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スパイシーなセンマイ … 「工藤軒(くどうけん)」(新橋)

センマイ


 倉嶋編集長宇ち中さんとの忘年会の二次会は、新橋駅前ビル2号館の地下にある立ち飲み屋、「工藤軒」である。

 なにしろここは倉嶋編集長のお気に入り酒場。新橋方面に出てくるたびにこの店に立ち寄っているご様子が、「古典酒場編集長酔いどれブログ」にもたくさん登場している。

 さらに、「散歩の達人2016年4月号【酒場100軒】」でも、倉嶋編集長はここ「工藤軒」を取り上げています。(同じ特集で私は、今はなき「みはる食堂」(野方)をピックアップしてました。)

 まずはキンミヤ焼酎と、ドリンクニッポンの炭酸水で作るチューハイ(350円)をもらい、カウンター上に置かれている「バイスの素」を勝手に投入してバイスサワーにして乾杯!

 倉嶋編集長が注文してくれた料理は、大のお気に入りだという「センマイ」(400円)と「ドキ!ドキ!ケバブ」(400円)の2品である。

 この店の大将は、五反田の「日南」で修業したあと、2013年10月ごろ(←未確認情報)に独立して、この店を開業した。

 大将のことを、倉嶋編集長は『スパイスの魔術師』と呼ぶ。

 つるん、コリコリといただくセンマイも、スパイスが効いてると、これまでに食べたことがない不思議な食感に大変身だ。これはいいねえ。

 そして出てきたドキ!ドキ!ケバブは、見た目はメンチカツのようにも見えるんだけれど、その実体はスパイシーな、肉の粒が大きいツクネなのである。

 口に入れた瞬間は、焼きハンバーグのような感じなんだけど、鼻の奥からフンッと立ち上がってくる香りに、思わずもうひと口と箸がのびる。

 「銀座じゃのめ」で、さんざん飲み食いした後なので、もうあまり飲めないし、食べられないのが残念だなあ。

 この店に来たのは実は2度め。

 最初に来たのは今年の3月だった。宇ち中さんと、「銀座じゃのめ」で飲んだあと、さらに「ロックフィッシュ」、「脱藩酒亭」とハシゴして、4軒めにここ「工藤軒」にやってきたのだった。

 そのときは宇ち中さんが注文してくれて、「ポテトサラダ」(当時は400円、今は350円)と「牛2.5.3(牛煮込み)」(450円)をつまみに、やはりチューハイ(350円)をいただいたのだった。そのときのポテトサラダもスパイシーだったなあ。

 この店はほんの1.5坪(約3畳)の極小酒場。

 客が5~6人も入ればもういっぱいという感じなんだけれど、そこは立ち飲みのすばらしさ。いつも10人近くがひしめきあっている。

 今日も今日とて、ちょうど10人。そのうち男性客は、宇ち中さんと私も含めて4人だけなんだけど、さらにその4人のうち一人は「おねえ」キャラなので、女性密度が高い高い。

 それだけの人数がギュッと圧縮されながら立ち飲んでいるので、みんなで共通の話題で盛り上がる。

 ちょうど入口の所に立っていた倉嶋編集長が、大笑いしながらのけぞるたびに、壁にある灯りのスイッチを背中で押しちゃって、店内が真っ暗になるのもおもしろかったなあ。

 全員が同じ会話の輪の中にいるから、みんなが大笑いするタイミングでパッと電気が消えてしまうのだ。それがまた大受けに受ける。面白い酒場だ。

 本当なら、カレー(600円)で〆るのがいいらしいんだけれど、もう絶対に入らない。

 1時間ほどの立ち飲みタイム。チューハイ4杯で、今日のお勘定は3人で2,200円(ひとり当たり730円ほど)なり。どうもごちそうさま。

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「工藤軒」 / メニュー(表) / メニュー(裏)

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チューハイ+バイス / にぎわう店内 / ドキ!ドキ!ケバブ

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《今年の3月》 チューハイ / ポテトサラダ / 牛2.5.3(牛煮込み)

店情報

《平成28(2016)年12月15日(木)の記録》

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