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2017年3月

塩漬け牛肉のパステウ … ブラジル料理「カフェ・ド・セントロ」(日比谷)

塩漬け牛肉のパステウ


 「パステウ(Pastel)」は、ブラジルを代表する庶民的ファストフード。

 小麦粉を練って薄く延ばした皮に、いろんな具材をつめて揚げたもので、屋台やスーパーの一角など、いろんなところで売られている。

 朝食として、甘~いカフェオレなんかと一緒にパステウを食べてる人も良く見かけたものだ。

 日本では「ブラジル風揚げ餃子」と紹介されていることも多いんだけれど、見た目も食感も、揚げ餃子とはちょっと違うんだなあ。

 ここ「カフェ・ド・セントロ」にも、「チーズとハーブ」、「鶏肉とヤシの新芽(パウミット)」、「ひき肉と玉子」、「塩漬け牛肉(カルネセッカ)とクリームチーズ」という4種類のパステウがあって、いずれも1個が324円。

 5人でやってきた今日は、「塩漬け牛肉(カルネセッカ)とクリームチーズのパステウ」を5個(ひとり1個ずつ)もらった。

 ブラジルにいるときは、できあがってショーケースに並んでいるパステウを、「はい」と渡してくれることが多かったが、ここ「カフェ・ド・セントロ」では注文を受けてからパステウを揚げて、できたての熱々を出してくれる。

 これだけでも、もう味わいが違うよねえ。

 自分の分を取り皿にとって、2分割する。その断面に、中の具材(今回の場合は塩漬け肉とクリームチーズ)が見えるところへ、ヴィナグレッチ(刻んだ野菜のマリネ)を投入して、一緒にいただくのがブラジル流なのだ。

 今日、「カフェ・ド・セントロ」での飲み会は、午後6時15分スタート。

 3月末の送別会シーズンとあって、店内はグループ客が多く、このあと7時までの間に満席となった。危ない危ない。予約してきて良かったねえ。

 まずは生ビール(540円)で乾杯し、いつものように「干しダラ(バカリャウ)のコロッケ」(6個540円)や「タピオカ芋(マンジョッカ)のカリカリフライ」(626円)、ヤシの新芽(パウミット)やビーツ(ベテハーバ)が入った「ブラジルMIXサラダ」(734円)に加えて、前回食べて美味しかった「揚げタコのさっぱりビネガーソース(ポウボ・フリット・アオ・ヴィナグレッチ)」(627円)も注文した。

 そして飲みものは、キープしているカシャーサに、「カットライム」(378円)をもらって、自分たちで作るカイピリーニャに移行した。

 メインとなる肉料理は、「牛ランプ(アウカトラ)ステーキ」(600g、2,354円)と「牛テールの柔らか煮(ハバーダ)」(1,706円)をもらう。

 カシャーサのボトル(3,024円)も追加して、冒頭でご紹介した「パステウ」や、「もっちもちチーズパン(ポン・ジ・ケージョ)」(1個97円)をつまんだあと、最後の〆は「バイーア風魚介鍋(ムケッカ)」(2,678円)である。

 3時間ちょっと楽しんで、今日のお勘定は4.5人で18,077円(ひとり4千円ほど)だった。(5人のうち1人は途中参加・途中退席だったので、0.5人分とカウントしたもの。)

 どうもごちそうさま。だんだんと『行きつけのお店』という感覚になってきたのが、うれしいなあ。

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ブラジルMIXサラダ / 揚げタコのビネガーソース / 干しダラのコロッケ

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タピオカ芋のフライ / 牛ランプステーキ / 牛テールの柔らか煮

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ブラジルのフランスパン / 塩漬け牛肉のパステウ / ムケッカ

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ムケッカはごはんにかけて / ポン・ジ・ケージョ / 店の前で写真

店情報前回

《平成29(2017)年3月22日(水)の記録》

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受注生産のもつ煮込み … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

受注生産のもつ煮込み


 久しぶり。「すっぴん酒場」の「煮込み」(400円)である。

 ここの煮込みは、冷蔵庫に保存している煮込みを、注文を受けてから仕上げて出してくれるタイプ。

 片手鍋に、煮込みひとり分について1杯の出汁だしが張られ、そこに冷蔵庫の「濃縮煮込み」もまた1杯。目の前でひと口大に切り分けた豆腐も投入され、ここからグツグツと煮込むことしばし。

 あっつあつの煮込みを小鉢に盛って、刻みネギをトッピングしたらできあがりだ。

 けっして「冷蔵したものを温め直す」という感じではなくて、「ある程度まで仕上げて冷蔵保存しているものを、最終的な商品としての煮込みになるように調理していく」ものなのである。

 だから品質にムラが出にくい。開店直後だろうと、閉店直前だろうと、いつでも同じような煮込みをいただくことができるのだ。

 今日は本来ならば定休日である、月半ばの日曜日(毎月第1日曜と最終日曜は営業日)ながら、三連休の中日なかびとあって「すっぴん酒場」も営業中。

 私も、早めの夕方から散髪に出かけたその足で、「すっぴん酒場」にやってきた。

 店に着いたのは午後6時半。

 日曜日だからか、いつもとは客層が違うんだけれど、カウンターの奥のほうでは、大常連のS藤さん、K藤さんが並んで立ち飲んでいる。

 「こんばんは、こんばんは」とごあいさつしながら、いつものように黒ホッピー(450円)をもらって乾杯すると、今日もお通し(100円)はお新香(大根、カブ、キュウリ、ニンジン)だ。

 そして今日も焼きものは、レバ、シロ、チレ(各100円)から始めようとしたのだが、残念ながらチレは売り切れ。かわりにハラミナンコツ(100円)を組み込んだ。

 最初の3本のもつ焼きをいただく間に、ナカ(おかわり焼酎、250円)を1回。これもまた標準的な流れだ。

 続いて、冒頭でご紹介した煮込みを注文し、この煮込みでまたナカを2杯。これでソト1・ナカ4となって、ちょうどソトがなくなるのである。

 もつ焼きを出してくれる親子鍋に残っていたキャベツをつまんで、終了に向かっていたところで、携帯電話がビビビッとふるえた。

 見れば、宇ち中さんからのメッセージ。なんと黒ちゃん(奥さま)と一緒に、中央線沿線で食事をしていたんだそうで、すぐ近くにいるとのこと!

 「待ってます」と返信したら、タクシーをブッ飛ばして、「すっぴん酒場」まで来てくれた。いやいや、ありがとうございます。

 ここからもう1度、黒ホッピーをセット(450円)でもらって、仕切り直しである。

 もともとソト1・ナカ4で、ちょうどいいところからも分かるように、この店のホッピーやサワー類は焼酎の量が多い。(ソト1・ナカ3でちょうどいいぐらいの店が多い。)

 いつものソト1・ナカ4でも、すっかり完成した状態になってしまうから、それ以上の量だと泥酔必至だ。でも明日も休み(祝日)だから、ま、いいか。

(ちなみに、大常連のS藤さんは、平日も含めて毎日のようにソト2・ナカ7ぐらいの量を飲んでいる。その肝臓の強靭きょうじんさたるや、驚くばかりである!)

 この時点で、午後8時半。入店後、ちょうど2時間である。

 宇ち中さんご夫妻と談笑しながら、アブラニンニク(100円)、コブクロ(100円)と食べ進み、さらにナカをもらってピータンピーマン(200円)である。

 最後にもう1杯、ナカをもらって2巡めはソト1・ナカ3。1巡めのソト1・ナカ4と合わせて、合計でソト2・ナカ7はS藤さんなみ! 私自身としては、この店での最高新記録である。

 午後10時半まで、なんと4時間もの立ち飲みタイム。東京から乗った「のぞみ」が、広島に着くほどの時間である。これで疲れた感がないんだから、まったく不思議だよねえ。

 キャッシュ・オン・デリバリー(商品と引き換え払い)での支払合計は3,350円なり。長時間、失礼しました。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピーとお通しのお新香 / れば

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しろ / はらみなんこつ / ソト1・ナカ4のあと、さらに黒ホッピーセット

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あぶらにんにく、こぶくろ / ピータンピーマン / 飲みものメニュー

店情報前回

《平成29(2017)年3月19日(日)の記録》

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嬉々レバ・シロ・チレ … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

シロとチレ


 この店にやって来ると、まずまっ先に注文する焼きものが、レバ、シロ、チレ(各100円)の3種3本だ。この3つが大好きで仕方がない。

 それなのに!

 前回はチレが売り切れていて、レバとシロしか食べることができず、前々回なんてシロもチレも売り切れていて、レバしか食べることができなかった。

 こうして3種3本をフルセットで食べることができたのは、実に3週間ぶりである。嬉しいなあ。

 他のもつ焼きもそうだけど、この店では、塩とかタレとかの味付けは特にしてしないのが普通のようだ。

 常連さんたちがそうするから、知らぬ間にそうなったのかなあ。

 私もいつも味付けを指定しないで注文する。

 そうするとレバとシロはタレ焼きで、チレは塩焼きで出してくれる。

 そして、ここのもつ焼きは、この界隈の他のもつ焼き店と比べると、ちょっとよく焼き気味。そこにハマってるんだ。

 私はずっと、もつ焼きは若焼きのほうが美味しいと思っていた。でも、この店のもつ焼きに出会ってから、「よく焼きもいいもんなんだ」ということを再認識した。

 しっかりと焼けたレバのプリッと感。表面がカリッと焼けたシロは内部がチュルンとやわらかい。

 特にチレ。この店のチレを食べるまでは、チレはプニプニとした頼りない食感が特徴のもつだと思ってた。でも、よく焼くとそのプニプニ感がなくなる。チレとチレとの間に挟まっている網脂あみあぶらが、いい味を出してるんだなあ。

 この3本を食べ終わるまでに黒ホッピー(セット450円)+ナカ(250円)をもらって2杯を飲み切る。

 今日もお通し(100円)はお新香だ。少量ずつながら、キュウリ、大根、カブ、ニンジンの4種盛りだ。

 3杯めとなるナカをもらって、焼きものはアブラニンニク(100円)とハツミミ(100円)を追加。

 アブラニンニクは、ニンニクと小さくカットした内臓脂を串に刺して、しっかりと塩焼きしたもの。ジュワンとくる脂に、ニンニクのホクホク感がたまらない。

 ハツミミは、ハツ(心臓)の縁のほうの部分を、ピーマン、ネギとともに串に刺して、焼きあげたもの。こちらも塩焼きだ。

 そして4杯めのナカには、ハラミナンコツ(100円)とツクネ(100円)である。

 ハラミもナンコツも、いろんなもつ焼き店にあるけれど、ハラミナンコツという組み合わせはあまり見かけない。ツクネはこの店の目玉商品のひとつだ。

 ゆっくりと2時間ほどの立ち飲みタイム。キャッシュ・オン・デリバリーでの総支払い額は、ちょうど2,000円でした。どうもごちそうさま。

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黒ホッピーとお通しのお新香 / れば / あぶらにんにく

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はつみみ / はらみなんこつ / つくね

店情報前回

《平成29(2017)年3月17日(金)の記録》

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冬の味・牛すじ煮込み … 焼鳥「川名(かわな)」(阿佐ヶ谷)

牛すじ煮込み


 「川名」には2種類の煮込みがある。ひとつは「豚軟骨もつ煮込み」、もうひとつは「牛すじ煮込み」だ。

 「川名」でしか食べることができない、「川名」固有の煮込みは、前者の「豚軟骨もつ煮込み」のほうだ。

 その名のとおり、豚軟骨(のど軟骨)を、大根やごぼうなどの根菜類と一緒に煮込んだものなんだけど、作るのにものすごく手間ひまがかかるんだそうな。

 その手間ひまのかかりようたるや、煮込みが飛ぶように売れる冬場は、とてもやってられないほど。そこで冬場は「牛すじ煮込み」を出すようになったというのが、ことの顛末だ。

 なので、冬場の今は、メニューには「牛すじ煮込み」(324円)しか出ていない。

 こちらも牛すじ肉を、大根やごぼうなどの根菜類やコンニャクと一緒にグツグツと煮込んだもの。

 コクの強さ(甘みと旨み、脂分の多さ)からいくと、「牛すじ煮込み」のほうが上手うわてだろうな。食感は「豚軟骨もつ煮込み」のほうがおもしろい。

 木曜日の今日、「川名」に到着したのは午後7時半。

 そろそろすき始める時間かと思いきや、まだまだお客が多かった。しかもグループ客が多いので、二人だけで店を切り盛りしている店主夫妻も、まだまだ大忙しの様子だ。

 なにしろ看板料理でもある焼き鳥を焼くための焼き台が店の外にあるからなあ。ひとりは必ず焼き台の番をしていないといけない。そうすると店の中は中で、てんてこ舞いの状態になるのである。

 飲食店はどこも慢性的な人手不足に陥っている。「川名」も例外ではないのだ。

 そんな状況を見ながら、カウンター席の一角に腰をおろし、「生グレープフルーツサワー」(411円)と「牛すじ煮込み」(324円)を注文した。

 「牛すじ煮込み」は、焼き台の端っこに置かれた鍋で煮込んでいるものを、サッと小鉢についでくれるだけなので、たとえ忙しいときでも、すぐに出てくる。お腹がすいているときの最初のおつまみとして、ちょうどいいのである。

 その煮込みをつまみながら、サワーを飲んでいるうちに、徐々にお客さんが減ってきた。やはりこのくらいの時間帯が、ちょうど入れ替わりの時間帯のようだ。

 午後8時に向かって、だんだんと減っていったお客さんは、8時を回ったところで、今度はまた増え始めた。

 この辺からが、「川名」にとっては『第三波』となる時間帯なんだろうな。

 午後4時開店の「川名」は、開店直後に、毎日のようにやってくる年配の常連さんたちが訪れてくる。これが『第一波』である。

 この『第一波』は、6時ごろまでに収束し、6時過ぎぐらいから『第二波』が始まる。『第二波』の主役は、この近隣で働いている会社員のみなさんたちだ。

 そしてその次。ちょうど今ぐらい(8時過ぎ)の時間帯からが『第三波』となる。都心部で働いていた人たちが帰路につき、自宅に帰る前に、ちょっと立ち寄る時間帯だ。

 『第三波』からは、明確な波の形にはならずに、閉店時刻までだらだらと高い波が続くことが多い。

 近くの店で飲んでた人たちが二次会でやってきたり、都心部で飲んでた人が、「帰る前にもう1杯」と飲み直しにやってきたりするからだ。

 その『第三波』が高くなってしまわないうちに、もう1品、料理をもらうことにしよう。

 ボリュームたっぷりのサラダにするかな。今日のメニューに並んでいるサラダは、「アスパラサラダ」、「生ハムサラダ」、「トマトサラダ」の3種類。いずれも432円である。

