初めて並ばずに入れた … もつ焼き「宇ち多゛(うちだ)」(京成立石)
仕事を終えて、京成立石駅に到着したのは午後6時半。
大急ぎで「宇ち多゛」の入口(=裏口)に向かうと、なんと行列は大常連のIさんひとりだけ。ひとりじゃ行列とは言わないか……。
そのIさんの後ろに並ぼうとしたとたんに、二人そろって店内へと入ることができた。
「宇ち多゛」に通うこと16年。並ばずにスパッと店内に入れたのは、今回が初めてだ!
でも残念ながら、我われが店内へと入った瞬間に、「煮込みこれで終わり」という声が飛んだ。今日は煮込みを食べようと思ってたのになあ……。
気を取り直して、まずは小瓶のビール(キリンラガー、400円)をもらい、もつ焼き(2本200円)は「レバたれ」を注文する。
ブラジルへの単身赴任から帰国してから、「よく焼き」のもつ焼きも好みになった。しっかりと火が通ったレバもおいしいね。レバのひと切れがずっしりと大きいのもいい。
このところ、来るたびにレバが売り切れていることが多かったので、「宇ち多゛」のレバをいただくのも、本当に久しぶりだ。その点でも、うれしいなあ。
続いては「ガツ
「生」といっても、本当の「生」ではない。
「宇ち多゛」のもつ焼き(レバ以外)は、下ゆでした豚もつを串に刺してスタンバイしている。これを、注文を受けて焼き上げてくれる。
つまり焼く前から、もつの内部にまで火が通っている状態なのだ。
だから焼きあがるのが早いし、生焼けなんてこともない。
で、さっきの「生」という注文は、『焼く前の、下ゆでしてスタンバイされている串をそのまま出してちょうだい』ということなのだ。
「生」には醤油をさっとかけてくれる。「ガツ生」と注文すると、この状態。これにさらにお酢もかけてもらって、酢醤油の味にするのが「ガツ生お酢」なのでした。
酢醤油によって豚もつのコクが緩和され、さっぱりといただくことができる。
そこへ、これまた大常連の宇ち中さんもやってきた。
宇ち中さんも最初は小瓶のビールからスタートして、つまみは「シロみそ」である。
「シロみそ」というのは、素焼きしたシロを、煮込みの汁にどっぷりと浸けて出してくれるもの。煮込みが味噌あじだから、「みそ」っていうんだろうな。
今日のように煮込みが売り切れているときには、煮込みの代わりになる一品でもある。
「お新香」(200円)を注文しようとしたら、すでにキュウリがなくなってるとのことだったので、「大根、ショウガのっけて」(200円)に切り換える。
「お新香」はキュウリと大根のぬか漬けの盛り合わせ。「大根」は、キュウリがなくなるかわりに、大根の量が増えるのだ。
「お新香」や「大根」には、最初から「紅ショウガ」がちょっとトッピングされている。この「紅ショウガ」の量を増やしてもらうのが、「ショウガのっけて」というオプションなのだ。
宇ち中さんも焼酎の梅割りに移行し、「アブラ素焼き」を追加した。素焼きで注文すると、焼き上がりに、サッと醤油をかけて出してくれる。
閉店まで、1時間ちょっとの酒場浴。今宵のお勘定は1,400円(宇ち中さんは1,200円)でした。どうもごちそうさま。
大根ショウガのっけて(右端はガツ生) / 宇ち中さんのアブラ素焼き / 梅割り2杯め
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