骨せんべいは150円 … 大衆立呑酒場「富士屋本店(ふじやほんてん)」(渋谷)
「これは何でしょう?」
立ち飲んでいる目の前の容器に、アジの中骨のフライが山積みされているのが気になって、店のおにいさんに聞いてみた。
「骨せんべいです」
なるほど。このままつまみになるのか!
「これ、ください」
さっそく注文した。
「はいよっ」
と返事したおにいさん。アジの中骨フライを2枚とって、フライヤーに投入した。
待つことしばし、熱々のカリカリに揚げあがった「骨せんべい」が出てきた。
商品と引き換え払いに、カウンター上に置いておいたお金から、骨せんべいの料金が取られる。
『骨せんべい、いくらなんだろうなあ?』
と思いながら見ていると、なんと、2枚でたったの150円だった。
しっかりと2度揚げされた骨せんべいは、中骨もシャクシャクと芳ばしくて、とてもおいしい。
予想していたとおり、これはいいつまみだなあ。
改めて、じっくりと壁のメニューを探してみると、あったあった。「骨せんべい2枚150円」の
横浜から東急東横線で渋谷まで戻り、大衆立呑酒場「富士屋本店」に入店したのは午後7時半過ぎ。
土曜日は8時半までの営業なので、あと1時間弱。
でもその分、店内には少しだけ空きがあった。(いつもは「超」がつくほど満員なんだけど、今日はひとりか二人なら立てそうな場所が数箇所ある。)
店の形に添って、店内を「凹」字に取り囲むカウンターの、ちょうど凹に引っ込んだ場所に立って、大瓶ビール(サッポロ黒ラベル、450円)と、名物のハムキャ別(350円)を注文し、財布から2千円を取り出して、カウンター上に置いた。
あっという間に登場するビールとハムキャ別。
カウンター上の千円札1枚が取られ、残るもう1枚の千円札の上に、おつりの200円が置かれる。
渋谷駅からもほど近い酒場で、大瓶ビール1本が450円というのは安いよねえ。改めて驚かされる。
そしてハムキャ別。平皿に千切りキャベツをたっぷりと盛って、マヨネーズをかけ、その上にハムを何枚か置いただけのシンプルなこの料理。ハムでキャベツをくるむようにしていただくと、これがうまいんだ!
で、そのハムキャ別を食べ終えるころに、骨せんべいを注文したのだった。
さっきも書いたことだけど、その骨せんべいと引き換えに、千円札の上の100円玉2個が取られ、代わりに50円玉1個が千円札の上に置かれたのには、びっくりしたね。安いにもほどがある(笑)
閉店時刻が近づいてくると、店内でも厨房の清掃作業などが始まった。
私もそろそろ退散しよう。8時半まで、1時間弱の酒場浴。キャッシュ・オン・デリバリーでのお勘定合計は950円でした。どうもごちそうさま。
なお、2016年の「富士屋本店」のお盆休みは、8月11日(木祝)~17日(水)の1週間だそうです。
「富士屋本店」 / 階段を下りて店内へ / ビールとハムキャ別
今日のメニュー / カウンター上のフライ / 入口には「本日お営業終了」を示す札
| 固定リンク | 0
コメント