 そんな中から、「生ハムサラダ」を選択。「生グレープフルーツサワー」もおかわりした。

 出てきたサラダは、予想どおりのボリューム。

 大きな丸皿にまずレタスが盛られ、その上にたっぷりのオニオンスライス。それを覆いつくすように生ハムである。皿のフチには、バナナやパイナップルなども添えられる。

 『第一波』のときに多い、年配の常連さんの中には、「野菜や果物はこの店でしか食べない(≒食べる機会がない)」という方も多いんだそうな。

 『それならば、ここでたっぷりと食べて帰ってもらおう』

 ということで、こんなにボリュームたっぷりのサラダにしたり、お通し(サービス)を果物(今日はオレンジ2切れ)にしたりしたんだそうな。

 「うちのお客さんには、ずっと元気でいてもらって、いつまでも店に来てもらわないといけないですからねえ(笑)」と店主。

 「これもどうですか」と出してくれたニンジンがまた良かった。

 塩ゆでして、オリーブオイルをかけただけのニンジンなんだけど、甘みがすばらしい。

 『ニンジンって、こんなに甘かったっけ?』と驚いた。

 ニンジンもさることながら、オリーブオイルもいいのかもね。イタリアは、トンマーゾ・マシャントニオという有機農園で採れた、エキストラバージン・オリーブオイルなんだそうな。

 午後9時まで、1時間半の酒場浴。席料108円が加わって、今夜のお勘定は1,686円なり。どうもごちそうさま。

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「川名」 / 生ハムサラダ / ニンジン+オリーブオイル

店情報前回

《平成29(2017)年3月16日(木)の記録》

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牛タンの赤ワイン焼き … やきとり「鳥勝(とりかつ)」(立会川)

タンワイン焼


 初めて注文した「タンワイン焼」(350円)は、ひと口大にスライスした牛タンを、赤ワインにつけて焼き、塩コショウで味付けして仕上げた一品。生レタスの上にのせて出してくれる。

 これもいいねえ。なにを食べてもハズレがないのが、この店のすばらしいところだ。

 しかも値段も安いから、店内はいつも満席の大人気店だ。

 今日も今日とて、6時45分ごろに店に到着すると、店内はびっしりと満席。

「ここにひとり入れるよ」

 と遠くから声をかけてくれたのは、先日、入口横(テレビ下)のミニテーブルで相席させていただいた、常連女子のIさん。

 この店は、入口側にカウンター席があって、その奥にテーブル席が並ぶという造り。

 そのテーブル席の、いちばん手前側の6人卓が、常連さんたちの定番のテーブル席になっているようで、それぞれひとり客でやって来ては、この6人卓を囲んで談笑しているのだ。

 そんな常連テーブルに入れていただくのは、とってもおそれ多いことではあるが、せっかく声をかけていただいたので、Iさんのとなりにおじゃますると、対面の席には酒場通のチャリンコスター星さんが座ってた。

 「どうもどうも」とごあいさつしつつ、まずはホッピー(360円)をもらって、常連テーブルのみなさんと乾杯である。

 つまみは「レバーステーキ」(280円)と、冒頭でご紹介した「タンワイン焼」を紙に書いて女将さんに手渡した。

 実はレバーステーキも、今日、初めて注文する料理だ。でもだいたい予想はついている。

 わりと早めに出てきたレバーステーキは、その予想のとおり、ひと口大にカットしたレバーと玉ネギを、塩コショウで味付けして炒めたものだった。

 「ハラミステーキ」(450円)、「タンステーキ」(350円)など、『ステーキ』という名前が付いているものは、「玉ネギと一緒に塩コショウで炒める」という料理のようだ。

 とてもシンプルな料理なのに、とてもうまい。ネタ(素材)がいいんだろうなあ。

 2杯めとなるナカ(焼酎おかわり、200円)は自分でもらったんだけど、それ以降は、常連テーブルのみなさんが氷は入れてくれるは、焼酎は入れてくれるはで、何杯飲んだのかも、すでにあやふやな状態。

「はい、これ今日のお勘定ね」

 女将さんがみんなに、小さな紙に書いたお勘定書きを持って来てくれたのをきっかけに時計を見ると、もう9時。この店の閉店時刻である。

 いやあ、常連テーブルのみなさんが楽しくて、思わず時間を忘れて飲んでしまいました。どうもありがとうございました。

 今宵のお勘定は1,190円。どうもごちそうさま。

 次回は「牛肉みそ炒」(450円)か「ハラミみそ炒」(450円)、あるいは「生姜焼き」(320円)あたりにチャレンジしてみたいなあ。「DX納豆」(270円)というのも、なにが「DX」なのか、気になる気になる。

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「鳥勝」 / ホッピー / レバーステーキ

店情報前回

《平成29(2017)年3月15日(水)の記録》

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豚タンとその仲間たち … やきとん「たつや」(沼袋)

豚タンとその仲間たち


 上から順に「たんした」(110円)、「たんもと」(150円)、「たん」(110円)の塩焼きである。

 豚の舌は、先っぽの硬い部分は煮込みの具材にし、中間部分が普通の「たん」として出される。

 そのさらに奥、下の根っこに当たる部分が「たんもと」で、ここは非常に希少部位。豚の舌1個(つまり豚1頭分)から、「たんもと」は1串分しか取れないんだって。だから値段もちょっと高い。「上タン」と呼ぶ店もあるそうな。

 そして「たんした」は、舌の裏側についている筋肉の部分。「たん」とはまた違う強い弾力感を味わうことができる。

 先日の、「豚ハツとその仲間たち」に続いて、今日は「豚タンとその仲間たち」を楽しませてもらった。

 沼袋「たつや」の創業は平成22(2010)年3月15日。その前日にプレオープンしてるから、今日で創業7周年である。

 ついこの間オープンしたような気がするのに、あっという間にもう7年。

 開店した当初から今まで、いつもいつもお客さんでいっぱいの人気店である。

 本当におめでとうございます!>たっつん(店主)&お店のみなさん

 そんな記念日の「たつや」で、今日も白ホッピー(400円)をもらい、つまみには「もつ煮込み」(350円)を注文した。

 なにしろ「たつや」には、不動の人気を誇る名物料理、「もつカレー」(パン付き、400円)があるので、普通の「もつ煮込み」はほとんど注文したことがなかった。(もしかすると、まったくなかったかも!)

 7周年の節目にあたり、あえて原点回帰で「もつ煮込み」を注文したのでした。

 同じ秋元系でも、「弐ノ十」のこってりと濃厚な「もつ煮込み」とは対照的に、こちら「たつや」の「もつ煮込み」は脂分が少ないあっさりタイプ。おもしろいなあ。どちらのタイプにも、それぞれの良さがある。

 「たつや」には、「もつカレー」、「もつ煮込み」以外にも、「煮豆富」(200円)、「煮玉子」(100円)、「牛すじ煮込み」(400円)などの煮込み料理が並んでいる。

 「もつ煮込み」に続いては、冒頭でご紹介した「たんした」、「たんもと」、「たん」を焼いてもらい、さらに「本日のもつやすめ」(=日替りメニュー)の中から、「ゴーヤチャンプルー」(300円)を注文すると、これがまたひとりで食べるにはちょうどいい量。スパムとカツオ節がいい味を出してるなあ。

 ホッピーをソト1・ナカ4(ナカは1杯250円)で飲みきったあと、最後にもう1杯、「ブラック・ニッカ」誕生60周年記念で作られた数量限定ウイスキー、「ブラックニッカ ブレンダーズスピリット」(650円)をロックでもらい、改めて「たつや」の創業7周年をお祝いした。

 じっくりと2時間ほどの酒場浴。今宵のお勘定は3,150円でした。どうもごちそうさま。

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「たつや」 / 7周年のチロルチョコ / ホッピーセット

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もつ煮込み / ゴーヤチャンプルー / ブラックニッカ ブレンダーズスピリット

店情報前回

《平成29(2017)年3月14日(火)の記録》

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牛ランプをステーキで … 「カフェ・ド・セントロ(CAFE do CENTRO)」(日比谷)

牛ランプステーキ


 ドカンと1枚、600グラムの牛ランプステーキである。

 ランプというのは、牛の腰からお尻にかけての、大きな赤身肉。脂分が少なくて、やわらかくて、旨みもあるというクセのなさがブラジルでも大人気。

 ポルトガル語ではアウカトラ(Alcatra)と呼ばれる部位ですね。

 写真を見ていただいてわかるとおり、長さ方向にも、幅方向にも、ほぼ同じ長さ。30センチ×30センチぐらいの正方形に近い形で、ジュージューと湯気を上げながらやってきた。

 本当は15センチ×30センチぐらいで、もっと厚みがあった肉を、水平に切って開いて焼いてくれたもののようだ。

 熱々のうちに切り分けて、ファロッファ(キャッサバ芋の粉)とヴィナグレッチ(細かく刻んだ野菜のマリネ)をからめながらいただく。

 う~ん。これはまた、カイピリーニャが進むねえ!

 今日は5家族10人で、「カフェ・ド・セントロ」の横長テーブルを囲んでのディナーである。

 横長テーブルと言っても、4人がけのテーブルをくっつけて10人で座れるようにしてくれているもの。

 この店には、ひとり4,000円からの、2時間飲み放題付きのコースも用意されているのだが、今日はあまりお酒が飲めない女性も半分ぐらいいること、いろんなブラジル料理をあれこれと食べたいこと、そしてなによりも2時間の枠にしばられることなく、存分に楽しみたいこと、といった観点から、席だけの予約にさせてもらった。

 まずは「生ビール」(540円)や「マンゴージュース」(519円)をもらって乾杯し、料理はいつもの「干し鱈のコロッケ」(540円)、「タピオカ芋のカリカリフライ」(627円)、「ブラジルMIXサラダ」(735円)、「ミナスチーズ」(540円)を、それぞれ2つずつもらってスタートする。

 飲むメンバーは、生ビールを2杯ぐらい飲んだところで、キープしているカシャーサのボトルに、カットライム(378円)をもらって、砂糖なしのカイピリーニャを作る。

 肉は冒頭でご紹介した「牛ランプステーキ600g」(2,354円)と、牛イチボ肉を焼いた「ピッカーニャグリル500g」(3,456円)をもらう。牛ランプが赤身なのに対して、ピッカーニャは脂も多い。マグロでいえば赤身とトロの関係に近い。

 カシャーサのニューボトル(3,024円)も入れて、ブラジル風の肉・もつ煮込み「フェイジョアーダ(大)」(1,814円)と、ブラジル風魚介鍋の「ムケッカ(大)」(2,687円)、さらには牛テールの柔らか煮「ハバーダ」(1,706円)ももらう。

 女性陣のご希望にこたえて、「カルネセッカ(干し肉)とクリームチーズのピザ」(842円)や「ミナスチーズとフレッシュバジルのマルゲリータ」(756円)、さらに各種のパステウ(ブラジル風揚げ餃子、1個324円)、「もっちもちチーズパン(ポン・ジ・ケージョ)」(1個97円)などももらう。

 私以外の9人は、シュラスコ以外のブラジル料理は食べたことがないらしいので、とにかく少量ずつでもいろんなものを食べてもらおうと、あれこれと注文した。

 私自身の今日の収穫(始めていただいて美味しかったもの)は、冒頭でご紹介したアウカトラ(牛ランプ肉)と、「揚げタコのさっぱりビネガーソース(ポウボ・フリット・アオ・ヴィナグレッチ)」(627円)だったなあ。

 ブラジルでもタコはよく食べるんです。

 でも、日本で食べるような少量では出してくれないので、ひとりで食べにいったときは量の多さに困ったものだった。(→そのときのブラジルブログの記事

 3時間ほど楽しんで、今日のお勘定は10人で45,564円なり。どうもごちそうさま。

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「カフェ・ド・セントロ」 / 干し鱈のコロッケ / ミナスチーズのマルゲリータ

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揚げタコ / ポン・ジ・ケージョ / 今日のメンバー

店情報前回

《平成29(2017)年3月11日(土)の記録》

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まぐろ料理サービス中 … 魚料理「竹よし(たけよし)」(都立家政)

かまとろ塩焼き


 「竹よし」の創業は平成5年3月11日。今日で創業から丸24年となり、明日からは25年めの営業に入る。

まぐろ料理サービス中 それを記念して、「竹よし」はしばらくの間、休日(通常は月曜定休)を返上し、毎週、月・火・水の三日間を、『まぐろ料理サービスの日』として、いろいろなマグロ料理をサービス価格で提供してくれるそうです。

 たとえば今日のメニューに並んでいるマグロ料理は、

  ・近海生まぐろ(赤身)
  ・あごとろ刺身
  ・かまとろ塩焼き
  ・かじきまぐろ照焼き
  ・ねぎま鍋
  ・ねぎま串焼き
  ・ほほ肉ステーキ

 といった品々。これらがすべて500円均一料金。さらにもう1品、まぐろの角煮は300円だ。

 まずは瓶ビール(中500円)を、サッポロラガーで出してもらい、定番中の定番、「近海生まぐろ(赤身)」(500円)からスタートすると、お通し(サービス)としてチクちゃん手作りの「小松菜ごま和え」を出してくれた。

 そして出てきた「近海生まぐろ」は、大きい赤身の刺身がドーンと7切れ。これで500円は安いよねえ。

 店を開店した直後に、あるお客さんから「東京で魚料理を看板にした店をやるからには、マグロが大事。マグロだけは、たとえ赤字になったとしても、いい品をそろえたほうがいい」という助言を受け、それ以来、店主はとにかくマグロには力を入れているのである。

『25年めに突入するから、マグロ料理をサービスしよう!』

 というところからも、店主のマグロへの力の入れ方を感じる。

 ビールに続いては、「菊正宗」(350円)を燗でもらって、2品めのマグロ料理は「かまとろ塩焼き」(500円)である。

 「ねぎま鍋」(500円)にしようか、どうしようかと、ちょっと迷ったんだけれど、焼きものに、より心をひかれた。

 しばら~く待って、出てきた「かまとろ塩焼き」の大きさにびっくり!

 丸皿の中央に、デーンと置かれた「かまとろ塩焼き」は、カマの部分の骨が付いているものの、1ポンドステーキ(454グラム)ぐらいの大きさがある。焼くのにも時間がかかったはずだね! これは食べごたえがありそうだ。

 「菊正宗」の燗酒もおかわりして、「かまとろ塩焼き」にセッセ、セッセと対峙する。

 これでもうお腹はいっぱいになったので、あとは「賀茂鶴 一滴入魂」の冷酒(300ml瓶、650円)をもらって、ちびりちびり。

 知らぬ間に店内はほぼ満席になっていた。

 その常連さんたちが注文して、売り切れとなったイカ塩辛の残りをちょっといただいたり、マグロの尾の身や目玉をちょっとつついたり、カワハギ刺身を肝醤油でいただいだりしているうちに、気がつけばもう閉店時刻を過ぎていた。

 今宵のお勘定は2,850円なり。どうもごちそうさま。

 明日(3月11日)はいよいよ開店記念日だ。改めておめでとうございます!

