〔コラム〕「R25」全国レトロ飲み屋街5(補足)
リクルートホールディングスとMedia Shakersが、30歳前後のビジネスマン向けに、「人生の不思議がハラオチする」をテーマに、コンテンツを制作し、運営を行う情報提供サイト「R25(アールニジュウゴ)」に、『人気サイト「居酒屋礼賛」選!全国レトロ飲み屋街5』(2016.09.01公開)というインタビュー記事が掲載されました。
『思い出横丁、ハモニカ横丁、ゴールデン街など、東京には様々な「レトロ飲み屋街」があり、雑誌やメディアでもたびたび取り上げられている。地方に目を向ければ、さらに素晴らしいレトロ飲み屋街があるはずだ。』
ということで、東京以外の「全国レトロ飲み屋街のマイベスト5」をあげさせていただいたものです。
詳しくは記事本文をご覧いただくとして、ここではその記事を補足するものとして、それぞれの酒場街でのおすすめ酒場をご紹介したいと思います。
(1)野毛(神奈川)
昨年、野毛の誇る日本の名老舗酒場「武蔵屋」が閉店してしまったのが残念ですが、野毛スピリットは、続々と開店する若いお店にも受け継がれています。
狭い意味で「野毛」という場合は、「横浜市中区野毛町」という町域のことを指しますが、呑兵衛たちが「野毛」という場合は、もっと広く「JR桜木町から京急日ノ出町にかけてのエリア全般」を指すことが多い。ここであげるお店の、そのエリアのものです。
古くから知られる名店は、記事本文にもある「末広」「若竹」という2軒の焼き鳥屋のほか、おでんの「あさひや」「お田幸」、焼肉「大衆」、魚料理なら「栄屋酒場」、中華の「第一亭」「萬里」。「トモ」や「福田フライ」、「三陽」などもユニークです。
そしてバー。これも同じ都橋商店街2階の「ホッピー仙人」や「野毛ハイボール」、1階にある生ビール専門店「ヌビチノ」。野毛小路内の老舗「パパジョン」もいいですね。
(2)横須賀(神奈川)
横須賀で酒場が集中しているのは、京急本線の
どっちかというと汐入のほうがクセが強い酒場が多いかな。横須賀中央側のほうが万人向けのような気がします。
そんな横須賀中央を代表する酒場が「中央酒場」。地元住民からも「チューサカ」と呼ばれて愛されています。朝の10時から飲めるのもいいですね。
横須賀っ子のソウルフード、1本70円のやきとりを提供する「相模屋」。こちらも午後1時開店、年中無休と、開いてる時間が長い!
さらにその近くの「天国(てんくに)」は12時開店、酒のデパート「ヒトモト」も朝10時15分開店と、横須賀の呑兵衛は、朝からいつでも飲めるのでした。
(3)呉中通り(広島)
横須賀同様。海軍さんの街には、昔からいい酒場が多いのです。
っつうことは、きっと舞鶴や佐世保にもいい酒場が多いはず。今後の課題だな。
呉ではまず、午後3時開店の老舗ビヤハウス「オオムラ亜」で生ビールを飲むところからスタートしたい。
そして、おでんの「魚菜や(ぎょさいや)」「迷亭(めいてい)」、あるいは焼き鳥・活魚の「本家鳥好」「鳥八茶屋」。呉ならではの「ほらふき」「關白」「いせ屋」などにも行きたいなあ。
ある程度お腹が満ちたところでバーがいい。「BAR ANCHOR(アンカー)」「岩崎」「amass(アマス)」など、ビシッとオーセンティックなバーが多いのです。
最後はやっぱり屋台である。大好きな「一二三」は今は休店中らしいけれど、「富士さん」「八起」「かさ」などは変わらず営業中。
呉で朝から飲みたい場合には、「森田食堂」「くわだ食堂」「寿(ことぶき)食堂」がおすすめ。「くわだ食堂」なんて、朝6時開店ですからねえ!
(4)松山二番町(愛媛)
松山には
なかでも酒場密度が高いのが二番町。
松山を代表する老舗バー「露口」も二番町にあります。
閉店してしまいましたが、おでんの「いこい」や、どぜう汁の「由利(ゆり)」(←三番町)といった風情のある老舗酒場も良かったなあ。
今は「鯛や」(「露口」のすぐ近く)や、地魚の「はしまや」などが地元で人気。「炭心(すみしん)」の焼き鳥もいいですねえ。
帰省するとよく行っている、おでんの「赤丹本店」は、大街道、二番町からは離れているけれど、歩いて15分程度。「赤丹本店」(午後3時開店)経由で、夜の二番町にやって来るのもいいかもね。
(5)小倉・魚町銀天街(福岡)
こちらはつい最近行ってきたばかり。これから本ブログで順次ご紹介していく予定です。
他にも、全国各地にレトロ酒場街はたくさんあるんでしょうが、酒場街としてご紹介できるほど、たくさんの酒場を知らないのが残念でならない。
「東京自由人日記」の小西康隆さんが出版された、「日本の街角酒場で呑み語らう
」(東邦出版、2016年8月22日、1,728円)を読んで勉強しなきゃね。
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