ジンリッキーにうなる … バー「アルフォンソ(Alfonso)」(阿佐ヶ谷)
久しぶりにやってきたバー「アルフォンソ」で、ジンリッキー(Gin Rickey)を作ってもらう。
そして出されたジンリッキーのおいしさにうなる。
ジンリッキーの作り方はとても簡単。ジンを炭酸水で割って、ライムを搾り入れる。基本的にはこれだけだ。
つまり、ライムサワーの焼酎がジンに代わったようなものということ。
でも、これを「アルフォンソ」のようなきちんとしたバーで、その店長・村川真さんのようなきちんとしたバーテンダーが作ると、うなるほど素晴らしい飲みものになるんだからおもしろい。
なにしろバーは「美味しい飲みものを提供する場所」であり、バーテンダーは「美味しい飲みものを作るプロフェッショナル」だからなあ。
日本中のいろんな酒場で角ハイボールは飲めるけど、私にとって松山「露口」の角ハイボールと、銀座「ロックフィッシュ」の角ハイボールは別格だ。これもまたバーならでは。
そして呉のバー「アンカー」で出される季節のフルーツカクテル。その時季、その時季に採れる一番おいしい果物をぜいたくに使って作られるフルーツカクテルに、身も心も酔いしれる。
カクテルは「液体状の料理」であって、バーテンダーはその料理を作る「すご腕の料理人」なのだ。
目の前で料理(=カクテル)ができていく様子を見ているだけでも、できあがりが楽しみでワクワクするよね。
あまりの美味しさに、ついついジンリッキーをおかわりする。
そうして出される2杯めのジンリッキーも、1杯めとまったく同じ味と香り。寸分のブレもないのが素晴らしい。
ところで、ジンリッキーという名前の由来。
諸説あるらしいが、いずれも『リッキーさんという人が好んで飲んだカクテルだから、ジンリッキーという名前になった』というところは変わらない。
そのリッキーさんが、どのリッキーさんかということで、諸説に分かれているようなのだ。
そういうことでいうと、「二毛作」や「丸忠」で出される『今ちゃんハイ』や、「ホッピー仙人」の『堀越さん』なんかと似たようなルーツを持つカクテルなんだね。
ジンリッキー2杯で、1時間半ほどの酒場浴。
テーブルチャージ(300円)を加えて、今日のお勘定は1,800円なり。(ということはジンリッキーは1杯750円なんだろうな。)
どうもごちそうさま。
阿佐ヶ谷スターロード / バー「アルフォンソ」 / ジンリッキーおかわり
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