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「竹よし」 / 中瓶ビール / お通しの小松菜ごま和え

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メニュー(左) / メニュー(右) / 近海生まぐろ(赤身)

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焼く前のカマトロ / かまとろ塩焼き / 「菊正宗」燗酒

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日本酒等メニュー / 焼酎メニュー / 「賀茂鶴」冷酒

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いか塩辛 / マグロの尾の身 / 尾の身の塩焼き

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焼酎そば茶割り / マグロの目玉 / カワハギとその肝

店情報前回

《平成29(2017)年3月10日(金)の記録》

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ニコタマの濃厚なコク … やきとん「弐ノ十(にのじゅう)」(都立家政)

にこたま


 豚もつ煮込みは、牛もつ煮込みと比べるとコクが少ないものが多い。

 もっとも、もつ煮込み自体がコクのかたまりのようなものだから、基本的には豚もつ煮込みも牛もつ煮込みも、どちらもコクが強い。

 あくまでも、その両者を比較した場合に、相対的に豚のほうがコクが少ないというだけであって、レーシングカー同士の戦いのようなもの。時速300キロと280キロの違いぐらいでしかない。

 そんな豚もつ煮込みの世界にあって、ここ「弐ノ十」の豚もつ煮込みはかなり濃厚で、牛もつ煮込みのコクに近い。時速290キロぐらいかも!

 コクの決め手は、「糖」と「脂肪」と「ダシのうま味」の三要素。

 これらは生命維持のための「血糖維持」、「カロリー補給」、「タンパク質合成」に直接つながる重要な栄養素なので、それらが最もおいしいと感じるのは動物の本能なんだそうな。

 今日も今日とて、「弐ノ十」に着くなり「ホッピー」(セットで380円、以下すべて税抜表記)と「もつ煮」(350円)を注文した。

「煮込みは、玉子も入れますか?」

 という、店のおにいいさん問いかけに答えて「煮たまご」(100円)も入れてもらい、「にこたま」(煮込み・玉子入り、450円)にした。

 小鉢にあふれんばかりにつがれる煮込みは、煮汁がこぼれても大丈夫なように受け皿付きで供される。

 その煮汁がもう、見るからにギットリと脂ギッシュなんだけど、食べると不思議としつこくないんだよなあ。そしてその濃厚なコクに酔いしれる。

 この店の煮込みは、「もつ煮」、「煮たまご」の他に、「煮豆腐」(200円)と、冬場だけ「煮大根」(200円)がある。

 「もつ煮」には煮込んだ豚もつと豆腐が入っている。豚もつ以外に、豚バラ肉の切れっぱしみたいなのも入っているのが、よその豚もつ煮込みよりもコクが強い理由のひとつなのかもしれない。

 「煮豆腐」は、煮込み鍋の中で一緒に煮込まれている豆腐だけをついでもらうもの。

 特筆すべきは「煮大根」。その名のとおり、煮込みの鍋の中で、大根をグツグツと煮込んだものである。

 この大根が、もつ煮込みの旨みをたっぷりと吸い込んでいて、モツ以上にモツらしい味わい。ホッピーがどんどん進むのだ。

 残念ながら今季は2月末をもって「煮大根」は終了したとのこと。次の冬を待つしかない。

 ホッピーのナカ(250円)をもらって、焼きものは「レバ塩ねぎ」、「テッポー正油」、「チレみそ」の3種(各100円)を1本ずつ焼いてもらう。

 ここの焼きものは、基本的に1皿に1本ずつで出されるのもうれしいところ。女性店主ならではの細やかな気配りなんだろうなあ。

 再びナカをもらって、ソト1・ナカ3でホッピーを飲み終えたあと、〆に「豆乳コーヒー割」(400円)をもらう。

 ここのは焼酎にコーヒー豆を浸け込むタイプではなくて、焼酎+コーヒー+豆乳の3種を混合して作るタイプだ。

 これを残しておいた「にこたま」の玉子をつまみにいただく。豆乳コーヒー割りには、「煮たまご」がよく合うね。

 2時間ちょっとの酒場浴。今夜のお勘定は2,190円(2,030円+消費税)なり。どうもごちそうさま。

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やきとん「弐ノ十」 / ホッピー / レバ塩ねぎ

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テッポー正油 / チレみそ / 豆乳コーヒー割

店情報前回

《平成29(2017)年3月8日(水)の記録》

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東京一の牛もつ煮込み … やきとり「鳥勝(とりかつ)」(立会川)

煮込(牛)


 いま私が東京で一番おいしいと思っている「もつ煮込み」が、ここ「鳥勝」の「煮込(牛)」(490円)である。

 具材は牛シロとコンニャクのみと極めてシンプル。

 これを朝からコトコトと煮込んで、みそで味付けする。

 できあがった煮込みは、鍋ごと湯煎ゆせんで保温されていて、注文を受けて小鉢についで、刻みネギをトッピングして出してくれる。

 だからとっても出が早い。

 他の多くの「もつ焼き屋」がそうであるように、ここ「鳥勝」もお通しはない。

 出が早い煮込みは、お通し代わりの最初の一品としても最適なのだ。

 その煮込み。牛シロの裏にはたっぷりと脂肪が付いているんだけど、しつこくはなくて、脂ならではの旨みがすばらしい。

 この脂の濃厚さと自然な甘みを、ホッピーですっきりと流す。

 ホッピーとの相性が抜群な煮込みなのである。

 この感覚、前にも味わったことがある。そう、木場「河本」の煮込みとホッピーだ。「河本」の煮込みも、牛シロと少量のコンニャクのみ。そして飲みものは氷なしのホッピーだ。

 東京でホッピーにもっとも合う煮込みが、「河本」の煮込みだと、私はずっと思っていた。

 ところが!

 女将・真寿美さんが熱中症になったのをきっかけに、2015年7月に休店して以来、2016年9月からの仮営業での再開後も、残念ながら「河本」のメニューから煮込みはなくなってしまっているのだ。

『もうあんなにもホッピーと合う煮込みは食べることができないのかもなあ……』

 なんて思っていたところへ、ここ「鳥勝」の煮込みとの出会いがあった。

 その後はもう取りつかれたようにほぼ毎週、「鳥勝」に通ってきてるのでした。

 今日、「鳥勝」に到着したのは午後6時20分。入口の外に、男性ひとり客が空席待ちをしていたので、その後ろに並ぶと、10分も待たずに店に入ることができた。

 いつものようにホッピー(セット360円)をもらい、1品めのつまみとして煮込みを注文。予想どおり、煮込みはあっという間に出てきた。

 この店には、まだまだ食べたいメニューがたくさんあるのに、煮込みもどうしても2回に1回(つまり2週間に1回程度)は食べたいので、ついつい普通のやきとり(=もつ焼き、1本80円)が後回しになってしまってる。

 先に、ここの煮込みは「出が早い」ので、お通し代わりの一品になるということを書いたけど、同じ煮込みでも「煮込豆腐」(980円)となるとまたちょっと違う。こちらは一人用の土鍋に、豆腐と、小鉢に2杯分程度の煮込み、そして白菜を入れてグツグツと煮込み、最後に春菊を入れて出してくれる。だからできあがるのにも、ちょっと時間がかかる。ボリュームたっぷりの鍋料理のひとつと考えたほうがいいだろう。

 2品めのつまみとして、まだ食べたことのない「タンワイン焼」(350円)を注文したら、残念ながら売り切れとのこと。「センマイ刺」(240円)と「生野菜シングル」(270円)をもらうことにした。

 「ガツ刺」(240円)や「コブクロ刺」(240円)は単品でもらっても、生野菜の上にトッピングしてもらってもいけるのだが、センマイ刺はタレが違う。他のは自家製の焼肉のタレなんだけど、センマイ刺は辛みそダレ。それで別々に注文したのでした。

 となりの人がセンマイ刺を食べてるのを見たことはあるが、自分自身でいただくのはこれが初めて。見た目の予想どおり、センマイ刺もいいですねえ!

 とここで、冷蔵庫前(≒日替わりメニューが出る場所)に「親子丼」(370円)というメニューが出ていることに気がついた。今日はもうお腹いっぱいなので注文できないけど、またあったら食べてみたいなあ。

 ホッピーがソト1・ナカ3(ナカは200円)で、2時間ほどの酒場浴。今宵のお勘定は1,760円でした。どうもごちそうさま。

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「鳥勝」 / ホッピー / 煮込み(混ぜる前)

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せんまい刺 / 生野菜シングル / ナカおかわり

店情報前回

《平成29(2017)年3月7日(火)の記録》

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あっつあつ!トマとん … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

トマとん


 今夜の〆の一品は「トマとん」(200円)。

 くし切りにしたトマトを豚肉で巻いたのを3個、串に刺して焼き上げたものだ。

 このあたりの秋元屋系やきとん店ではとてもポピュラーな一品なんだけど、その呼び名や値段は店ごとにちょっとずつ違っていたりして、たとえば「秋元屋」は「肉巻きトマト」(180円)、沼袋「たつや」は「トマト肉巻き」(180円)、都立家政「弐ノ十」は「トマト肉巻き」(150円)となっている。

 ちなみに沼袋「ホルモン」や、新井薬師前の「四文屋」(本店)には、トマトを肉で巻いた焼きものはない。

 ここ「すっぴん酒場」の「トマとん」は、じっくりと時間をかけて、中までしっかり焼き上げられているのが大きな特徴。

 ハフハフと空気を送り込みながら食べても、なおアッツアツなのがうまいっ。

 カリッと焼けた表面の豚肉と、熱々でグチャっと軟らかい内部のトマトの対比がいいんだね。

 週明け月曜日の今日、仕事帰りに「すっぴん酒場」にたどり着いたのは午後7時半。

 店内にはいつものように、隊長やS藤さんたち常連さんが立ち飲んでいる。この店に来て、この方々に会わなかったことはないぐらい、ほぼ毎日、必ず来ているのがすごいっ!

 さっそくホッピー(黒のみ、450円)をもらって、ご常連のみなさんたちと、下へ下へと地を這うような乾杯をする。

 『乾杯するときに、目上の人よりもグラスの位置を下げなければならない』という、なんとはなく言われているルールを面白がって、乾杯のときに『他の誰よりもグラスを下げる』という遊びが流行っているのだ。

 「まぁまぁまぁまぁ……」と大笑いしながらの乾杯を終えて、いつものレバ、シロ、チレ(各100円)を1本ずつ注文すると、なんと、チレが売り切れ。(仕入れの都合で、月曜日は品揃いが悪いことが多いんだそうです。)

 チレの代わりにタン(100円)を入れた3種3本にしてもらい、お通し(100円)のお新香(キュウリ、カブ、大根)をつまみながら焼き上がりを待つ。

 最初に出されたレバを食べ終えるタイミングで、ナカ(250円)をもらい、タン、シロを食べ終えるころには、その2杯めのホッピーも飲み終えた。

 3杯めとなるナカをもらって、焼きものはアブラニンニクとツクネ(各100円)を注文。アブラニンニクは、薄く同じぐらいの厚さにスライスしたアブラとニンニクを交互に串に刺して焼き上げた一品だ。アブラニンニクも売り切れてることが多い。今日は残っていたのがうれしいなあ。

 そこへこれまた大常連のK藤さんや、木曜日に「竹よし」を手伝っている直ちゃんもやってきた。直ちゃんもまた、この店の常連さんなのだ。

 K藤さんや直ちゃんも、他の常連さんたちと地を這うような乾杯を繰り広げている(爆笑)。

 そして私は4杯めとなるナカをもらって、冒頭の「トマとん」を注文。

 この4杯めのナカで、ソトもちょうどなくなる。ソト1・ナカ4のバランスですね。

「ブログの写真には、いつもキャベツが写ってますけど、キャベツ、食べないんですか?」と直ちゃん。

 ここのもつ焼きは、アルミ製の親子鍋の上に、ちょっとキャベツを敷いて出してくれる。このキャベツは補充はないので、食べてしまうと、その後のもつ焼きは親子鍋の上に直接置かれるようになるのだ。

「だからいつも一番最後、帰る間際にいただくことにしてるんですよ」

 と返事しつつ、親子鍋の上に残っていたキャベツをシャクッといただいた。

 いつもよりちょっと短めの1時間40分ほどの立ち飲みタイム。キャッシュ・オン・デリバリーでの支払い総額は、ちょうど2千円でした。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / ホッピー(黒) / お通しのお新香

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れば / たん / しろ

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ナカおかわり / あぶらにんにく / つくね

店情報前回

《平成29(2017)年3月6日(月)の記録》

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西荻窪の奥深さに驚く … 燻製ビストロ「みつ志(みつし)」(西荻窪)

燻製たまごサンド


 古典酒場の倉嶋編集長とご一緒させていただくときの大きな楽しみは、最後に立ち寄る中央線沿線の酒場での〆にある。

 倉嶋さんも私も、JR中央線と西武新宿線に挟まれたエリア内に住んでいるので、帰宅方向が同じなのだ。

 しかも、ものすごく忙しい毎日を送られているはずなのに、倉嶋さんは中央線沿線の新しい酒場の情報にも精通されている。いつの間に情報を収集されてるんだろう。不思議で仕方がない。

 今夜も倉嶋さんオススメの1軒、西荻窪の燻製ビストロ「みつ志」にやってきた。

 店は平成27(2015)年11月2日にオープン。創業1年4ヶ月ほどの若いお店である。

 店名の肩書にあるとおり、燻製料理が売りのお店で、「素材」と「燻(けむり)」と「ひと仕事」の3つが、店の志(こころざし)。3つの「志」だから、店名も「みつ志」なんだって!

