缶つまブームの立役者 … バー「ロックフィッシュ(ROCK FISH)」(銀座)
「缶つま」というのは、「缶詰を使った酒のつまみ」のこと。
缶を開けたらすぐに食べられるというのが缶詰のいいところで、昔から酒屋での立ち飲みのつまみとしても好まれてきた。
缶つまがブームになってきたのは、2009年頃のこと。翌2010年に、酒類・食品の卸売大手である国分から、「K&K缶つま」シリーズが発売されたことで、ブームに拍車がかかった。
今や「缶つま倶楽部」という専門サイトまで存在している。
ここ銀座「ロックフィッシュ」では、そんな缶つまブームのだいぶ前から、缶詰にちょっと手を加えて、美味しい料理として提供してくれていた。
「ハイボール」と「缶つま」は、「ロックフィッシュ」の2大名物なのである。
私が「ロックフィッシュ」に初めて行ったのは2004年のこと。今から12年前だ。その頃から、すでに缶詰メニューはあった。(2002年に創業した時からあったんだと思う。)
その缶詰メニューの中でも、一番人気なのがオイルサーディンだ。
缶詰は、明治41(1908)年創業の、京都は竹中缶詰株式会社の「サンフェース印オイルサーディン」を使う。ここがまずポイントだ。
まず缶詰に元から入っていた油は捨て、酒、醤油、オリーブオイルを、それぞれ小さじ1杯分ぐらいずつ回しかける。胡椒をふって、粒状の実山椒をトッピングし、弱火で4~5分間加熱したらできあがりだ。
この手間で、缶詰のオイルサーディンが、りっぱな料理に返信するんだからすごいよね。
ハイボール2杯とオイルサーディンで、さっくりと1時間ほどの立ち飲み。
今宵のお勘定はちょうど3千円でした。どうもごちそうさま。
ビルの電灯看板 / 「BAR ROCK FISH」 / ハイボール
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