サイドメニューも人気 … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)
金曜日の帰り道。沼袋駅で途中下車して立ち寄ったのは、昭和39(1964)年創業の老舗もつ焼き店、「ホルモン」だ。
店内は向かい合う平行カウンター12席、壁際の4人テーブル2卓の合計20席。
午後6時半過ぎの店内は半分ぐらいの入り。
カウンター席の、もっとも焼き台に近い席に陣取って、まずはいつものように、ビール大(520円)をラガー(サッポロラガービール)でもらい、おしんこ(120円)と、レバとコブクロのちょい焼き(各130円)を、それぞれ1本ずつ注文した。
すぐに出されるおしんこは、白菜とキュウリ。
誤解のないように毎回書いていることだが、ちょい焼きは、今は実はちょい焼きではなくて、よく焼きで出される。
ただし、その味付けが、本当にちょい焼きで出されていたときと同じように、素焼きしたレバ、コブクロに、たっぷりの刻みネギを添えて、生姜醤油で出されるのだ。
この味付けが好きなんだ。
シロやハツ、ガツなんかも、この味付けが合うかもね。
ちなみに、普通のもつ焼き(味付けは塩かタレ)は、すべて1本が120円。ちょい焼きだけ130円と10円高いのは、たっぷりと添えられるネギ代なんだろうな。
と、そんなことを思っているところへ、テーブル席に座っている常連さんから、マメ(腎臓)の注文が入った。
「おっ。今日はマメもあるんですね?」と店主に確認すると、
「ありますよ。でも少量なので早い者勝ちです」とのこと。
「じゃ、マメとオッパイ、あとチレを、1本ずつ、塩でください」と大急ぎで注文した。
結果的に、このマメが最後の1本だった。
焼き台のすぐ横に座っていると、もつ焼きができあがっていく様子がよく見えて、おもしろい。
ここのもつ焼きは、ナンコツ、ガツ、シロ、テッポウなどの白もの系は下ゆでしてるが、レバ、チレなどの赤もの系は、そのま生から焼き上げる。
焼き上がったら、焼き台からそのまま目の前に出してくれるので、なるべく早く熱々のうちにいただく。
ん~~っ。うましっ!
飲みものを焼酎(250円)の梅割りに切り換える。
ここの焼酎は、甲類の「サッポロ焼酎」。かつてのキッコーマン「万上焼酎」だ。
この店に来るといつもお見かけする、大常連のご夫妻もやってきた。まず真っ先に冷奴(270円)とトマト(270円)というサイドメニューからスタートするのが、いかにも常連さんっぽいなあ。
そのトマト用のマヨネーズを、誤って冷奴の醤油皿に落としてしまった。仕方なくそのマヨ醤油で冷奴を食べてみると、意外や意外。これがめっぽう美味しいんだって!
まさに『災い転じて福』である。今度マネしてみようかなあ。
私のほうは、アブラ、ガツ、ナンコツをタレで焼いてもらう。タレ焼きもまたいいのだ。
思わぬ冷奴の食べ方を発見したご夫婦も焼きものの注文だ。
「ハンペンからネギまで、1本ずつお願いします」
それって、ハンペン、ウズラ、生揚げ、ピーマン、シイタケ、ネギのこと(各120円)じゃん!
これまた見事に、もつ焼きを外してる(笑)
なにしろまあ、毎日のように来られてるんだから、もつ焼きも食べたり、他のものも食べたりしながら過ごされてるんだろうなあ。
たしかに、もつ焼き以外の品物も美味しいからなあ。
そんなわけで、私も焼酎のおかわりをして、トマト(270円)を追加。
ゆっくりと2時間ほど楽しんで、今宵のお勘定は2,390円でした。どうもごちそうさま。
もつやき「ホルモン」 / おしんこ、ビール大 / コブクロとレバのちょい焼き
卵付きコブクロ、ハツモト、マメ、オッパイ、チレ / 焼酎 / アブラ、ガツ、ナンコツ
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