もちもち揚出しトーフ … 「關白(かんぱく)」(呉)
去年の4月、まだブラジルに単身赴任しているころの話。
一緒にブラジルに赴任していた日本人社員の何人かが、ブラジル人社員たちを引き連れて、1ヶ月ほど呉(広島県)に研修に行くことになった。
「おすすめの酒場があったら教えて」
と聞かれてリストアップした酒場の中に、「関白」のことも次のように紹介した。
『昭和35(1960)年創業の、ジンギスカン焼とテール鍋が看板メニューの店。昼の定食は消費税サービス。ラーメンは牛テールのスープで作る。うどんも、つけ麺風でおもしろい。カレーライスも人気がある。2階に座敷があって、飲み会もできる。17:00~18:30までの間は晩酌セット(1,000円)というサービスメニューがあり、生ビール中ジョッキ(700円)に、ホルモン煮(小)と鶏唐揚げ(小)が付く。生ビール大ジョッキ(950円)は、昔ながらの巨大な大ジョッキである。11:30-14:00 & 17:00-22:00(日祝は夜のみ)、不定休。(2014年11月調べ)』
他にも何軒かの酒場をご紹介していたのだが、泊まっていたホテルが近かったということもあって、もっともよく通ったのが、ここ「関白」だったそうだ。
「ジンギスカン焼きや、鶏の唐揚げも美味しかったけど、揚げ出し豆腐が良かったなあ。その場で揚げて作ってくれるんだよ」
研修を終えてブラジルに戻ってきたメンバーがそう教えてくれた。
「えっ! 揚げ出し豆腐、食べたことがなかったなあ。日本に帰ったら、ぜひ食べてみます」
それから1年半。やっと「関白」にやって来た。
まずはエビス瓶ビール(700円、以下すべて税別表記)をもらって、最初のつまみは、ホルモン煮(550円)をハーフ(400円のようだ)で注文する。
ホルモン煮は、細かく刻んだ豚のハツ、シロ、コブクロ、コンニャクなどをゆでて、ポン酢醤油でいただくもの。
モツのクセが出ないぐらいまて煮込まれてるので、モツがあまり得意じゃない人でもきっと大丈夫だ。
逆に、モツ好きには、それぞれのモツ特有の味わいや歯応えがないのが、ちょっと物足りないかもね。
そのホルモン煮ハーフを食べ終えてから、いよいよ満を持しての「揚出しトーフ」(450円)だ。
事前情報のとおり、注文をうけてからカットした豆腐に衣を付け、目の前で揚げてくれる。
揚げ立ての熱々に、これまた温かいダシを張り、大根おろし、かつお節、きざみ海苔、そして刻みネギをトッピングしたらできあがりだ。
ど~れどれ。
おぉ! なんと衣がモチモチだ。
衣として付けてる片栗粉の食感がよく効いてるなあ。
たしかにこれは美味しい。
この店は、カレーやラーメン、うどんなども人気があるんだけど、さらに新たな『うまいもん』に出会ったなあ。
1時間半ほど楽しんで、今日のお勘定は1,670円(1,550円+消費税)なり。どうもごちそうさま。
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