遅い時間も大にぎわい … 「大はし(おおはし)」(北千住)
牛串煮込みの「藤や」を出たところで午後8時半。
「大はし」は午後10時半までの営業(10時L.O.)なので、もう一度のぞいてみますか。
「藤や」から徒歩2~3分でたどりついた「大はし」。今度は待合席に座っている人影は見えない。よしっ!
「ひとりです!」
入口引戸を開けて店内へと進むと、ツゥ~ッと店内を見渡した息子さん(5代目)、カウンター席に空きがないのを確認して、
「すみません、そちらの席で少しお待ちください」
と、入口横の待合席を指し示してくれた。
ほんの1~2分待ったところで、親父さん(4代目、現在の店主)が近くに来てくれて、
「テーブルに相席でもいいですか?」と聞いてくれた。
「はい。大丈夫です」
「じゃ、こちらにどうぞ」
と4人テーブルに二人で座っているカップルの席へと案内してくれた。
あとでわかったんだけど、このお二人がこの店の常連さんご夫妻。だから店主も安心して相席させてくれたんですね。
その席に座りながら、さっそく梅割り焼酎(250円)と、牛にこみ(320円)を注文すると、
「豆腐は入れなくていいですか?」と店主が聞いてくれる。
『うちに来るみなさんは、ほとんどの人が肉とうふ(320円)を注文されるんだけど、肉とうふじゃなくて大丈夫ですか?』
口には出さないけれど、店主の言葉はそういう気遣いにあふれている。
「おかわりする時に、肉とうふをいただきますから(笑)」と答えると、
「そうですか」と満面の笑みでカウンター内に戻り、すぐに焼酎を注いでくれて、牛にこみも大将自らが皿に盛って出してくれた。
ここの煮込みは、牛の内臓を使ったいわゆる「牛もつ煮込み」ではなくて、牛肩肉を使った「牛肉煮込み」なのである。
しっかりと煮込んでも、なお弾力感のある牛肩肉の食感がいいね!
そこへもう一人、同じテーブルに相席で案内されてきたのは、サラリーマンらしき男性ひとり客。これでこのテーブルも満席になった。
チビリチビリと梅割り焼酎を飲みながら、壁にずらりと並ぶ短冊メニューを確認する。
生野菜盛り合せ(320円)、生うに(450円)、、お新香(210円)、カニコロッケ(480円)、かにす(480円)。
あら煮(450円)もいいねえ。
同じテーブルのご常連カップルは、やな川なべ(950円)を注文した。それもうまそうだ。
そのお二人によると実はオムレツ(420円)もおすすめなんだって。
でも今日は初志貫徹だ。
梅割り焼酎のおかわりをもらって、いよいよ肉とうふである。
やっぱりこれだね。
午後10時まで、1時間半ほどの酒場浴。今夜のお勘定は1,140円でした。どうもごちそうさま。
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