仮営業が始まりました … 「河本(かわもと)」(木場)
久しぶり、「河本」の「やっこさん」(冷奴、100円)で黒ホッピー(400円)である。
あぁ~~っ。ここのホッピーがやっぱりうまいよなあ。
女将の真寿美さんが熱中症になったのをきっかけに、「河本」は昨年(2015年)7月からずっと休業していたのだ。
それから1年3ヶ月。9月末に「河本」の仮営業が始まった。
・火曜日:4時~8時(第3火は休み)
・木曜日:4時~8時
・土曜日:4時~7時(第2土は休み)
週に3日だけの営業だ。
お店を切り盛りするのは、あんちゃん(真寿美さんの弟)の奥さん。つまり真寿美さんの義理の妹さんだ。
真寿美さんの熱中症はすぐに治ったのだが、あんちゃんの目の調子が悪くなって料理を作るのがむずかしくなり、休業が長引いたのだった。
「休業が長く続いたら真寿美さんがボケてしまう!」
そんな心配をした常連さんたちは、毎日のように休業中の店にやってきた。
あんちゃんが料理ができないので、ほとんどつまみもないなか、自分たちでホッピーを注いで飲む。
真寿美さんは、厨房に近い側の入口横に仮置きされた椅子に座り、常連さんたちと会話を交わす。
だれも「河本」に来ないという日がないように、常連さんたちはひたすらこの店に通ってきてくれていたというから頭が下がる。
そして自分が飲んだ料金を置いて帰っていく。
実は私も、昨年10月にブラジルから一時帰国したときに、大常連の高橋くまさんにお願いして、「河本」に連れてきてもらった。
そのとき、真寿美さんの体調も良かったのか、「久しぶりに来てくれたから…」とカウンターの中に入って、ホッピージョッキの上で焼酎のグラスをクイッと返す熟練の手つきで、ホッピーを出してくれたのだった。
今回も真寿美さんがちょっと顔を出してくれて、「まだ(ブログを)書いてるの?」と笑顔で声をかけてくれた。
真寿美さんの笑顔を見ることができて大安心だ。
この店に一緒にやってきた宇ち中さんの他、カンター席には「橋本健二の居酒屋考現学」の橋本教授もいらっしゃる。ここで「古典酒場」のミニ座談会ができそうな面々だ(笑)。
開店直後の午後4時過ぎから、5時過ぎまで、1時間ちょっと楽しんで、お勘定は500円なり。どうもごちそうさま。
いやいや「仮」とはいえ、営業が再開されて良かった良かった。
これまでの間、真寿美さんのモチベーションを保ち続けてくださったご常連のみなさん、本当にありがとうございました。
「河本」 / あんちゃんの奥さんが出してくれるホッピー / 今日は黒ホッピーにした
やっこさん(冷奴) / おつまみのメニュー / 店内からもれる灯りがいいね
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