朝から呑める大衆食堂 … 「酒津屋中店(さかつやなかみせ)」(名古屋・栄)
「名古屋方面の出張が入りました。名古屋駅~伏見駅あたりで、朝から飲める店はありますか?」
学生時代を名古屋で過ごした宇ち中さんに、そんな質問をしてみたら、
「朝から飲めるところ。栄地下街に『
という返事が返ってきた。
自分と好みの酒場が一致する呑兵衛からの口コミほど正しい情報はない。
「大甚 本店」から、「英吉利西屋 本店」へとハシゴ酒をした翌朝は、宇ち中さんのおすすめに従って「酒津屋」に向かうことにした。
「酒津屋」のことを、改めてネットで検索してみると、「酒津屋 中店」、「酒津屋 東店」など、複数の店がヒットする。しかも場所も近い。
昨夜行った「大甚」も本店と中店があるし、「英吉利西屋」も本店、伏見倶楽部、珈琲店など、何軒かが存在している。名古屋はこういう店名の付け方が一般的なんだろうか。
そこで、まずは「酒津屋 中店」に向かってみると、土曜日の朝、10時前の店内は、先客は4名(2人連れ×2組)のみ。
ここがいっぱいだったら東店に向かおうと思っていたんだけれど、まったく問題なく入ることができた。
注文する品は、すでに決めている。
瓶ビール(サッポロ黒ラベル大瓶、550円)と、牛スジどて煮(480円)だ。
名古屋名物の代表格でもある牛スジどて煮。名古屋に来たからには、これを食べて帰らなきゃね!
すぐに出された牛スジどて煮は、かなり甘めのミソ味の濃い牛スジ煮込みだ。酒が進む味付けだなあ。
先客の2人連れ×2組はというと、ひと組は中年男性の二人連れ。二人でチビチビと朝酒を楽しんでいる。
もう一組は、なんと若い女性の二人連れ。料理をつつき、サワー(チューハイ)を飲みながら、「キャハハ」と楽しそうだ。喫茶店でコーヒーを飲む代わりに、朝からここで飲んでるのかなあ。
店内は4人掛けのテーブル席がずらりと並ぶ造りなので、どっちかというと大衆食堂。だからみんな食堂で飲んでるような感覚なんだろうな。
呉の「森田食堂」や「くわだ食堂」で、朝から飲んでても違和感がないのと同じように、ここも朝から飲んでても普通なんだろう。
ただし、呉の大衆食堂には、できあがったおかずがずらりと並んだ冷蔵陳列ケースがあるのに対して、こちら「酒津屋」では、メニューに並ぶ定食やつまみの数々を選んで注文するタイプ。一般的な大衆酒場と同じような仕組みだ。
そのつまみは、130円のハムカツや、一口串カツから始まって、もっとも高いものが味噌トンカツやエビフライの720円だ。(定食類は除く)
最多販売価格帯は370円。生の魚介類はない。
飲んでるうちにも、お客さんが次々に入ってくるし、飲んでたお客さんたちはお勘定をして出ていくしと、客の流れもすばらしい。
私も1時間ちょっと楽しんで席を立った。お勘定は1,030円。
やはり呑兵衛同士の口コミには間違いはなかったね。どうもありがとうございます!>宇ち中さん
さあ、地下鉄で名古屋駅に向かいますか。
店内の様子 / 定食と飲みものメニュー / おつまみメニュー
・店情報
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コメント
いつも楽しく拝見させていただいております。初めてコメントさせていただきますが、酒津屋さんに生の魚介類はあります、というかお客様の2人に1人はマグロ(ブツぎり)を召し上がっていらっしゃる印象があるお店です。でも名古屋で昼呑みといえばこちらですよね。
投稿: 北出 敏之 | 2016.11.01 01:42