駅のホームでハシゴ酒 … 「住よし(すみよし)」(名古屋)など
「酒津屋 中店」での朝飲みを軽めに切り上げたのにはわけがある。
もう1軒、名古屋駅のホームで飲んでから、東京に帰ろうと思っているのだ。
やってきたのは名古屋駅在来線5・6番ホームの大阪寄りにある立ち食いうどんの店、麺亭「憩(いこい)」である。
ネットの情報によると、在来線ホーム上に数ある立ち食いうどん屋の中でも、ここがもっともつまみ類が充実しているらしいのだ。
ちなみに、これらの立ち食いうどん屋は、すべて「住よし」の系列店らしい。
よし。今日は「憩」にはあるという、イカ下足フライ(240円)か、ミンチカツ(240円)、あるいは鶏の唐揚げ(240円)あたりで一杯飲んで帰るとしよう。
ところが!
その「憩」の店内に入って、食券の自動販売機を見ると、揚げ物系のボタンの灯りは消えていて、きしめん、そば以外の料理は他の「住よし」と同じぐらいしかない。
あれれ? でももう店内に入ってしまってるので、ここで引き返すというのもなあ。
しかたなく、「住よし」でも食べておいしかった「とうふ(温・冷)」(190円)と「(冷)吟醸生貯蔵酒」(390円)の食券を買ってカウンターに立つ。
土曜の昼前(11時20分)の店内には、5~6人のお客さんがいるが、みんな、きしめんかそばを食べている。飲もうとしているのは私だけだ。
「豆腐は温かいのにしますか? 冷たいのにしますか?」
店を切り盛りしているお母さんにそう聞かれ、
「温かいのでお願いします」と答える。
冷たいのは普通の冷やっこで出されるが、温かいのでお願いすると、電子レンジで温めた豆腐を器に盛って、削り節や刻みネギをトッピングし、きしめんやそば用のツユをたっぷりとかけてくれるのだ。これがうまいんだな。
「今日は、揚げ物はやってないんですか?」
とお母さんに確認してみると、
「いつもは二人でやってるんですが、今日はもう一人が急に都合が悪くなって、私だけになったんですよ。それで、お客さんにご迷惑をおかけしないように、メニューを絞らせてもらいました」
とのこと。せっかくの機会なのに残念なり。
1品と1杯(合計580円)で「憩」を出て、新幹線ホームに向かう前に、念のためにいつもの在来線7・8番線ホームの「住よし」ものぞいてみることにする。
こちらは食券の自動販売機が店の外にある。
あっ! なんとこっちには「イカ下足フライ」も「いわしフライ」(210円)もあるではないか!
最初からこっちに来ておけばよかったなあ。
その「イカ下足フライ」(240円)と「焼酎(梅・レモン)」(310円)の食券を買って店内へと入る。
こちらはお父さんとお母さん(ただしご夫婦ではない)の二人で切り盛り中。
お父さんとお母さんの役割分担がしっかりしていて、流れるようなオペレーションで料理が作られるのが「住よし」の大きな特徴だ。
「焼酎には梅を入れてください」とお願いする。
「焼酎は水割りにしますか? お湯割りにしますか?」
「お湯割りでお願いします」
焼酎は甲類。チューハイも310円である。
注文を受けて揚げられたイカ下足フライをつまみに、焼酎をチビリチビリ。
厨房の棚には創味のめんつゆ、はごろもフーズの鰹節が、隠すこともなく、ドンと置いている。そばも「藪そば」と書かれた冷凍麺だ。「うまけりゃいいんじゃん」ってなもんなんだろうな。
こちらもまた1品と1杯で550円。
そんなわけで、5・6番線の「憩(いこい)」と7・8番線の「住よし」をハシゴして、合計1,130円なり。
さあ、新幹線に乗り込みますか。
名代きしめん「住よし」 / 食券の自動販売機 / 焼酎お湯割り(梅)
・麺亭「憩」の店情報 / 名代きしめん「住よし」の店情報(前回)
(「憩」の次回)19.06.25 かき揚げ天つまで一杯 … 麺亭「憩(いこい)」(名古屋)
(「住よし」の次回はトラックバックからリンクしています。)
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