牛ランプをステーキで … 「カフェ・ド・セントロ(CAFE do CENTRO)」(日比谷)
ドカンと1枚、600グラムの牛ランプステーキである。
ランプというのは、牛の腰からお尻にかけての、大きな赤身肉。脂分が少なくて、やわらかくて、旨みもあるというクセのなさがブラジルでも大人気。
ポルトガル語ではアウカトラ(Alcatra)と呼ばれる部位ですね。
写真を見ていただいてわかるとおり、長さ方向にも、幅方向にも、ほぼ同じ長さ。30センチ×30センチぐらいの正方形に近い形で、ジュージューと湯気を上げながらやってきた。
本当は15センチ×30センチぐらいで、もっと厚みがあった肉を、水平に切って開いて焼いてくれたもののようだ。
熱々のうちに切り分けて、ファロッファ(キャッサバ芋の粉)とヴィナグレッチ(細かく刻んだ野菜のマリネ)をからめながらいただく。
う~ん。これはまた、カイピリーニャが進むねえ!
今日は5家族10人で、「カフェ・ド・セントロ」の横長テーブルを囲んでのディナーである。
横長テーブルと言っても、4人がけのテーブルをくっつけて10人で座れるようにしてくれているもの。
この店には、ひとり4,000円からの、2時間飲み放題付きのコースも用意されているのだが、今日はあまりお酒が飲めない女性も半分ぐらいいること、いろんなブラジル料理をあれこれと食べたいこと、そしてなによりも2時間の枠にしばられることなく、存分に楽しみたいこと、といった観点から、席だけの予約にさせてもらった。
まずは「生ビール」(540円)や「マンゴージュース」(519円)をもらって乾杯し、料理はいつもの「干し鱈のコロッケ」(540円)、「タピオカ芋のカリカリフライ」(627円)、「ブラジルMIXサラダ」(735円)、「ミナスチーズ」(540円)を、それぞれ2つずつもらってスタートする。
飲むメンバーは、生ビールを2杯ぐらい飲んだところで、キープしているカシャーサのボトルに、カットライム(378円)をもらって、砂糖なしのカイピリーニャを作る。
肉は冒頭でご紹介した「牛ランプステーキ600g」(2,354円)と、牛イチボ肉を焼いた「ピッカーニャグリル500g」(3,456円)をもらう。牛ランプが赤身なのに対して、ピッカーニャは脂も多い。マグロでいえば赤身とトロの関係に近い。
カシャーサのニューボトル(3,024円)も入れて、ブラジル風の肉・もつ煮込み「フェイジョアーダ(大)」(1,814円)と、ブラジル風魚介鍋の「ムケッカ(大)」(2,687円)、さらには牛テールの柔らか煮「ハバーダ」(1,706円)ももらう。
女性陣のご希望にこたえて、「カルネセッカ(干し肉)とクリームチーズのピザ」(842円)や「ミナスチーズとフレッシュバジルのマルゲリータ」(756円)、さらに各種のパステウ(ブラジル風揚げ餃子、1個324円)、「もっちもちチーズパン(ポン・ジ・ケージョ)」(1個97円)などももらう。
私以外の9人は、シュラスコ以外のブラジル料理は食べたことがないらしいので、とにかく少量ずつでもいろんなものを食べてもらおうと、あれこれと注文した。
私自身の今日の収穫(始めていただいて美味しかったもの)は、冒頭でご紹介したアウカトラ(牛ランプ肉)と、「揚げタコのさっぱりビネガーソース(ポウボ・フリット・アオ・ヴィナグレッチ)」(627円)だったなあ。
ブラジルでもタコはよく食べるんです。
でも、日本で食べるような少量では出してくれないので、ひとりで食べにいったときは量の多さに困ったものだった。(→そのときのブラジルブログの記事)
3時間ほど楽しんで、今日のお勘定は10人で45,564円なり。どうもごちそうさま。
「カフェ・ド・セントロ」 / 干し鱈のコロッケ / ミナスチーズのマルゲリータ
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