ずっしりとバラねぎ塩 … やきとん「たつや」(沼袋)
呉出身のカミサンと、映画「この世界の片隅に」を見にいった帰り道、夕食も兼ねて「たつや」に立ち寄った。
お酒が飲めないカミサンは、初めての「たつや」である。
ウーロン茶(250円)とホッピー(400円)をもらって乾杯し、1巡めのつまみとして、「冷製の盛り合わせ」(500円)、「もつカレー」(パン付き、400円)、「おかわりパン」(100円)、そして「自家製ぬか漬け」(200円)を注文した。
冷製の盛り合わせは、いわゆる「豚もつの刺身」であるが、生ではなくて、内部までしっかりとゆでて冷ました豚もつをスライスしたもの。今日はコブクロ、タン、レバの3点盛りだ。
これをニンニク、ショウガ、刻みネギなどと一緒に、醤油につけて、刺身のようにいただく。
レバはカウンター上に置かれているゴマ油と食塩でいただくのもいい。
2015年6月に、豚もつの生食が禁止されたとき、「これでもう(牛も豚も)レバ刺しは食べることができないのか」と、単身赴任先のブラジルで悲しんだものだった。
しかし! それに代わるものとして登場した、ゆで冷ましてスライスしたレバが、生レバとも、焼いたレバとも違う、ゆで冷ましならではの、いい味わいを提供してくれた。
「宇ち多゛」で、『ボイル』と呼ばれているレバも、やはりゆで冷ました豚レバである。
もつ焼きの名店のみなさんは、転んでも(転ばされても?)ただでは起きませんねえ!
そして、たつや名物もつカレー。スプーンと、炭火でトーストしたバゲットが2枚添えられるので、バゲットの上にカレーを盛っていただくのがいい。
パン2枚では足りない人のために、おかわりパンも用意されている。2人以上で来た場合は、おかわりパンは必須だと思う。
ピリッと辛みのあるカレーと、たっぷりと入った豚もつの濃厚なコク。クセになる逸品なのだ。
焼きものは、かしら(110円)、はらみ(110円)、あみはつ(130円)、たんもと(150円)、エリンギ巻き(150円)を1本ずつ、味はおまかせで注文する。
タン、ハツ、カシラ、ハラミは、もつの中でも、精肉に近い品々。もつが苦手な人でも、たいてい大丈夫だ。
「この人は、もつが食べられるかどうか、わかんないな」という人と一緒に行く場合は、この4品あたりから入るのがおすすめです。
「あみはつ」というのは、ハツ(心臓)を、
タンも、ここ「たつや」には、たん(110円)、たんした(110円)、たんもと(150円)という、同じタンの中でも部位が異なる3種がそろっている。
3杯めとなるナカ(おかわり焼酎、250円)をもらい、金柑串(200円)、玉ねぎ(140円)、バラねぎ塩(180円)を追加注文。
前にも書いたとおり、もつ焼き屋の炭火で焼いてもらう玉ねぎがうまいんだ。ずっしりと重い、バラねぎ塩もいいね!
2時間弱の酒場浴。今夜のお勘定は二人で3,970円なり。どうもごちそうさま。
やきとん「たつや」 / 本日のもつやすめ / ホッピーセット
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