ドーンと煮込みホホ肉 … やきとん「弐ノ十(にのじゅう)」(都立家政)
1週間の帰省から東京に戻ってきたら、食べたいものは、やっぱりもつ焼きである。
会社の帰りに「弐ノ十」にやって来ると、店は満席。さすが人気店だ。
ちょうどカウンターにいた2人連れが帰るところで、なんとか入ることができた。
黒ホッピー(380円)をもらって、つまみを検討する。(カッコ内の価格は、すべて税別表記)
満席のにぎわいとあって、焼き台の上にはもつ焼きがずらりと並んでいる。
こりゃ焼きものは時間がかかりそうなので、まずは煮込みにしておきますか。
もつ煮(350円)、煮豆腐(200円)、煮たまご(100円)のほか、今日はボリュームたっぷりの「煮込みとんそく」(350円)もある。
冬場の煮大根(200円)も、もつ以上にもつらしい風味が味わえていいのだが、夏場の今はない。
あれっ? 「煮込みホホ肉」(250円)というのもあるじゃないか。初めて見る品書きだなあ。これにしてみよう。
「すみません。煮込みホホ肉をお願いします」
「ハイヨッ。少しお時間をいただきますが、いいですか?」と店主のアキさん。
「じゃ、ガツ酢もください」
あっという間に出てくるガツ酢(250円)も、あわせて注文した。
煮込みホホ肉も、煮込み鍋からあっという間に出てくるのかと思っていたんだけれど、さにあらず。
じっくりと煮込んだホホ肉のかたまりを、炭火でじっくりと焼き上げて、最後にタレをつけて仕上げる。
刻みネギをトッピングし、練りガラシを添えて出してくれる煮込みホホ肉は、これはもう豚ホホ肉のステーキだ!
でも煮込んでいるので、身はホロリとやわらかくて、
これはうまいねえ!
「煮込みホホ肉は、いつもあるわけじゃなくて、あってもすぐに売り切れるんですよ」
となりの常連さんがそう教えてくれたとおり、この日も、私のあとにもうひとりが煮込みホホ肉を注文したところでヤマ(=売り切れ)になった。
逆どなりの常連さんが注文したのはハムキャベツ(200円)。
『えっ? ハムキャベツ? 渋谷の「富士屋本店」の名物メニューだよなあ。ここにもあるんだ』
出てきたハムキャベツを見ると、ハムがたっぷり! 下のキャベツ千切りが見えないぐらいびっしりとハムがのっている。
これもいいねえ。煮込みホホ肉を食べ終えた後、私もハムキャベツを注文した。
ゆっくりと2時間ほど楽しんで、黒ホッピーはソト1・ナカ4(ナカは250円)。お勘定は2,080円+消費税(10円未満切り捨て)で、2,240円なり。
もつ焼きは食べなかったものの、煮込みホホ肉やハムキャベツに初挑戦することができて良かったなあ。どうもごちそうさま!
さて、いつも大人気で、満席が続く「弐ノ十」ですが、現在、となりに新店舗ができつつあります。
野方「秋元屋」と同じように、今の店と新店舗は、つうつうにつながっていて、行き来することができるようになっているものの、新店舗のカウンターにも焼き台が付きそうな感じ。
今は補助席的に使っている新店舗。できあがって本格運用が始まるのが楽しみですね。
ガツ酢 / ハムキャベツ(下に千切りキャベツ) / 「弐ノ十」(左側が準備中の新店舗)
| 固定リンク
コメント