 食材に合わせて、何種類かの燻製用チップ(木片)を使い分け、温度や時間も、食材に合わせて工夫を凝らしているんだそうな。

 メニューは店内のボードに手書きされている。

  • 燻製5種盛合せ(950円)
  • オリーブ夢豚ロース肉のソテー(850円、S450円)
  • ピート薫るスモークチーズ(400円)
  • 自家製キャラメルのアイスクリーム(燻アーモンド添え)(400円)
  • 燻製さばサンド(650円)
  • 燻製ラムチョップのロースト(700円)
  • 長井漁港直送の鮮魚を軽くスモークしたカルパッチョ(850円、S450円)
  • 燻製カキにお野菜を添えて(950円、S450円)
  • 燻製肉5種盛合せ(1,450円)
  • オリーブ夢豚ロース肉のステーキ(1,450円)
  • 燻製カキ&野菜のクリーム煮(950円、S450円)
  • 自家製ベーコンとキャベツ(杉並産)のパスタ(九条ねぎのソース)(950円、S500円)
  • 魚のポタージュ(450円)
  • 燻製たまごサンド(500円)

 まずはそのトップに書き出されている「燻製5種盛合せ」(950円)をもらって、ラムトニック(だったかな?)で乾杯する。

 初めてこの店に来たときは、まずはこの「燻製5種盛合せ」を食べてみると、いろんな燻製料理をいっぺんに味わうことができる。

 そして、倉嶋さんの圧倒的オススメ料理が、メニューのいちばん最後に書かれている「燻製たまごサンド」(500円)だ。

 「J-WAVE」のサイトには、次のように紹介されている。

『少し半熟黄身にゆでた卵を自家製のタレに漬け込み、半日間乾燥。その後ヒッコリーのチップを使って100度前後で燻製。自家製マヨネーズと合わせ1晩寝かせた卵をサンドしています。3日かけて作られるこの卵は、寝かせることで香りがグッと出て、食べるときに風味豊かなサンドイッチになるのだそう。いろいろな卵サンドを食べ歩いて研究していた相原さん。あるとき麻布十番の名店が作る「だし巻き玉子サンド」に感動し、インスピレーションを受けたのだそう。少しお出汁の風味を感じるここでしか食べられない卵サンドに仕上がっています。食事のシメに食べる人が多いそうですよ。』

 この「燻製たまごサンド」を、ここですぐに食べるものと、お土産として持ち帰るもののを作ってもらうことにした。

 鼻の奥からふんわりと立ちのぼってくる、燻製の香りがいいね。

 最後にいただいたのは、「自家製キャラメルのアイスクリーム(燻アーモンド添え)」(400円)。

 この店にはアイスクリーマーがあって、このキャラメルアイスクリームも店内で手造りされている。そして最後に燻製したアーモンドをトッピング。

 単なるデザートかと思いきや、これがまた赤ワインによく合う。

 こんな燻製専門の酒場まであるとは! 西荻窪の奥深さに改めて驚いた。

 思いっきり飲んで食べて、店を出たのはなんと午前2時40分。

 遅くまでたっぷりとお付き合いいただき、ありがとうございました。早くも次の機会を楽しみにしております!(笑) >倉嶋さん

 お土産で持ち帰った「燻製たまごサンド」は、翌日(時間的にはすでに当日?)の遅めの朝食としていただきました。お酒と一緒じゃなくても美味しい一品でした。

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燻製5種盛合せ / ラムトニック / キャラメルアイスクリーム

店情報

《平成29(2017)年3月3日(金)の記録》

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店情報: 燻製ビストロ「みつ志(みつし)」(西荻窪)

    みつ志
  • 店名: 燻製ビストロ みつ志
  • 電話: 03-5941-3532
  • 住所: 167-0054 東京都杉並区松庵3-38-20 KURA松庵101
  • 営業: 17:45-(23:00)、火休
  • 場所: JR中央線・西荻窪駅南口を出て、目の前の仲通街アーケードを抜けて、さらに道なりに進み、右手の「ファミリーマート」を過ぎた少し先、右向こうに「西荻おもちや」がある手前の「ト」の字路を右に折れ、30mほど先、左手ビルの1階。南口からは徒歩3分(160m)ほど。
  • メモ: 2015年11月2日オープン。カウンターのみ8席、完全禁煙。店主は相原剛さん。公式ブログあり。
    〔黒板の手書きメニュー(税込価格)〕燻製5種盛合せ950、オリーブ夢豚ロース肉のソテー850・(S)450、ピート薫るスモークチーズ400、燻製さばサンド650、燻製ラムチョップのロースト700、長井漁港直送の鮮魚を軽くスモークしたカルパッチョ850・(S)450、燻製かきにお野菜を添えて950・(S)450、燻製肉5種盛合せ1,450、オリーブ夢豚ロース肉のステーキ1,450、燻製かき&野菜のクリーム煮950・(S)450、自家製ベーコンとキャベツ(杉並産)のパスタ(九条ねぎのソース)950・(S)500、魚のポタージュ450、燻製たまごサンド500、自家製キャラメルのアイスクリーム(燻アーモンド添え)400。(2017年3月調べ)

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ブラジル組でハバーダ … 「カフェ・ド・セントロ(CAFE do CENTRO)」(日比谷)

ハバーダ


 「ハバーダ(Rabada)」(1,706円)は、ブラジル風の牛テール煮込み。

 鍋の中には、ドーンと大きくカットした牛テールが2個。骨のまわりには、ふるふると軟らかくなるまで煮込まれた肉がたっぷりと付いている。

 ブラジルの煮込み料理は、圧力鍋を使って煮込まれるので、豆(フェイジョン)だって、肉だって、とても軟らかく仕上がるのだ。

 その大きな骨を、トングでつかみ、まわりの肉をナイフで鍋の中に切り落としていく。

 肉が残っている骨も、やっぱり鍋の中に戻す。このちょっと肉が付いた骨を、最後に手づかみでしゃぶるのがうまいんだ。

「ハバーダと一緒に、パン(1個300円)かごはん(300円)をお出ししますか?」

 店のおねえさんにそう聞かれて、パンをお願いしたら、このパンがまた良かった。

 このパンは、ブラジル人がもっとも好む「ポン・フランセース(Pao Frances)」。直訳するとフランスパンなんだけど、フランスや日本で売っている「本当のフランスパン(?)」とは別ものなのだ。

 本当のフランスパンほど硬くなく、塩っ気があっておいしい。大きさもコッペパンぐらいしかない。

 ブラジルにいるとき、社員食堂での朝食に、このブラジル風フランスパンが毎朝必ず2個ずつ付いてきた。このパンの中には、1日おきに、チーズかハム(モルタデーラ)が入ってる。

 日本の朝食に置き換えてみると、毎朝の食事に、おにぎりが2個ずつ付いてくて、そ

の中身が、1日おきに梅干しになったり、鮭(しゃけ)になったりするようなものだろうか。

 梅干しや鮭が、おにぎりの具の定番であるように、チーズやモルタデーラは、ブラジルのパンの中身の定番なのである。

 それと比べると、ここ「カフェ・ド・セントロ」のブラジル風フランスパンは、ものすごく上品だ。しかも温めて出してくれることもあって、パン全体がものすごく軟らかい。

 あっという間に1個を完食し、思わずもう1個、パンをおかわりしちゃいましたねえ。

 今宵は倉嶋編集長宇ち中さんと一緒に、帝劇ビルの地下にあるブラジル料理の店、「カフェ・ド・セントロ」にやってきた。

 このお二人は、私がブラジルに単身赴任しているときにも、わざわざブラジルまで遊びに(飲みに?)来てくれた。(そのときのブラジルブログの記事はこちら→「酒友が日本から来てくれた!!」、「朝からアキ・アゴーラ!」、「ノルデスチ名物・山羊もつ煮込み」、「リゾートビーチで乾杯!」、「ブラジルで誕生日おめでとう!」)

 今日はそのブラジル組で「ブラジルでの思い出に浸りながら飲もう」という会なのである。

 我われ呑兵衛の基本形は、「すきあらば飲む!」(by 倉嶋さん)。店に到着した順に、他の人の到着を待たずに飲み始めるのが暗黙のルールだ。

 今日、まっさきに到着されたのは倉嶋さん。ブルガル・レモンサワー(518円)に、「さっぱりピクルス」(410円)、「ミナスチーズ」(540円)で飲み始めた。「ブルガル」というのはドミニカ産のドライラムである。

 遅れて私が到着し、生ビール(プレミアムモルツ、540円)を注文。そして宇ち中さんも到着し、同じく生ビールを注文。3人そろって、改めて乾杯である。

「ミナスチーズは、ミナスジェライス州のチーズってことですか?」

 と宇ち中さん。すごいっ。よくご存じで。

 ブラジルの中央部にあるミナスジェライス州は、カシャーサの産地であり、ブラジルを代表する食や音楽の発信地としても知られている。

 ミナスチーズは、もともとブラジルの各家庭で作られる簡単なフレッシュチーズ。ミナスジェライス州のものが美味しかったことから、ミナスチーズとして知られるようになったそうだ。

 シンプルな味わいがいいですね。焼いたミナスチーズもうまいんだ。

 3人そろったところで、料理もあれこれと注文する。

 「ブラジルMIXサラダ」(734円)には、パウミット(ヤシの新芽)とベテハーバ(ビーツ)も盛り込まれている。

 「タピオカ芋(マンジョッカ)のカリカリフライ」(626円)に「干し鱈(バカリャウ)のコロッケ」(6個540円)。干し鱈のコロッケは扁平につぶして、ピメンタというピリ辛スパイスを振りかけていただくのがいい。

 飲みものはキープしているカシャーサのボトル(銘柄は「ベーリョバヘイロ・ゴールド(Belho Barreiro Gold)」、3,024円)に、カットライム(378円)とクラッシュドアイス(サービス)を出してもらって、自分たちでカイピリーニャにする。

 そしてメインディッシュの「ピッカーニャ(牛イチボ肉)グリル500g」(3,456円)がやってきた。

 ジュージューと美味しそうな香りをふりまいているステーキを、宇ち中さんが上手に切り分けてくれた。

 添えられているファロッファ(タピオカ芋の粉)とヴィナグレッチ(刻み野菜のマリネ)と一緒にいただくのがブラジル流。ヴィナグレッチ(単品108円)はすぐにおかわりだ。

 たっぷりのピッカーニャのあとは、〆の一品だ。

 「ムケッカ」(ブラジル風魚介鍋(大)2,678円)にするか、「フェイジョアーダ」(ブラジル風もつ鍋(大)1,814円)にするかと迷っていたら、店のおねえさんが、

「今日はハバーダなんていかがですか?」

 と、ハバーダをすすめてくれて、今夜はハバーダに決まったのでした。大正解だったなあ、このハバーダ。

大賀埜々さん(中央)

 そこへやって来られたのは、歌手で女優の大賀埜々(おおが・やや)さん。よそで飲んでいた帰り道に、Facebookの書き込みでこの飲み会のことを知って、わざわざ遠回りして立ち寄ってくれたのでした。ありがとうございます。

 カイピリーニャで乾杯し、「カラブレーザ(ブラジルソーセージ)ソテー」(626円)と「たっぷりポテトフライ(バタタ・フリッタ)」(410円)も追加。

 閉店時刻の午後10時半まで、たっぷりと4時間半も楽しんで、カシャーサのボトルも2本入れて、今宵のお勘定は19,340円なり。おおかたの時間は3人だったので、ひとり6千円ほどってところかな。

 いやあ、今夜もまた、満足、満腹! どうもごちそうさまでした。

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ブラジル組 / 「カフェ・ド・セントロ」 / 生ビールで乾杯

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ミナスチーズ / さっぱりピクルス / ブラジルMIXサラダ

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タピオカ芋のカリカリフライ / カイピリーニャ / 干し鱈のコロッケ

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ピッカーニャグリル500g / 食べやすくカットして / ファロッファをかける

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ブラジルバゲット / たっぷりポテトフライ / カラブレーザソテー

店情報前回

《平成29(2017)年3月3日(金)の記録》

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今宵も3品ハズレなし … やきとり「鳥勝(とりかつ)」(立会川)

ミノ刺


 「やきとり(=もつ焼き)」の店なのに、最初に来たとき以来、「やきとり」を食べたことがない。

 メニューにずらりと並んだ品々の中に、気になる料理が多過ぎるのだ。しかもそれらを実際に注文してみると、絶対にハズレがなくて、必ず美味しい。

 それなのに、胃のキャパシティ的に、一度の訪問で食べることができるのは、せいぜい2~3品。メニューに並ぶ料理をすべて食べ終えるには、まだまだ時間がかかりそうだ。

 今日も今日とて、ホッピー(360円)をもらって、料理は「春わかめ」(270円)、「ミノ刺」(290円)、そして「レバーブロック」(280円)の3品を紙に書いて注文した。

 「春わかめ」は、カウンター内の冷蔵庫の扉に張り出されている季節の一品。先週は「菜の花のおひたし」が張り出されていたのだが、今週はそれが「春わかめ」に替わった。

 わかめの旬は3~5月。11月ごろに発芽したものが、この時期に収穫される。

 サッと湯通しして、きれいな緑色になったところで冷水にとって冷ます。これをさっぱりとポン酢醤油でいただくのである。

 私の注文分までで、「春わかめ」は売り切れとなった。

 「ミノ刺」は、注文の紙を渡した瞬間に、ママさんから「ミノ刺はニンニクでいい?」と聞かれた。ニンニクやショウガなど、醤油に入れる薬味が選べるんだろうな。初回の今日は、もっとも一般的らしいニンニクでお願いした。

 ミノ刺には、刻みネギ(白ネギ)もたっぷりと添えられているので、一切れのミノと刻みネギとを一緒にとって、ニンニク醤油につけていただく。これもいいねえ!

 そして「レバーブロック」。

 この店には、通常のやきとり(もつ焼き)の「レバー」(1本80円)の他に、「レバーステーキ」(280円)、「レバーブロック」(280円)、さらにテーブル席だけで食べることができる焼肉としての「レバー」(480円)という、4種類のレバーのメニューがある。

 今日は「レバーステーキ」にするか、「レバーブロック」にするかで、ちょっと迷ったんだけど、どういう料理が出てくるのか、より想像がつきにくい「レバーブロック」のほうを選んだのだった。

 ちなみに「レバーステーキ」のほうは、「ハラミステーキ」(450円)と同じように、薄くスライスしたレバーと玉ネギを、塩コショウで炒めてるんだろうと思う。しかしながら、これはあくまでも私の想像なので、今度また実食してみなきゃね。

 さて「レバーブロック」。どんなものかというと、かたまり(=ブロック)のレバーをそのままじっくりと焼いて、焼き終わってから、食べやすいようにスライスして出してくれる一品だ。「かたまり」といっても、それほど大きなかたまりではないので、内部までじんわりと火も通っている。これに添えられた練りガラシをつけていただくのだ。

 今日もまた、3品すべてハズレなし。

 木曜日の今日、仕事を終えて店に到着したのは午後6時15分。

 店内はすでに満席ながら、女将さんが「そちらでいい?」と指示してくれたのは、入口のすぐ左側、テレビの真下にある大常連席である。

 しかも、その席に座っているのは女性ひとり客。一升瓶のボトルキープが出ているところを見ると、彼女もまた常連さんのようだ。

 「失礼します」と、二人しか座ることができないテレビ下のミニテーブルに相席させてもらって、ホッピー(360円)をいただいたのだった。

 さらに、後ほどやってきた大常連のMさん(宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長のような方)が、ワインやミックスナッツもごちそうしてくれた。ありがとうございます。

 ゆっくりと2時間半ほどの酒場浴。ホッピーはソト1・ナカ3で、今夜のお勘定は1,600円なり。どうもごちそうさま!

