今年も呑み初めはここ … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)
今年も呑み初めは、「川名」での元日新年会。毎年、飲み仲間たちと、ここで新年を祝うのが楽しみなのだ。
われわれ以外にも、そう思う常連さんは多いらしく、元日の「川名」の店内はいつも満席状態。年の初めから大にぎわいなのである。
「川名」の定休日は月曜と火曜。これは、年末年始も、ゴールデン・ウィークも、お盆休みの期間も変わらない。
その代わりに、年に数回、10日間ほどの連続休暇(バケーション)が設定されている。
店主・川名茂(かわな・しげる)さんの趣味が、国際的なマラソン・イベントへの参加なので、たとえばホノルルマラソンなどの時期などにバケーションが設定されるのだ。
(2016年12月11日に開催された第44回ホノルルマラソンにも参加され、今回も無事に完走されたそうです。おめでとうございます。)
思い返せば、初めて「川名」に入ったのは平成13(2001)年8月のこと。今から15年半ほど前だった。
通勤経路上にある店だったので、店の前はよく通ってたんだけれど、とにかく間口が狭いので、かなり長いあいだ、店頭でお土産用の焼き鳥を販売している店という認識でしかなかったのだ。
やっと酒場であることに気がついて、入ってみたところ、店内はウナギの寝床のように奥が深くて、しかも濃厚なホッピーを320円(当時)、マグロブツを280円(当時)で出しているような、すばらしい大衆酒場だったのである。
まさに「灯台もと暗し」。
『大衆酒場の名店を求めて、都内のあちこちに出かけていかなくても、自分のすぐ近くにだっていい大衆酒場はあるんだ』
ここ「川名」と、荻窪「やきや」、沼袋「ホルモン」、都立家政「竹よし」、そして今はなき鷺ノ宮「鳥芳」の5軒(いずれも初訪問は2001年)が、私が「地元の大衆酒場」に目覚める大きなきっかけとなった店だったのでした。
そんな「川名」で、初めて元日に飲んだのは平成16(2004)年のこと。当時は元日に営業しているということがあまり知られていなかったからか、お客さんも少なかったなあ。
それ以降、元日は「川名」で過ごすのが定番になってきた。
だんだんと飲み仲間も増えてきて、今では事前に予約を入れての、完全なる「新年大宴会」である。これが年始の大きな楽しみなのだ。
あぁ、それなのに……。
なんと来年(2018年)と再来年(2019年)は、元日が「川名」の定休日に当たっているのである!
来年と再来年の元日、どこでどう過ごそうか。今からそんな心配をしているところなのでした。
元日のメニュー / しそ味大根漬 / 生グレープフルーツサワー
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