)抜けていることが、この飲みやすさを生んでいるんだろうな。
ここ「オオムラ亜」に来たのは、今年の1月以来、ほぼ半年ぶりなんだけど、生ビールを2杯ぐらい飲んでるうちに、すっかり店との一体感が出てくる。
このくつろぐ感覚が好きなんだ。これぞまさに「酒場浴」だ。
首都圏の酒場ではなかなか食べることができないポールウインナー(300円)や花ソーセージ(300円)などをつまみながら1時間半ほどの滞在。
生ビール5杯でのお勘定は、3,100円でした。どうもごちそうさま!
「オオムラ亜」 / ポールウインナーと胡椒 / 花ソーセージ
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