7回めの立ち飲みの日 … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

11月11日は立ち飲みの日。
数字の1が並んでいる形が、人が集まって立ち飲みをしている様に似ているところから、「酔わせて下町」の藤原法仁(ふじわら・のりひと)さんが発案し、私も発起人の一人として名を連ねさせていただいて、平成22(2010)年に制定された。今年で7回めである。
立ち飲みの日は、やっぱり立ち飲みじゃなくっちゃ、ということで、会社からの帰り道に野方駅で途中下車して、「すっぴん酒場」にやってきた。
午後8時の店内では、今日もS藤さんや隊長が立ち飲んでいる。この店に来て、このお二人に合わなかったことがないぐらいの大常連なのだ。
そして私もいつものように黒ホッピー(450円)と、レバ、シロ、チレ(各100円)を1本ずつ注文しておいて、お通し(100円)として出される大根とキュウリの漬物をつまみに飲み始める。
最初の3本のもつ焼きを食べ終えたところで、ナカ(おかわり焼酎、250円)をもらって今夜の指針を考える。
指針と言っても大したことはない。「何をつまみの主軸に置こうか」という、それだけである。
大喰いの選手のように、いくらでも食べることができれば、こんなことは考える必要はないんだろうが、残念ながら、私の胃袋はそんなに大きくない。飲むときはさらに、あまり食べない。
この店では、たいていホッピーをソト1・ナカ4で飲むので、それといいバランスになりそうなつまみを検討するのだ。
ここで煮込み(400円)や中島メンチ(250円)などの、ボリュームのあるものを選ぶと、他に注文できるものが減ってくる。
今日は、少しずつ、いろんなものを食べたい気持ちが強いので、焼きもの(もつ焼き)中心でいくことにした。
「コブクロとカシラ(各100円)をお願いします」
この店では、味付けは指定しないのが基本だ。
出されたコブクロは醤油焼き、カシラは塩焼きだった。コブクロのプリッとした食感もさることながら、カシラの肉々しい感じがいいなあ。
さらにナカをもらって、ハツとタンを注文すると、タンは売り切れていて、ハラミナンコツに変更した。(いずれも100円)
こう書くと、ひたすら飲んで食べて、飲んで食べてを繰り返してるような印象を受けるかもしれないが、ハツとハラミナンコツを注文した段階で、もう入店から1時間半が経過している。
実際には、店主夫妻や常連さんたちとくっちゃべりながら、その合間合間で飲んだり食べたりという、まことにゆっくりとした流れなのである。
これが最後、4杯めとなるナカをおかわりして、つまみにはピータンピーマン(200円)を注文する。
1個のピーマンを縦に二つに切り分けて、内部の種などを取り除いたあと、細かく刻んだピータンと玉ネギ、そしてチーズを入れたら、豚バラ肉で巻く。
これを二つ(つまりピーマン1個分)並べて、平行に2本の串で刺して、炭火でじっくりと焼きあげる。
平行に刺した串の間を縦に二つに切り分けたらできあがり。縦に二つに切り分けるから、見かけ上は串2本分のようになる。
チーズが入っている上に、脂分の多い豚バラ肉で巻いているもんだから、濃厚なコクになるのだが、それをピーマンがちょっと緩和する。
ピータンの風味はフワンと感じる程度。これであればピータンがあまり好きじゃない人にでも食べられるに違いない。
「どうもごちそうさま」
店を出たのは10時40分。今夜もまた2時間40分も立ち飲んじゃったぜい。
なにしろ年に1度の立ち飲みの日だからね。ゆっくりと長時間にわたって立ち飲むことができて良かった良かった。
キャッシュ・オン・デリバリー(商品と引き換え払い)での支払い総額は、2,200円でした。
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