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「鳥勝」 / ホッピー / 3品を紙に書いて注文

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春わかめ / レバーブロック/ ヤマト艦長のようなMさんと

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テレビ下で女性常連Iさんと相席 / ワインいただきました / ミックスナッツ

店情報前回

《平成29(2017)年3月2日(木)の記録》

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手羽先で偲ぶブラジル … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

手羽先


 今夜初めていただいたのは手羽先(200円)。

「これって、いつもありましたっけ?」と聞いてみると、

「ときどきしか置いてないんですよ」とマスター。

 これもまたいいねえ。

 ブラジルに単身赴任していたときに、よく手羽先を食べに行った、「ガレート・ペキン(Galeto Pekin)」を思い出す。

 ガレート(ガレットとも言う。要は「レ」の音にアクセントがあるということ)というのは、若鶏の炭火焼きのこと。ブラジルでは街のあちこちで見かけるし、通り沿いにガレート専門の屋台も出ているぐらい、ポピュラーな料理なのだ。

 その中の1軒が「ガレート・ペキン」だった。

 入口がない、開けっぴろげな造りで、いつも地元客でにぎわっている。しかもほとんどの客が、ビールやウイスキーを飲んでいる。

 いかにも楽しそうなこの様子に、辛抱たまらず、ブラジル赴任の2週間後には、ひとりでこの店に飛び込んだのだった。(→その時のブラジル・ブログ

 それからはもう、毎週のように「ガレート・ペキン」に通い詰めた。

 残念ながらこの店は朝9時から、夕方4時までしか営業していないので、行くのはいつも、会社が休みの土曜日か日曜日の昼間。

 看板メニューのガレート(若鶏炭火焼き)ももちろん食べたんだけれど、いちばんの好物は手羽先(Asa)だった。

 この手羽先、1本が1レアル(約36円)。ほとんどの場合は、手羽先を8本もらって、大びんビール(8レアル、約288円)を1本飲む。これで合計16レアル(約576円)の昼食となる。

 お通しのバタタフリッタ(ポテトフライ)や、肉料理につきもののファロッファ(キャッサバ芋の粉)&ヴィナグレッチ(刻んだトマト、タマネギなど酢漬け)は無料で付いてくるので、けっこう満腹になったものだ。

 昼間から、もっと飲みたい気分のときはカシャーサ(ブラジル産サトウキビ焼酎)1杯が2レアル(約72円)。ブラジルレモン(≒ライム)は無料で付いてくるので、これを搾り入れれば、簡易カイピリーニャができあがる。これがうまかったなあ。

 土曜日の昼間に、「宇ち多゛」で焼酎の梅割りを飲むのと同じぐらいの楽しさを感じたものだった。

 「すっぴん酒場」の手羽先をいただきながら、そんな思い出がよみがえってきた。

 さて今日は、週初めの月曜日から「すっぴん酒場」にやってきた。

 でも店内の常連さんは、いつもと変わらない。みなさん、本当に毎日来てるんだなあ。

 ここ「すっぴん酒場」は、基本的に月半ばの日曜日だけが定休日。つまり日曜日が4回ある月ならば、第2、第3日曜日が定休日で、第1、第4日曜日は開いている。

 今月(2月)がまさにそのパターン(日曜日が4回)。だから昨日(月末の日曜日)も営業日だった。

 それゆえか、今日の短冊メニューは赤字(売り切れ)が多くて、いつも注文するシロとチレも、残念ながら売り切れている。

 でもレバ(100円)はあるので、まずはホッピー(黒のみ、450円)とレバを2本注文すると、今日のお通し(100円)はポテトサラダである。

 そのレバ2本で、1杯めのホッピーを飲み終えるタイミングで、ちょうど入ってこられた常連のKさんが、ピーマン肉詰め(200円)を注文したので、私もそれを便乗注文。

 そのKさん、今日が給料日なんだそうで、1万円札をビシッと両替して、みんなに袋菓子(どれも100円)をご馳走してくれた。ありがとうございます。

 最後に手羽先をいただいて、2時間弱の立ち飲みタイム。ホッピーがソト1・ナカ4で、支払い総額は2千円なり。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピー / お通しのポテトサラダ

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れば / ピーマン肉詰め / 袋菓子はどれでも100円

店情報前回

《平成29(2017)年2月27日(月)の記録》

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こんなところに新酒場 … 立ち飲み酒場「よるべ」(荻窪)

珈琲酎の豆乳割り


 日暮里駅で黒ちゃん&宇ち中さん組と分かれ、倉嶋編集長と私は中央線方面へ。

「荻窪に1軒、ご紹介したいお店があるんです!」

 という編集長の言葉に飛びついて、荻窪駅で下車した。

「こちらです」

 と言いながら編集長が進んでいくのは、うなぎの「川勢」がある路地ではありませんか。

『おろろ? この路地に「川勢」以外の酒場があったっけ?』

 いぶかりながらも着いていくと、

「ここなんです!」

 編集長が立ち止ったのは、うなぎの「川勢」の2軒ぐらい手前。

 そこには真新しい、小さな立ち飲み屋があった。

 現在の時刻は土曜日の午後11時半。

 入口・のれん下のガラス戸越しに見える店内には、おおぜいのお客が立ち飲んでいる。

「てっぺん(午前0時)をまたぐころが、お客さんが多いんですよ」と編集長。

 我われもさっそく中に入って、編集長おすすめの「珈琲酎(コーヒーチュウ)の豆乳割り」(450円)をもらって乾杯する。

 立ち飲みカウンター上に置かれた「飲みものメニュー」が、男性用の青いメニューと、女性用の赤いメニューに分かれているのがおもしろい。

 青いほうには日本酒、焼酎、割りもの(ホッピーや緑茶ハイなど)、ビールなどが並んでいて、赤いほうにはワイン、サワー、果実酒、ソフトドリンクなどがリストアップされている。

 イメージ的に青と赤を分けているだけで、実際には男女ともに、どちらのメニューから注文してもいいそうだ。ちょっとした遊び心なんですね。

 このほかバックバーのボードに手書きされたメニューもあって、いま飲んでいる珈琲酎も、そこに書き出されている。「カヴァ(スペインのスパークリングワイン)」のボトル(2,800円)なんてのもあるなあ。

 おつまみもまた、バックバーのボードに手書きされている。ひたし煎り豆(280円)、キノコゆずこしょうマリネ(380円)、蒸しソラマメ(380円)、蒸しガキ(5個680円)など、その数ざっと十数品。値段は280~680円だ。

 そんな中から、クリームチーズ西京みそ(380円)をもらった。

 ここ、立ち飲み酒場「よるべ」がオープンしたのは、平成26(2014)年9月のこと。創業2年半の若いお店だ。

 そのせいか、店内の客も、若い人が多い。

 ここにこんなお店があるなんて、まったく知らなかったなあ。

 今日の早い夕方にも、倉嶋編集長に、有楽町交通会館の地下1階にある「后バー有楽さきばあ・うらく」という日本酒バーに連れて行ってもらった。こちらも初めてだったし、その存在も知らなかった。

 編集長はいつもいつもお忙しそうなのに、そんな中でもいつもアンテナを高く張って、古典酒場のみならず、新しい酒場もリサーチされてるのが、すばらしいなあ。本当に頭がさがります。

 もう1杯、珈琲酎の豆乳割りをいただいて、1時間ほどの立ち飲みタイム。お勘定は二人で2千円(ひとり千円)ぐらいでした。

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立ち飲み酒場「よるべ」 / 青と赤の飲みものメニュー / クリームチーズ西京みそ

店情報

《平成29(2017)年2月18日(土)の記録》

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店情報: 立ち飲み酒場「よるべ」(荻窪)

よるべ

  • 店名: 立ち飲み酒場「よるべ」
  • 電話: 090-6515-4882
  • 住所: 167-0043 東京都杉並区上荻1-6-11
  • 営業: 18:00-01:00(24:00LO)、日休
  • 場所: 荻窪駅北口から、JR線に沿って阿佐ヶ谷方面に向かう。左手1本目の路地を左折し、しばらく進んだ右側。
  • メモ: 平成26(2014)年9月25日オープン。立ち飲みカウンターのみの店内は完全禁煙。水道・電気以外の改装工事は店主が自ら行った。
    〔飲みものメニュー(青)〕《日本酒》宮の雪・樽酒1合630、魚沼・純米酒1合630、賀茂鶴・清酒1合630。《焼酎》黄猿(黄金千貫)430、赤猿(紫芋)430、白猿(ワイン酵母の麦)450、黄猿ソーダ割り430。《割りもの》緑茶ハイ390、レモンハイ390、ホッピーセット(白・黒)480、中おかわり230、角ハイボール450。《ビール》エビスマイスター生590、ハートランド中瓶590。
    〔飲みものメニュー(赤)〕《ワイン》善光寺竜眼430・(ボトル)2,500、エミリアーナ・エコ430・(ボトル)2,500。《サワー》旬のフルーツ生しぼりサワー560、コーディアルサワー(有機エルダーフラワー)480・(有機ジンジャー)480、シナモンサワー390。《果実のお酒》赤い梅酒480、緑茶の梅酒480、ゆず酒480。《ソフトドリンク》フルーツ生しぼりソーダ480、エルダーフラワーのソーダ430、ジンジャーエール430。
    〔飲みものメニュー(ボードに手書き)〕珈琲酎(コーヒーチュウ)(炭酸または豆乳割り、キンミヤ焼酎使用)450、カヴァ(スペイン・スパークリングワイン、ボトル)2,800、宮の雪にごり酒(グラス1杯)530、すだち酎ハイ390、すだち角ハイ450。
    〔おつまみメニュー(ホワイトボードに手書き)〕ひたし煎り豆280、キノコゆずこしょうマリネ380、鶏もやしナムル380、バジルポテサラ480、小松菜ごまあえ380、塩こうじ蒸し鶏580、蒸しぶた三枚肉580、蒸しソラマメ380、ぬか漬け380、クリームチーズ西京みそ380、ナッツとドライフルーツ盛り380、蒸しガキ(セイロ蒸し)5個680。(2017年2月調べ)

続きを読む "店情報: 立ち飲み酒場「よるべ」(荻窪)"

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品書は100種類以上 … お食事・呑み処「信濃路(しなのじ)」(鶯谷)

大衆食堂のおつまみ


 鶯谷に来たら、ここも外せない。

 24時間営業・年中無休の大衆食堂「信濃路」である。

 昭和47(1972)年に蒲田で創業した「信濃路」の系列店(のれん分け?)として、こちら鶯谷店は昭和51(1976)年に創業。今年で創業41年となる。

 営業時間も長ければ、メニューの数も多い。

 そば・うどんやラーメンから始まって、カレーライスやオムライス、丼もの、定食類、鍋もの、そして酒のつまみにもなる一品料理まで、ざっと見ても100種類以上はある。

 入口を入ってすぐのフロアは、カウンター中心になっていて、ひとり客、ふたり連れが多い。入口を入ってすぐに右側に折れて、通路でつながっているとなりのフロアに入ると、そっちはカウンター、テーブル席、小上がりの座敷席があって、グループ客が多い。

 4人で入った我われも、右手フロアのテーブル席のひとつを囲んだ。

 ホッピー(370円)をもらって乾杯し、つまみにはハムエッグ(350円)、ウィンナー炒め(350円)、チーズカリカリ揚(350円)と、なんとカツ丼(600円)を注文した。

 大衆食堂ではカツ丼をつまみに飲む酒がうまいのだ。

 頭の部分(トンカツの玉子とじの部分)はもちろんのこと、カツ丼のツユがたっぷりとしみた熱々ごはんがいいんだな。

 ひとりでカツ丼をもらうと、それでもう満腹になってしまうが、4人で分け合って食べると、量的にもちょうどいいつまみだ。

 この店のホッピーにはレモンスライスが入っている。ナカ(おかわり焼酎)は250円である。

 それにしても、いつ来ても、どの時間帯に来ても、いつも大勢のお客さんがいて、しかも必ず飲んでるというのがすごいことですね。

 1時間半ほど楽しんで、お勘定は4人で3,600円(ひとり900円)ほど。どうもごちそうさま。

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「信濃路」の看板 / 「信濃路」の入口 / ホッピーで乾杯

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ウィンナー炒め / ハムエッグ / チーズカリカリ揚

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ハムに黄身をからめていただく / カツ丼 / 店内はいつもにぎわっている

店情報前回

《平成29(2017)年2月18日(土)の記録》

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春は櫻正宗、秋なら菊 … 「鍵屋(かぎや)」(鶯谷)

櫻正宗(燗酒)


 東京を代表する老舗酒場の1軒、「鍵屋」。

 酒屋としての創業は安政3(1856)年というから、実に創業160年。昭和24(1949)年に酒場に転向してからでも、そろそろ70年になろうかという歴史をもっている。

 そんな老舗酒場の雰囲気に浸りながら、昔ながらの酒と肴を楽しむのが、この酒場のやり方だ。

 「昔ながら」というのはどういうことか。

 たとえば酒は、3銘柄の日本酒(正一合530円)と、冷酒が1種類(910円)、それとビールの大瓶(610円)、小瓶(530円)しかない。

 焼酎やチューハイ、ホッピー、ワインなどは置いていない。

 料理も焼き鳥、豆腐、味噌おでん(でんがく)、大根おろし、ところてん、お新香など、昔ながらの20品ほど。今もその品書きを変えることなく守り続けているんだそうな。

 女性だけでの入店禁止というのも昔から続くこの店のルール。今もなお鶯谷駅の近くには風俗系の女性が多い。そういう女性が、客引きを目当てにやってきて、困ったことがあったのかもしれないなあ。

 女性であっても、男性と一緒に入店すれば大丈夫。我われも今日は女2人、男2人の4人グループだ。

 カウンター席に4人で並んで座り、飲みものは「櫻正宗」(正一合530円)を注文。日本酒は基本的には燗酒で出される。

 ここの日本酒の3銘柄は、「櫻正宗」、「大関」、「菊正宗」。なんとはなしに、春に近い季節には「櫻正宗」を、秋に近い季節には「菊正宗」を注文するようにしているのだ。

 この店のお通し(サービス)の定番は醤油豆なんだけど、ちょうど品切れになったようで、我われ以降は「ところてん」になった。

 燗酒が出てくるのに先立って、まずお猪口ちょこが出されるんだけれど、男性用が上に広がったシンプルな形状なのに対して、女性用はふんわりとやわらかい曲面でできている。

 4人で来たら、あれこれと注文できるのがいいところ。

 まずは「にこごり」(秋冬のみ、660円)、「さらしくじら」(780円)、「とりもつなべ」(730円)をもらう。

 鍋ものは、この「とりもつなべ」の他に、「とり皮なべ」(730円)と、秋冬のみの「湯どうふ」(770円)があって、いずれもひとり用の小さい鍋で出してくれる。

 「煮奴にやっこ」(610円)も、鍋ものの1つと考えてもいいかもしれない。豆腐好きにはたまらぬ一品だ。

 燗酒をおかわりにつつ、2巡めに注文したのは「かまぼこ」(570円)に「玉子焼」(土曜日のみ、570円)、「お新香」(500円)の3品だ。

 そして最後に「合鴨塩やき」(2本610円)、「とりもつやき」(2本570円)、「とり皮やき」(2本560円)という3種類の昔ながらの焼き鳥をもらって締めくくる。

 2時間ほどの酒場浴。今夜のお勘定は4人で1万3千円弱(ひとり3,200円ほど)でした。どうもごちそうさま。

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「鍵屋」 / お品書き / 飲みもの

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お通しのところてん / 男性用と女性用の猪口 / にこごり

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さらしくじら / とりもつなべ / かまぼこ

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玉子焼 / お新香 / 今夜のメンバー

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合鴨塩やき / とりもつやき / とり皮やき

店情報前回

《平成29(2017)年2月18日(土)の記録》

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トリッパをカツレツで … クラフトビアバー「アイブリュー・ワイアード(IBREW WIRED)」(銀座一丁目)

トリッパのカツレツ


 トリッパというのは、牛の第2胃袋、通称・ハチノスのことである。

 私のこれまでの経験では、煮込んでいただくというのが最も多くて、その次が炒めもの。というか、この2タイプ以外は、これまでに食べたことがない。

 ところが、今日初めてやって来たクラフトビアバー「アイブリュー・ワイアード」のおすすめメニューには、「トリッパのカツレツ」(980円、以下すべて税抜表記)というのがある。

 これは食べなきゃ!

