マグロ中落ちもいいね … 「鹿島屋(かしまや)」(三田)
マグロ中落ち(たぶん1人前が600円で、上の写真は2人前)がすばらしい!
「旨み」がものすごく強くて、口の中いっぱいに濃厚な味わいが広がっていく。
ここは昭和6(1931)年創業の「鹿島屋」。現在は創業店主のお子さん姉妹が、二代目として切り盛りされている。
実はこの姉妹の間にひとり、男の兄弟がいて、彼が築地でマグロの仲卸をやっていたことから、こんなにも質のいいマグロを、安価に提供できるようになったんだそうな。
今日は職場が近い宇ち中さんと一緒に、ここ「鹿島屋」にやってきた。
宇ち中さんの職場と、私の職場は、田町駅を挟んで線路の向こう側と、こっち側。ただし、「鹿島屋」が駅から少し離れた場所にあるので、どちらの会社からも歩いて15分ぐらいはかかってしまうのだ。
店内はカウンター8席と、その後ろに4人掛けのテーブルがひとつ。さらにその奥の小上がりに6人用の座卓があるが、そこはあまり使われないようだ。小上がりのふちのところが、店主姉妹が腰かけて休憩する場所になっている。
毎日のようにやってくる常連さんも多いようで、店内はいつもそこそこにぎわっている。
我われはカウンター席の最深部に陣取って、まずは大瓶ビール(キリンラガー、たぶん600円)をもらって乾杯し、つまみにはマグロ中落ちと、名物の煮込み(たぶん1串100円)を注文した。
ちなみに店内にメニューはない。マグロと煮込み、もつ焼きは、つとに知られている。
すぐに出されたのが、大きめの小鉢(というか小さめの丼)にたっぷりと盛られたマグロの中落ち。おそらくこれで2人前なんだろう。量もすごいね。
そして煮込み。ここの煮込みは串打ちの「牛もつ煮込み」だ。シロ(腸)とフワ(肺)が2本ずつ。もつが大きい!
味付けは仙台味噌。黒々と、そしてこってりと煮込まれているのが大きな特徴だ。
シロは、そのしっかりとした弾力感と、たっぷりと付いた脂の旨みがいい。
フワはクニュクニュとした食感で、それ自体にはほとんど味はないのだが、煮汁の味がしっかりとしみ込んで、煮汁と同じ味わいになる。つまり、フワと食べると、その店の煮汁の味がよくわかるのだ。
大瓶ビールを2本いただいて、煮込みは完食。
「マグロ中落ちには、やっぱり燗酒だよね」
ということで燗酒(大徳利、たぶん600円)も1本いただいた。
さっくりと1時間半ほど楽しんで、今夜のお勘定は二人で3,400円(ひとり当たり1,700円)なり。どうもごちそうさま。
急きょお付き合いいただき、ありがとうございました。>宇ち中さん
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