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呉の夜はまずここから … ビヤハウス「オオムラ亜(おおむら・あ)」(呉)

オオムラ亜


 呉での仕事を終えて、今夜の宿にチェックインしたのは午後5時20分ごろ。

 6時にはロビーに集合して、みんなで懇親会に行くことになっている。

 よしっ。40分あれば大丈夫。その間に「オオムラ亜」に行こう!

 部屋に荷物だけ置いたら、すぐにホテルを出て、急ぎ足で「オオムラ亜」へ。

 いつものように「お帰りぃ~っ」と迎えてくれる店主・亜矢あやさんに、「これから飲み会なんで、今日は1杯だけね」と生ビール(500円)をもらう。

 この店の歴史は古い。

 その根源は、明治時代末期に、呉れんが通りで繁盛したビヤホール「日英館」にあるそうだ。

 大正10(1921)年に、その「日英館」が閉店し、何店かに分割されたときに開店したのが「オオムラ」だったのだ。

 残念ながら、呉の街は戦災で全面が焼け野原になってしまったが、「オオムラ」は戦後いち早く復活。それがそのまま、現在の「オオムラ亜」に続いている。

 この店ならではの氷冷式の生ビールサーバーから、スイングコック(横に回すタイプの注ぎ口)で注がれる生ビールは、クリーミーな泡が多くて、刺激が少ない、実に飲みやすい生ビールになる。

 生ビールの温度が約8℃と、冷え過ぎていないことも「飲みやすさ」に貢献している。

 まさにこの店のキャッチフレーズのとおり、「グッと1杯、思わず2杯!」となるのである。

 でも今日は1杯だけ。

 500円を払って、「ごちそうさん」と席を立つ。

「行ってらっしゃ~いっ!」

 亜矢さんや、カウンターのお客さんたちに見送られながら、店をあとにしたのだった。

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「オオムラ亜」 / 生ビール / ビヤホール「日英館」(月刊「くれえばん」9月号より)

店情報前回

《平成28(2016)年9月8日(木)の記録》

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 呉で迎える日曜日の朝は遅い。  なにしろ「森田食堂」も「くわだ食堂」も、日曜が定休日なので、早くから開いてる酒場がないのである。  午前10時にホテルをチェックアウトして、荷物を預け、午前10時半開店の「寿食堂」に向かう。うれしいことに、ここは日曜日もやってるんだな。  店に入って左手にある冷蔵陳列棚の最下段から、まずはビールを取り出す。今日はキリン秋味の大瓶(600円)にした。  陳列棚に並ぶ... [続きを読む]

受信: 2016.10.26 06:45

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