 出てきたトリッパのカツレツは、まるでトンカツといった厚みと大きさ。

 粒マスタードと、中濃ソース、そして岩塩が添えられているのだが、その岩塩だけで十分に美味しいというか、岩塩でいただくのが、トリッパの味わいが最もよくわかる感じがした。

 これはいいねえ。

 さっき、倉嶋さん宇ち中さんと一緒に「登運とん」で飲んでたときに、「そういえば、この近くにラコちゃん(=女優・茂手木桜子もてき・さくらこさん)の店があるんじゃない?」という話になった。

 「ラコちゃんの店」と言っても、ラコちゃんがオーナーなのではなくて、「クラフトビールを愛するビアテイスターとして働いているお店」である。

 宇ち中さんがその店に行ったことがあるということで、さっそく連れて行ってもらうことにした。倉嶋さんと私は今回が初訪問である。

 最寄駅は銀座一丁目駅なんだけど、地名でいうと京橋。首都高速道路のガード下近くにある。

 まずは1号店である「アイブリュー(IBREW)」を外から見てみるものの、こちらにはラコちゃんの姿は見えない。

 そこで、道路を挟んだ向こう側にある2号店、「アイブリュー・ワイアード(IBREW WIRED)」をのぞいてみると、ラコちゃん発見!

 店内は左手にカウンター席と、右手窓際には4人掛けのテーブル席が数卓ならんでいて、我われ3人は、テーブル席の1卓に座り、思い思いのクラフトビールを注文する。

 日替りで10種類ほど並ぶクラフトビールは、どれを選んでもLサイズ(410ml)が690円(税込745円)、Rサイズ(230ml)が390円(税込421円)とリーズナブルなのが、この店の大きな特徴だ。

 Lサイズでじっくりと飲むもよし、Rサイズでいろんなビールを試してみるもよし。

 つまみは、印刷された定番のメニューに加えて、手書きコピーの「今日のおすすめ」という日替りメニューもある。

 そんな日替りメニューの中から、冒頭でご紹介した、長時間仕込みの「トリッパのカツレツ」と、『旬が始まりましたよ!』と注意書きが入った「さわらのフィッシュ&チップス」(1,280円)を注文したのだった。

 トリッパはもちろんのこと、もう一つのサワラのフィッシュ&チップスもよかった。自家製のタルタルソースに、刻んだ「いぶりがっこ」が入ってるのがいいね!

 ひとり2杯ずつのクラフトビールをいただいて、1時間半ほどの滞在。お勘定は3人で6,264円(ひとり2,088円)でした。どうもごちそうさま。

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「IBREW WIRED」 / ビールメニュー / 思い思いのビールで乾杯

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料理メニュー / サワラのフィッシュ&チップス / トリッパのカツレツ

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2杯め / 今日のメンバー / ラコちゃんも入って、はい、ポーズ!

店情報

《平成29(2017)年2月18日(土)の記録》

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店情報: クラフトビアバー「アイブリュー・ワイアード(IBREW WIRED)」(銀座一丁目)

    IBREW WIRED
  • 店名: CRAFT BEER BAR IBREW WIRED
  • 電話: 03-3527-9028
  • 住所: 東京都中央区京橋3-4-1 TM銀座ビル1F
  • 営業: 無休
     〔月~木〕11:00-15:00(14:30LO) & 17:00-23:30(23:00LO)
     〔金〕11:00-15:00(14:30LO) & 17:00-01:00(00:30LO)
     〔土〕11:00-23:00(22:30LO)
     〔日・祝〕11:00-22:00(21:30LO)
  • 場所: 東京メトロ有楽町線・銀座一丁目駅6番出口(=みずほ銀行のあるビル)を出て右へ。すぐ先のビルの角を右に折れ、そのまま道成りに(150mほど)進み、突き当たり(高速道路の高架の手前)を左折。道成りに60mほど進んだ「ト」の字を右折して、高速道路の下を抜けた先、右手ビルの1階(入口はビルの向こう側)。6番出口からは徒歩3分(230m)ほど。
  • メモ: 2015年6月15日オープン。席数30席(カウンター9席、テーブル22席、テラス8席、スタンディング8席)、チャージ無料。
    【以下、価格はすべて税抜き表記】
    〔本日のおすすめ(日替りの一例)〕(Wired名物)牛スジ土手煮780、天然あさり酒蒸し780、(今が一番うまいっ)カマスのソテー(バターポン酢ソース)880、(旬が始まりましたよ)サワラのフィッシュ&チップス1,280、サワラの塩こうじ柚庵焼き980、サワラの竜田揚げ(甘酢あん)980、燻製サバのフィッシュ&チップス1,380、燻製サバのピッザ1,480、もちいも(そぼろあんかけ)580、自家製ハンバーグ(きの子ホワイトソース)980、(長時間仕込み)トリッパのカツレツ980、本日の前菜(合鴨ロースト、いぶりがっこポテサラ、鶏もものうま煮)980。
    〔定番料理〕《前菜 TAPAS》本日の前菜3種盛り980(単品380)、珍味の盛り合わせ880、焼き枝豆580、漬物盛り合わせ680、MIXナッツ480、タコスチップ480、ほぐし鯖(サバ)の海苔手巻き680、フライドポテト(スイートチリマヨネーズソース)680、ネギと香味野菜のカリカリサラダ(生姜ドレッシングで)880、たっぷり!エビ入り海草サラダ(酢味噌ドレッシングで)980、本日の焼き魚880~、本日の気分屋タコス2個880、今日の〆の一品780~。
    《ピッツァ PIZZA》マルゲリータ900、クアトロフォルマッジ(4種のチーズピッツァ)1,580、たっぷりキノコのピッツァ(ゆず胡椒マヨ風味)1,280、海の幸と明太マヨネーズピザ1,480。
    《ハンバーガー》3種盛り(テリタマ、チーズ、フィッシュにフレンチフライ添え)1,580、どれでも追加ひとつ480。
    《主菜 PLATES》オイスター&チップス1,380、フィッシュ&チップス980、4種4本のソーセージグリル1,080、4種8本のソーセージグリル1,780、やみつき!バッファローウィング1本250・5本1,000、バベットステーキ(牛ハラミのステーキ&フライドポテト)1,980、本日の肉盛り(サーロインステーキ&ラムチョップ)2,980。
    《デザート》本日のデザート(ドルチェ)580。
    〔クラフトビール(日替りの一例)(L410ml)690/(R230ml)390〕ブルームーン「ベルジャンホワイト」(USコロラド)、こぶし花ビール「メルツェン」(埼玉)、福島路ビール「FO2ヴァイツェン」(福島)、ハーヴェストーン「ピルスナー」(千葉)、猪苗代ビール「ヴァイツェン」(福島)、ろまんちっく村「栃木県庁ビール」(栃木)、反射炉ビヤ「頼朝」(静岡)、伊勢角屋麦酒「ブラウンエール」(三重)、あくらビール「なまはげIPA」(秋田)、湘南ビール「古代米IPA」(神奈川)、金しゃちビール「IPA」(愛知)。
    〔飲みもの〕ワイン各種(グラス590、ボトル1,980~)、カクテル各種590、日本酒各種、ソフトドリンク各種390など。(2017年2月調べ)

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けむり横丁の老舗酒場 … もつやき「登運とん(とんとん)」(有楽町)

飲みものと牛もつ煮込み


 倉嶋編集長宇ち中さんと一緒に、数寄屋橋ガード下にある、昭和28(1953)年創業の老舗もつやき店、「登運とん」にやってきた。

 最近、このガード下あたりは「けむり横丁」と呼ばれているそうだ。たしかに、丸くカーブしたガード下全体は、もつ焼きを焼く煙がもうもうと立ち込めている。

 ただ今の時刻は、午後3時15分。

 土日祝日は午前11時から営業しているという店内は、現時点で半分ぐらいの入り。

「3人さんは、一番奥のテーブルの端っこのほうに、詰めて座ってくださいね。おそらく相席になりますから」

 という店員さんの声に従って、この時点で唯一空いていた、一番奥のテーブルの隅っこに、ギュッと詰めて座る。

 この店のテーブルは6人掛け。この時点では他のテーブルも、先客が座ってはいるものの、6人分がびっちりと詰まっているわけではなくて、それぞれ2~4人ぐらいずつ程度の込み具合だった。

 結果を先に書いておくと、それから30分もしない間に、店全体、すべてのテーブルが、びっちりとほぼ満席になった!

 午後3時半ぐらいが、「すいてる」から、「混んでる」という状態への変わり目のように思われた。

 この店には、『お一人様、お料理・お飲みものを、各1品はご注文をお願いします』というルールと、『混雑時には、1時間でご退席いただく場合がございます』という、二つのルールがある。

 まず飲みもの。宇ち中さんは「キリン一番搾り生ビール」(中ジョッキ、583円)を、倉嶋さんと私は「生樽ホッピー」(529円)をもらった。ちょっと残念なことに、生樽ホッピーは氷入りでした。

 次に料理。宇ち中さんは「牛もつ煮込み」(486円)を、倉嶋さんは「冷しトマト」(453円)を、私は「イカゲソ沖漬」(410円)をそれぞれ注文して、「ひとり1品ずつ」という縛りをクリア。それら3品をみんなでシェアして食べることとした。

 実は今日は、有楽町駅近くの別の店で飲もうということで集合したのだが、開店時刻の午後3時になっても、なぜかその店が開かない。

 お店の前で、しばらく待ったけれど、まったく開く気配がないので、すぐ近くのここ「登運とん」に入って、善後策を検討することになったのである。

 そして30分ほどたって、この次にどの店に向かうかも決まってきたころに、店内がびっしりと満席になってきたため、「登運とん」はここまでとし、次に向かうことにした。

 さっくりと30分ほどの滞在。お勘定は3人で2,991円(ひとり当たり997円)でした。どうもごちそうさま。

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もつやき「登運とん」 / 冷しトマト / イカゲソ沖漬

店情報前回

《平成29(2017)年2月18日(土)の記録》

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店情報: もつやき「登運とん(とんとん)」(有楽町)

    登運とん
  • 店名: 登運とん
  • 電話: 03-3508-9454
  • 住所: 100-0006 東京都千代田区有楽町2-1-20
  • 営業: 11:30-23:00(土日祝は11:00- )、無休(元日は休み)
  • 場所: JR有楽町駅から新橋方向に約5分、JRガード下(数寄屋橋ガード下)。
  • メモ: 昭和28(1953)年創業。料理・飲みものは、ひとり各1品は注文すること。混雑時は1時間での交代をお願いする場合あり。以下、価格は税抜き表記。
    〔お品書き〕《豚串焼き》カシラ160、レバ160、ハツ160、タン160、シロ160、もつ焼き盛合せ5本800、ナンコツ160。
    《とり串焼き》とり160、名物つくね160、砂肝160、ぼんじり160、ヤゲンナンコツ160、とり皮160。
    《野菜串焼き》ネギ140、ししとう140、なす焼き2本420、なす味噌2本420、ニンニク2本420。
    《一品料理》牛もつ煮込み450、冷奴310、キムチもやし310、枝豆360、たこわさび360、キャベツサラダ420、嬬恋キャベツ漬け420、梅もろきゅう420、冷しトマト420、ポテトサラダ420、厚揚焼き420、他に日替りのホワイトボードメニューあり。
    〔飲みもの〕キリン一番搾り生ビール(中)540・(グラス)350、キリンクラシックラガー630、生樽ホッピー490、酎ハイ350、ウーロンハイ390、緑茶ハイ390、レモンサワー390、ライムサワー390、雷門サワー390、トマトサワー450、巨峰サワー390、グレープフルーツサワー390、梅酒(ロック・サワー)390、梅干しハイ450、にごり梅酒(梅まっこい)450、ゆず酒500、樽薫るハイボール500、スペイン産ワイン「カストロレヒオ」(赤・白)390、麦焼酎390、芋焼酎390、おすすめ焼酎500、藤村にごり酒430、富貴辛口コップ350、今月の地酒500、梅干し2個350、カットレモン150、ウーロン茶360、キリンレモン360、オレンジジュース360、コーラ360。(2017年2月調べ)
  • HTML版(2003年以前): (01.03.28)

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食べて食べて満腹じゃ … やきとり「鳥勝(とりかつ)」(立会川)

ずらりと並ぶ料理


 このところ、ほぼ毎週、ひとりでやって来ている立会川の「鳥勝」。今日は、宇ち中さんと二人でやってきた。

 水曜日、午後6時過ぎの店内は、ほぼ満席。カウンターの一番手前の1席だけがポツンと空いていた。

「イスをもうひとつ持ってきて、そこで飲めばいいよ」

 入口近くで飲んでいた、大常連のFさんがそう声を掛けてくれて、しかも店の奥まで空いてるイスまで探しに行ってくれて、なんとかカウンターの一番手前側の角を囲むように、二人で座ることができた。

 いやぁ、良かった良かった。どうもありがとうございます。>Fさん

 ホッピー(360円)を2つもらって乾杯し、それを飲みながら注文する料理を、注文用の小さな紙に書き出していく。料理の注文は紙に書いて渡すのが、この店の暗黙のルールなのだ。

 ・煮込豆腐(980円)
 ・生野菜ダブル(470円)+コブクロのせ(240円)
 ・ハラミステーキ(450円)
 ・ガツ甘辛煮(240円)
 ・むし肉(270円)

 『ひとりじゃ2~3品ぐらいしか食べられないけれど、今日は二人だから、きっと大丈夫だろう』ということで、一気に5品を書き込んだ。

 煮込豆腐は、ひとり用の土鍋の真ん中に豆腐を置いて、その形を保ったまま縦横に切り分け、その周りにこの店の名物料理でもある牛煮込み(単品は490円)を、おたまに2~3杯分、つぎ入れる。さらに刻んだ白菜も投入して、しばらくグツグツと煮込み、仕上げに春菊を入れて出してくれる。

