すきっ腹に鰻の串焼き … うなぎ「川勢(かわせい)」(荻窪)
荻窪北口駅前通商店会の中にある、うなぎの「川勢」。
ランチタイム(12:00~14:00)は、うな丼がサービス価格の1,200円で提供される。(夜の部では1,500円だ。)
都心部にも初雪が降った今日は、休暇をもらって朝から胃の内視鏡検査。大きな問題はないということが確認できたとたんに、お腹がすいた。なにしろ朝から何も食べてないからなあ。
買い物に出てきたカミサンと合流して、「川勢」に入ったのは午後1時。雪という天候もあってか、先客は4~5名と、比較的ゆったりとした「川勢」である。
お酒が飲めないカミサンは、最初からランチのうな丼(1,200円)を注文。私は大瓶ビール(キリンラガー、600円)と、うなぎ串焼きの「一揃い」をもらう。
ックゥ~~ッ。すきっ腹にビールが効くのぉ。
まずは「ひれ焼」(220円)と「きも焼」(220円)が出される。
大好物の「ひれ焼」は、うなぎの背びれや腹びれを、ニラといっしょに串に巻きつけて焼いたもの。ヒレのカリッと焼けた香ばしさと、ジュワッとした脂分がたまんない。
「きも焼」は、うなぎの内臓一式だ。内臓ならではの弾力感と、ほろ苦さがいい。
残りの4本も焼きあがってきた。
「ばら焼」(220円)は、あばら部分から削いだ身をこねて焼いたもの。腹の身はおいしいよね。
「串巻」(220円)は、縦方向に細く切ったうなぎの身を、クネクネと串に刺して焼いたもの。「くりから焼き」という呼び方をする店も多い一品だ。これは塩焼きもタレ焼きもうまい。
「
そして「
以上が「今日の一揃い」(6串で1,580円)である。
あえて『今日の』と書いたのは、「通常の一揃い」とは違うから。
「短冊焼」の代わりに「れば焼」(220円)が入って、6串で1,450円というのが、「通常の一揃い」なのだ。
「れば焼」というのは、うなぎの内臓のうち、レバだけを集めて焼いたもの。
「今日はレバの入荷が少なくて、夜の予約分だけしかないんですよ」と店主。
「きも刺し」(650円)も、夜の予約分しかないとのこと。
そこで、うなぎ串焼きの残る2品、「はす焼」(220円)と「えり焼」(220円)を注文し、その「はす焼」が出てきたところで、焼酎(キンミヤ、350円)をストレートでもらう。
「はす焼」は、縦に細長く切ったレンコンを芯にして、そのまわりにヒレを巻いたもの。これが驚くほどうまい。
さっきも書いたとおり、もともと「ひれ焼」(ヒレ+ニラ)は大好物。「はす焼」はそのニラがハス(レンコン)に代わったようなもの。
ただし、「ひれ焼」がヒレとニラが混然一体となっているのに対して、「はす焼」の場合は、表面全体にわたってヒレが巻かれているため、ヒレの感覚をより強く味わうことができるのだ。いいぞ、これは!
自分の中では、『「はす焼」は、「八幡巻」のゴボウがレンコンに代わったもの』、つまり『レンコンを芯にして、細切りのうなぎの身を巻いたもの』というイメージが強かったんだけど、巻いているのはヒレだったんだね。そんな基本的なことに改めて気がついたのでした。
「えり焼」は、うなぎの首あたりの肉を焼いたもの。「かぶと焼き」と呼んでいる店も多い。「きも焼」と並んで、うなぎ串焼きの代表選手だ。
最後にもう一度、驚きの「はす焼」(220円)をおかわり。
ん~~~っ。やっぱりうまいっ。
なぜ今まで「はす焼」の美味しさに気づかなかったんだろう。
胃の検査のために昨日の夜から15時間以上も何も食べてなかったのも良かったのかもね。次回からは「はす焼」は必食だなあ。
午後2時の閉店時刻まで、1時間ほどの滞在。カミサンのランチうな丼(1,200円)も含めて、お勘定は4,390円でした。どうもごちそうさま。
ひれ焼、きも焼 / ばら焼、短冊焼、串巻、八幡巻 / はす焼
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