鰻串と豚串の2枚看板 … 「ふみ屋(ふみや)」(阿佐ヶ谷)
元日の2軒めは、「川名」と同じ通りを、阿佐ヶ谷駅に向かって進んだところにある、「ふみ屋」に初訪問。
ここはちょうど私が帰国したころ(2015年12月)に開店した新しい店。創業1年を過ぎたばかりである。
そしてこの店の大きな特徴は、うなぎ串焼きと、豚のもつ焼き(やきとん)の両方がメニューにそろっていること。さらにメニューには魚介類まで並んでる。
いろんな居酒屋メニューの中に、うなぎの肝焼きがある店はこれまでにもあったけれど、うなぎ串焼きと、豚のもつ焼きが2枚看板というのは見たことがない。
しかもこの店の店主は、うなぎ串焼きは荻窪「川勢」で、豚のもつ焼きは沼袋「たつや」で、それぞれ修業したあとに独立して、この店を開いたというから、2枚看板のどちらもが本格派だ。
うなぎ串焼きは、クリカラ、キモ、エリ、ヒレなどが、それぞれ1本250円。短冊は300円。豚のもつ焼きは、それぞれ1本130円といったところ。
もう何年も前のことだけれど、とある雑誌で串焼き特集をしたときに、そのジャンル分けについて、「もつ焼き、焼き鳥に加えて、うなぎ串焼きのジャンルも設けてはどうでしょう」という提案をしたことがあった。
「う~ん。うなぎ串焼きは、それほどメジャーじゃないから、それだけでジャンルを分けるのはむずかしいですねえ」
というのが回答で、結局そのときは、うなぎ串焼きのジャンルは設けられなかった。
当時は、新宿「カブト」、中野「川二郎」、荻窪「川勢」、自由が丘「ほさかや」、青物横丁「丸富」などをはじめとした、いわゆる老舗店しかなくて、『知る人ぞ知る』みたいな感じだったからなあ。
しかし近年は、中野「味治」や、中井「くりから」なども新たに開店して、それぞれに人気を誇っている。今年3月には、東長崎に「くりから」の2号店、「今日が丑の日」もオープンするらしい。
うなぎ串焼きは大好物なので、この状況はとてもうれしい。
今度は、ひとりでじっくりと飲みに来てみたいお店です。どうもごちそうさま。
お正月限定メニュー / 飲み物メニュー / 冬季限定メニュー
鰻の骨せんべい(400円) / クリカラ(1本250円) / おしんこ(350円)
味噌漬け(1本350円) / キモ(1本250円) / ホッピーセット(400円)
カシラ(1本130円) / シロ(1本130円) / アブラ(1本130円)
・店情報
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