 これはもう、小さな鍋もの。「豆腐・白菜入りの牛もつ煮込み鍋」といったところかな。

 牛もつに、たっぷりと付いている脂肪の甘みと旨み。そして牛腸ならではの、しっかりとした弾力感がたまらない。

 うぅ~っ、ホッピー、ホッピー。

 木場「河本」の牛もつ煮込みが食べられなくなった今、この店の牛もつ煮込みは貴重な一品だ。

 「生野菜」は、レタス、トマト、キュウリのサラダ。「シングル」(270円)と「ダブル」(470円)が選べ、その名のとおり、ダブルはシングルの倍の量だ。

 「コブクロのせ」や「ガツのせ」でお願いすると、生野菜の上に、コブクロ刺(240円)や、ガツ刺(240円)をのせてから、焼肉のタレとマヨネーズをかけてくれる。

 ハラミステーキも人気の品。ハラミと玉ネギを塩コショウでサッと炒めてくれる。

 ガツ甘辛煮は、大常連のFさんがいつも注文する品。その名のとおり、ひと口大に切ったガツを、甘辛いタレで煮てるんだけど、このタレにニンニクが効いていて、甘~い口当たりとは裏腹に、けっこう刺激的な一品なのだ。冷めてくると、甘辛いタレが煮凝りになりそうなほど固まってくる。この状態もまたうまい。

 むし肉も以前から気になっていたメニュー。食べたのは今回が初めて。肉(カシラかなあ?)と玉ネギを蒸して、それにピリ辛ダレをかけたもの。ポン酢醤油で食べるのも美味しいんだって。

 ホッピーは、お勘定の上では、二人でソト(160円)×3、ナカ(200円)×6だったんだけど、実はFさんがご自分の一升瓶から2回ほど、ナカをつぎ足してくれたので、実際にはソト3、ナカ8ぐらいになっているものと思われる。

 閉店時刻の午後9時まで、おおぜいの常連さんたちと一緒に楽しませてもらって、今宵のお勘定は二人で4,330円(ひとり当たり2,165円)。

 すっかり酔っ払って、超満腹になって店をあとにしたのでした。

 いろいろとごちそうになり、ありがとうございました!>大常連のFさん

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「鳥勝」 / ホッピー / グツグツと煮込豆腐

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生野菜ダブルのコブクロのせ / 煮込豆腐 / ハラミステーキ

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むし肉 / ガツ甘辛煮 / 食べて食べて満腹じゃ

店情報前回

《平成29(2017)年3月1日(水)の記録》

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〔お知らせ〕 「新宿うまい店200 (ぴあMOOK)」(3月9日発売)

新宿うまい店200


 3月9日(木)、ぴあMOOKから、「新宿うまい店200」(950円)が発売されました。

 私も、この中の「グルメ3賢人のオススメ店」というコーナーで、マッキー牧元さんの『王道のうまみ店編』、フォーリンデブはっしーさんの『肉ジャンル編』という、グルメ界で大人気のお二人に混ざって、『大衆酒場・食堂編』というジャンルで、新宿のお店をご紹介させていただいています。

 他にも、いろんな切り口で新宿の飲食店が紹介されています。

 〇テーマ別うまい店
  ・接待にも最適な本格和食
  ・オンリーワンの味
  ・老舗・本店・名物店
  ・とっておきの鮨店
  ・居心地良いカフェ
  ・ディープな中華料理
  ・ご当地美食めぐり

 〇ジャンル別うまい店
  ・フレンチ
  ・イタリアン
  ・各国料理
  ・ハンバーグ・ステーキ
  ・カレー
  ・ピッツァ
  ・揚げ料理
  ・ラーメン
  ・そば・うどん
  ・居酒屋
  ・魚介
  ・鶏料理
  ・クラフトビール
  ・ワイン

 〇エリア別ランチカタログ
  ・東口・三丁目
  ・西口
  ・南口
  ・新宿御苑前

 ぜひご笑覧ください。

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料理が出がめちゃ早い … 「三ちゃん食堂(さんちゃんしょくどう)」(新丸子)

生野菜


 武蔵小杉に住んでいる、会社の後輩Oさん。美味しいものを食べるのは好きなんだけれど、お酒が飲めないので、大衆酒場や大衆食堂には行ったことがないという。

 『そういうお店が自宅の近くにあれば、ぜひ行ってみたい』というご希望にこたえて、Oさんも含む4人でやって来たのは「三ちゃん食堂」だ。

 最寄駅は新丸子なんだけど、新丸子と武蔵小杉の駅間距離は、わずか500メートル。じゅうぶん徒歩圏内なのだ。

 沿線の大人気店ながら、基本的には予約ができないので、入れるかどうかは行ってみないとわからない。

 入口引き戸をガラリと開けて、ざわざわとにぎわう店内に入ると、金曜、午後6時半の店内は、ほぼ満席状態だ。60席ものキャパシティがあるのに、すごいねえ!

「4人なんですけど……」

 店の奥のほうに、何人かいる店のおねえさんに、念のため声をかけてみる。

「4人さん。ちょっとお待ちください」

 なんと! 入れるのか!

 店のおねえさんは、テーブルの奥のほうに座っているカップル2組に、ちょっとずつ横に移ってもらっているようだ。

 この店のテーブル配置はおもしろくて、4人掛けのテーブルが、入口から奥に向かって縦方向にすき間なく4卓並んでいる。このひとかたまりを1列として、全体ではこれが3列並んでいるのだ。

 だから1列ずつを見ると、片側に8人座れる、16人掛けの長~いテーブルみたいなもの。

 それぞれの側に座っている人を、あっちにちょっと、こっちにちょっとと動いてもらうと、あら不思議。そこに4人が、片側に二人ずつ向かい合って座れる空間が現れた。

 Oさんはウーロン茶を、それ以外の3人は大びんビール(キリンラガー、550円)をもらって乾杯すると、お通しには小皿に盛られたキャベツの漬物が出された。

「こういう店では何を注文したらいいんですか?」とOさん。

「大衆食堂で飲むときの基本はハムエッグ(280円)とアジフライ(350円)。それにポテトサラダ(350円)かマカロニサラダ(300円)、あるいは生野菜(300円)といったサラダものを注文するのが一般的かなあ。サラダはどれがいい?」

「生野菜(冒頭の写真)がいいです。あと春巻き(2本300円)も気になります」

「いいね。餃子(5個240円)もおいしそうだから、餃子ももらおう」

 料理の出が早いのも、「三ちゃん食堂」の大きな特長。1品、また1品と、できあがった順に料理がやってきて、わずか5分で、最初に注文した4品の料理がすべて出そろった。

 ビールに続いては甲類焼酎「JAPAN」をボトル(1,800円)でもらって、お茶割りで飲むことにした。

 料理も舞たけ天ぷら(250円)、白子天ぷら(500円)、肉ダンゴ(350円)、厚焼き玉子(250円)、さば焼き(480円)と、各人が気になるものを思い思いに注文する。

 飲みものでも食べものでも、注文したらすぐに出てくるってのは、当たり前のようでいて、すばらしいことだよね。食べたいものが、食べたいときにやってくる。

 そうこうしているうちに午後8時、ラストオーダーの時間になった。

 玉こんにゃく煮、くるみ小女子こうなご(350円)、菜の花おひたし(250円)をもらって、まだまだ飲み続ける。

 店内に書かれている閉店時刻は午後9時ながら、ラストオーダーの時間を過ぎると、お客さんたちも次々にお勘定をして帰り始め、店のおねえさんたちも片づけや、明日の準備(卓上の調味料の補充など)を開始する。

 午後8時半。我われもお勘定をしてもらうと、なんと4人で8,250円(ひとり当たり2,060円ほど)。

 飲まない人がひとり混ざってはいるのだが、それにしても安いよね。さすが「三ちゃん食堂」だ。どうもごちそうさま。

 そんなわけで、Oさんには先輩面して「三ちゃん食堂」を紹介することができたけれど、私自身、この店にやってきたのは8年ぶりで2度め。もっと近くにあれば、もっと足しげく通えるのになあ。まことに残念なり。

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お通し(キャベツ漬)とビール / ハムエッグ / 餃子

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アジフライ / 春巻き / 甲類焼酎でお茶割り

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舞たけ天ぷら / 白子天ぷら / 肉ダンゴ

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厚焼き玉子 / さば焼き / くるみ小女子

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玉こんにゃく煮 / 菜の花おひたし / 今宵のメンバー

店情報

《平成29(2017)年2月24日(金)の記録》

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店情報: 「三ちゃん食堂(さんちゃんしょくどう)」(新丸子)

    三ちゃん食堂
  • 店名: 三ちゃん食堂
  • 電話: 044-722-2863(基本的に予約不可)
  • 住所: 211-0005 神奈川県川崎市中原区新丸子町733
  • 営業: 12:00-21:00(20:00LO)、水休
  • 場所: 新丸子駅西口から徒歩1分。
  • メモ: 昭和42(1967)年創業。店内はカウンター6席、テーブル54席の合計60席。
    〔品書き〕冷奴150、おひたし180、お新香250、しらすおろし250、なっとう250、トマト200、塩から200、山かけ450、とろろ250、生野菜300、ポテトサラダ350、カニマヨネーズ450、野菜天ぷら350、イカ天ぷら350、キス天ぷら350、エビ天ぷら600、ちくわ天ぷら200、揚げだし豆腐350、ハムカツ250、コロッケ300、メンチ300、メンチコロミックス300、アジフライ350、イカフライ350、ポテトフライ200、つみれ唐揚げ250、鳥の唐揚げ480、チキンチーズ大葉巻き350、さばみそ煮450、さば焼き480、シューマイ350、玉子焼き180、目玉焼き180、ハムエッグ280。
    ラーメン400、ワンタン500、ソース焼きそば450、ワンタンメン600、タンメン600、サンマーメン600、もやしそば600、チャーシューメン600、塩焼きそば600、アゲ焼きそば700、天津メン600、広東メン700、味噌ラーメン600、五目そば700、ライス200、大盛ライス300、チャーハン500、カツ丼600、親子丼600、玉子丼500、天津丼550、中華丼700、ヤキ肉丼600、カレー丼650、カレーライス450、カツカレー700、カツライス800、ヤキ肉ライス700、味噌汁100、なめこ汁150、野菜スープ300、肉スープ370、玉子スープ400、しいたけスープ400、餃子240、野菜イタメ500、もやしイタメ500、ピーマン肉イタメ600、レバーイタメ600、レバーショーガ500、ネギ肉イタメ600、肉うま煮750、酢ぶた1,000、かに玉600、かきあげ丼500、えび天丼650、イカ天丼550。
    銀しゃけ塩焼き400、しまホッケ焼き魚650、カレイ煮ざかな400、あなご天ぷら380、舞たけ天ぷら250、グラタンコロッケ450、カキフライ580、厚あげしょうが250、厚あげ納豆350、生あげなっとう350、厚焼き玉子250、甘えび唐揚げ350、えんどう豆250、なめこおろし200、イカゲソ唐揚250、モツ煮込み350、肉ダンゴ350、もろキュー250、ネギぬた250、くるみ小女子350、さつま揚げ250、揚げなす250、ブロッコリーマヨネーズ180、アスパラマヨネーズ180、春巻き2本300、サラダパスタ300、マカロニサラダ300、菜の花おひたし250、えびフライ600、麻婆豆腐650。
    〔さしみ類(日替り)〕本まぐろトロ1,200、本まぐろ1,000、まぐろ600、イカ500、タコ500、サーモン450、こはだ酢450、赤貝500、つぶ貝600、クジラ700。
    〔飲みもの〕《ビール》キリン一番搾り生ビール(中)400・(大)680、キリンラガービール大瓶550、一番搾りスタウト小瓶400、キリンフリー小瓶380。
    《サワー》レモン350、梅350、ラムネ350、ライム350、グレープフルーツ350、アセロラ350、青リンゴ350、抹茶ウーロン350、パイン350、巨峰350、ライチ350、ピーチ350、マンゴー350、オレンジ350、シークァーサー350、あんず400、クランベリー400、カシス400。
    《果実酒など》スミノフアイス450、老酒1合500、杏露酒ロック400、アプリコッカハイボール400、梅まっこい400、梅酒400、紹興貴酒1,000。
    《日本酒》三谷藤夫(山廃吟醸)600・(山廃純米)600、八海山(本醸造)600・(吟醸)800・(純米吟醸)900・(しぼりたて生原酒)900、上善如水じょうぜんみずのごとし700、越乃景虎(本醸造)700・(龍)600・(超辛口)700、鶴齢かくれい(特別純米)800・(しぼりたえ生原酒)800・(純米吟醸)800・(無糖加)600、越乃寒梅900、みお750。
    《ワイン》フランジア(赤・白)(グラス)200・(デキャンタ)600・(ボトル)1,700。
    《焼酎》ロック350、水割り350、お湯割り350、緑茶割り350、ウーロン茶割り350、甲類「ジャパン」(ボトル)1,800、芋「一刻者」(ボトル)2,500、麦「至福の陶酔」(ボトル)2,500。(2017年2月調べ)

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ホッピーの瓶が新型に … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

旧瓶と新瓶


 最近、業務用ホッピーの瓶の形状が変わった。

 以前の瓶(写真左)は、緩やかに曲線を描く「なで肩」タイプだったのに対して、新しい瓶(写真右)は、首ねっこのところに、スパッと水平なナックルラインが入っていて、その線で上の「注ぎ口部」の曲面と、下の「ボトル部」の曲面が分かれている。

 中のホッピーも、ちょうどその折れ線の位置まで入っている。

 よ~く見ないと気づかない変化かもしれないけれど、今度、ホッピーを飲むときに、ぜひ観察してみてください。

 外観だけでは気づかないけれど、瓶の重さも変わってるんだって。

 さらにはP箱と呼ばれる、まとめてホッピーを運ぶためのケースも変わったそうだ。これまで1箱30本入っていたものが、新しいのは1箱20本になった。

 これはビールのP箱と同型・同サイズなんだそうな。

 つまり、輸送する時などに、ビールとホッピーのP箱を一緒に積み上げても大丈夫ってことだ。

 この変化は、かなり影響が大きいかもしれませんね。

 さて「すっぴん酒場」。

 今日も今日とて、ホッピー(450円)とレバ、シロ、チレ(各100円)の注文から入ると、出されたお通し(100円)はポテトサラダ。

 店に入ったときから、ほぼ満員の状態だったので、定番のお通しである「キュウリと大根の漬物」は品切れになっちゃったに違いない。

 お通しとレバ、シロ、チレをいただく間に、ナカ(200円)をもらって、2杯分のホッピーを飲むのも、いつもどおりのペースである。

 ここに来ると、ホッピーはソト1・ナカ4にして、4杯飲むことが多いので、この時点で、ちょうど道半ばといったところだ。

 3杯めとなるナカをもらって、シイタケとレンコン(各150円)を焼いてもらう。

 シイタケは、そのままシイタケなんだけど、レンコンは「レンコンひき肉(=つくね)はさみ焼き」の状態で出される。シイタケも、ぷっくらと肉厚でうまいねえ!

 そして4杯め、最後のナカと一緒に注文したのは、ハラミナンコツ(100円)だ。

 ハラミはハラミ、ナンコツはナンコツと、それぞれ単品で出してくれる店が多いなか、この店には、それぞれの単品メニューはない。ハラミナンコツという、両者が合体した一品だけなのだ。

 そのハラミナンコツを詳細に見ると、串の先のほうにはハツの弁や血管の部分(≒小さなハツモトっぽい部分)が、まん中に細かく刻んだノド軟骨の部分が、そして根元にハラミの部分が刺されていて、食べるにつれて味わいや食感が変わっていくのがおもしろい。

 常連さんたちに混ざって、今夜も2時間ほどの立ち飲みタイム。キャッシュ・オン・デリバリーでの支払い総額は1,850円でした。

 どうもごちそうさま。

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お通しのポテトサラダ、黒ホッピー / れば / ちれ

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しろ / しいたけ、れんこん / ハラミナンコツ

店情報前回

《平成29(2017)年2月23日(木)の記録》

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ピッカーニャ500g … 「カフェ・ド・セントロ(CAFE do CENTRO)」(日比谷)

ピッカーニャ500g


 ドォ~ンと出された肉の塊は、「ピッカーニャグリル(500g)」(3,456円)である。

 添えられたナイフで切り分けて、ファロッファ(キャッサバ芋の粉)とヴィナグレッチ(それぞれ小さく刻んだトマト、タマネギ、ピーマンなどの酢漬け)をかけていただく。

 ックゥ~ッ。脂身の部分がうまいねえ!

 ピッカーニャというのは、牛肉の部位の名前で、日本風に言うとイチボ。牛のお尻あたりの肉(=ランプ)の先端部にある、脂身と赤身がほどよく合わさった肉である。

 ブラジルでは、牛肉の脂身はほとんど食べないが、ピッカーニャだけは、ちゃんと脂身付きで出てくるのだ。

 なかでもアルゼンチン牛のピッカーニャは、肉(赤身)自体がとてもやわらかくて、旨みもすごく強かった。メニューに「ピッカーニャ・アルゼンチーナ」なんて書かれていたら、大喜びで注文したものだった。

 ここのピッカーニャは、アルゼンチン牛のものではないと思うけど、それでも十分に軟らかくて、旨みがある。ファロッファとヴィナグレッチもいいよね。

 今日は男4人でやってきたので、このサイズにしたが、少人数で来た場合にはハーフサイズ(250g、2,052円)もある。また、「500gでは足りない」という場合には、100g(691円)単位で「追加ピッカーニャ」を足すこともできる。

 赤身が中心のランプのステーキもあって、こちらは600g(2,354円)、300g(1,404円)、そして一人用の150g(1,069円)という、3つの大きさを選択することができる。

 多くのグループ客が、ピッカーニャ500gか、ランプ600gのどちらかを注文している。

 今日の4人は、同じ時期にブラジルに赴任していたメンバーだ。

 店に着くとまずブラジルビール「アマゾニア」(290ml瓶、810円)を、ひとり1本ずつもらって乾杯し、つまみも「ヤシの新芽(パウミット)と赤カブ(ベテハーバ)」(518円)、「干し鱈のコロッケ(ボリーニョ・ジ・バカリャウ)」(6個540円)、「タピオカ芋のカリカリフライ(マンジョッカ・フリッタ)」(626円)、そして「ブラジルソーセージと玉ねぎソテー(カラブレーザ・アセボラーダ)」(626円)という、ブラジルらしい品々を選択する。

 ブラジルでは、どこのレストランに行っても、当たり前のように置いていた品々なんだけど、日本じゃなかなかお目にかからないんだよなあ。

 おもしろいのは「干し鱈のコロッケ」。

 本当のブラジル人がどう食べるのかはよく知らないが、私たちはいつも、お皿の上でコロッケをぺったんこにつぶして、それにピメンタという唐辛子ソース(タバスコみたいなの)を振りかけて食べていた。

 今日も、干し鱈のコロッケが出てくるなり、みんなで一斉に、自分のお皿の上でぺったんこにつぶし始めた。「干し鱈のコロッケは、こう食べなきゃ」というのが、しっかりと身にしみついちゃってるんですね(笑)。

 飲みものはカイピリーニャ(カシャーサのカクテル、648円)に移行する。

 キープしているカシャーサのボトルがあるので、カットライム(378円)をもらえば、自分たちでカイピリーニャを作ることができるのだが、最初の1杯は、キープボトルは使わずに、本格的に作ってもらうことにした。

 「カイピリーニャは、お砂糖は入れますか?」というおねえさんの質問に、「セン・アスーカ(砂糖抜き)で!」とみんなの声がそろったのにも笑ってしまった。

 ちなみに「砂糖入り」が欲しい場合には、「コン・アスーカ」と注文します。特に指定をしなければ、「砂糖入り」のほうが、カイピリーニャの標準形です。

 ひとしきり飲み食いしたところで、いよいよメインの「ピッカーニャグリル(500g)」を注文すると、すぐに固形燃料付きの卓上コンロが出された。

 カイピリーニャを飲みながら待つことしばし。

 ジュージューという、いかにも美味しそうな焼き音とともに、グリルパンにのったピッカーニャの登場だ。

「切り分けて、ファロッファとヴィナグレッチをかけてお召し上がりください。コンロに火を入れる必要はないと思います。もし肉が冷めてしまった場合には固形燃料に火をつけるようにしますから、呼んでくださいね」

 なるほど。そのために固形燃料が置かれてたんですね。

 しかし、そんな心配はまったく不要で、できたて熱々のうちに、500gのピッカーニャをサラッと完食した。

「どうしようか。肉を追加する? それとも煮込みにする?」

 煮込みは「フェイジョアーダ(肉と黒豆の煮込み)」、「ムケッカ(魚介のココナッツミルク煮込み)」、「フェイジョン(豆の煮込み)」の3種類がある。

 そして今日もやっぱり「ムケッカ(大)」(2,678円)で〆ることにした。

 この店のムケッカが、ブラジルで食べるよりも、はるかに上品で、はるかに美味しいのは、日本のほうが食材となる魚介類の鮮度がよくて、美味しいからに違いない。

 今夜もまた、たっぷりと3時間半のブラジル浴。お勘定は4人で17,482円(ひとり4,370円)でした。

 大満足、大満腹。そして大いに酔いました。どうもごちそうさま。

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「カフェ・ド・セントロ」 / アマゾニア / ヤシの新芽と赤カブ

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干し鱈のコロッケ / つぶしてピメンタをかけて / タピオカ芋のカリカリフライ

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カラブレーザソテー / ガラナ / カイピリーニャ

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プロシュートとキノコのサラダ / 固形燃料付きの卓上コンロ / ピッカーニャグリル

Img_9561a Img_9565a Img_9567a
ヴィナグレッチとファロッファ / ピッカーニャを切り分ける / カシャーサ

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ムケッカ(大) / ポテトフライ / カイピリーニャで〆

店情報前回

《平成29(2017)年2月22日(水)の記録》

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生野菜のコブクロのせ … やきとり「鳥勝(とりかつ)」(立会川)

生野菜シングル+コブクロ


「生野菜にコブクロをのせることもできるんですか?」

 と聞いてみると、できるという答え。さっそく「生野菜シングルのコブクロのせ」を注文した。

 これは、本来であれば別々に出される「生野菜シングル」(270円)と、肉刺の「コブクロ」(240円)を一緒盛りにしてもらうもの。値段も合計価格の510円となる。

 以前、常連さんから「生野菜にガツをのせてもらうのが美味しいよ」という話をうかがって、前回、「生野菜シングルのガツのせ」(こちらも合計510円)をいただいたのだった。

 「鳥勝」の肉刺メニューは、ミノ(290円)、ガツ(240円)、コブクロ(240円)、センマイ(240円)の4種類。刺身と言っても、もちろん生肉ではなくて、ゆで冷ましたものである。

 前回、「ガツのせ」をいただいたときから、『「コブクロのせ」も絶対に合いそうだ。今度は「コブクロのせ」も食べてみよう』と思っていたのだった。

 実際に食べてみた結果は、もちろん大正解!

 ここのコブクロ刺は、やわらかいコブクロ本体の部分に加えて、店によっては「コブクロの硬いとこ」とか「リンゲル(産道)」などと呼ばれている、弾力感の強い部位も混ざっていて、食感的にも変化があってうれしい。

 「ガツのせ」しか食べたことがない方は、ぜひ「コブクロのせ」もお試しあれ!

 ところで今日は、となりの常連さんが「生野菜ダブル」(470円)を注文。メニューにあるのは知ってたけれど、実物を見るのはこれが初めて。大きな楕円形のお皿に、たっぷりと生野菜が盛られている。すごいボリュームだ。

 この常連さんは、日本橋あたりの職場から、横須賀方面のご自宅へと帰る途中、ここ立会川で途中下車して、「鳥勝」で夕食も兼ねてお酒を飲むのを楽しみにしているんだって。

 一升瓶でキープしているダイヤ焼酎でホッピーを作り、センマイ刺、生野菜ダブルの2品を食べ終えたころに、10本ほどの「やきとり」(=もつ焼き、1本80円)も焼きあがってきた。

 お皿にこんもりと盛られた、できたて熱々の大量の「やきとり」が、見るからにおいしそうだ。

 すると常連さん、そのてっぺんの「やきとり」の串をつまんで、ワッシワッシと食べ始めると、あっという間に1本を食べ終えて、次の串へ、そしてまた次の串へと、ものすごい勢いで食べ進んでいく。

 そう言えば、センマイ刺や生野菜だって、出されるや否やという感じで、すごい速さで食べ終えてたもんなあ。

 横で見ていて、実に気持ちのいい食べっぷりだ。

 私のほうはというと、最初に名物の煮込み(490円)をもらって、それを食べ終えたあと、生野菜シングルのコブクロのせ。この2品で、ホッピー(360円)が、ソト1・ナカ3(ナカは200円)。時間にして1時間40分という、とってもスローなペースだ。

 となり同士で、ものすごくペースが違うのもおもしろいよね。

 本当は、1,760円となるべきところなんだけれど、3杯めとなるナカを、この店に来るといつもお会いする、大常連のFさんの一升瓶からいただいたため、その分(ナカ1杯分)だけ安くなっているのでした。ありがとうございます。>Fさん

 メニューの中にある「むし肉」(270円)や、「かき鍋」、「たらちり」、「湯豆腐」といった夏季には出ない鍋もの(各570円)も気になるなあ。次回以降の宿題だ。

 今宵のお勘定は1,560円なり。どうもごちそうさまでした。

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やきとり「鳥勝」 / ホッピー / 煮込(牛)

店情報前回

《平成29(2017)年2月21日(火)の記録》

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今季おさめのイカ大根 … 立呑み「やきや」(荻窪)

イカ大根


 冬場だけの「やきや」の名物・イカ大根(200円)。今シーズンは今日、2月28日をもって終了なんだそうな。

 いやぁ、間に合ってよかった。

 実はそんな予感がして、今日はあわててやってきたのだった。

 これを逃すと、あとは何ヶ月も食べられないからなあ。

 おでんの大根だって、1個が200~300円はするというこのご時世。ここのイカ大根は、イカゲソと一緒に黒々と煮込まれた大きな大根が、ドドーンと2つ。これで200円なんだから、うれしいではありませんか。

 箸で簡単に切り分けられるほど、よく煮込まれた大根は、イカ以上にイカらしい味わいで、食べるものを喜ばせてくれる。

 火曜日の今日、「やきや」に到着したのは午後7時前。当然のごとく店内はほぼ満員状態だ。(というか、かなり遅い時間じゃない限り、いつもたいてい満員状態なのだ。)

 立ち飲んでいる先客たちの背後を、少し店の奥に進むと、ひとりなら入れそうなすき間を発見。そこに入れてもらった。

 最初の注文は迷うことなくホッピー(320円)とイカ大根(200円)である。

 この店のイカ料理(200円均一)の安さの秘密は、イカの仕入れにある。イカは、店主の知人である八戸の漁師さんから直送されてくるのだ。

 それでも昨今のイカ不漁の影響は出てしまい、昨年(2016年)の12月に、これまでの170円均一から、200円均一に、30円(率にして17.6%)値上げした。

 イカの仕入れ値が、これまでの3~4倍に高騰しているという中、これだけの値上げではまったく追いつかないだろうと思うのだが、女将さんは「もう少し、この値段でがんばってみます」と笑顔を見せてくれた。

 なお、イカ料理とウナギ肝焼きは170円から200円に値上げしたものの、それ以外の、きざみ穴子、もつ煮込、串刺フランク、めかぶ、みそきゅうり、漬物、冷奴、枝豆などは、相変わらず170円のまま。ありがたい限りである。

 ナカ(ホッピーの焼酎おかわり、160円)をもらって、都合2杯分のホッピー割りで、ボリュームたっぷりのイカ大根を食べ終えた。

 3杯めとなるナカをもらって、つまみにはゲソ揚げ(200円)をもらって、そのゲソ揚げの上に、すでに売り切れている「珍味わたあえ」(200円)の、残ったワタをトッピングしてもらった。

 珍味わたあえもまた、大人気の逸品なので、すぐに売り切れてしまう。かなり早い時間に来ないと食べることができないのだ。

 4杯めのナカをもらって、つまみは、これまた人気の自家製塩辛(200円)である。この塩辛がまたうまいんだ。

 さっくりと1時間ちょっとの立ち飲みタイム。ホッピーがソト1・ナカ4(合計800円)に、イカ料理(各200円)が3品で、今日のお勘定は1,400円なり。

 繰り返しになるが、今シーズンのイカ大根に間に合って、本当によかった。

 どうもごちそうさま! イカ大根がない時季であっても、必ずまた来ます。

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メニュー / げそ揚げ(わたかけ) / 自家製塩辛

店情報前回

《平成29(2017)年2月28日(火)の記録》

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豚ハツとその仲間たち … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

ハツ、ハツミミ、ハツモト


 手前から、ハツ、ハツミミ、ハツモト(各100円)である。

 ハツは心臓の筋肉そのもの。ハツミミは「ハツのへり(耳)」の部分、ハツモトは「ハツから出る血管」の部分を、それぞれ串に刺して焼いたもの。

 まさにタイトルのとおり「豚ハツとその仲間たち」なんだけど、それぞれに食感や味わいが違うのがおもしろいのだ。

 金曜日の今日も、通勤(帰宅)の途中、野方駅で途中下車して「すっぴん酒場」にやってきた。

 店に着いたのは午後7時。いつものように奥のほうにずらりと並んで立っている常連さんたちに、「こんばんは、こんばんは」とあいさつしながら、空いていた入口近くに立つ。

 そして、いつものようにホッピー(黒のみ、450円)と、レバ、シロ、チレを1本ずつ(各100円)注文し、お通し(100円)のキュウリと大根の漬物をつまみに飲み始めた。

 ここまではもう、毎回の決まりきった流れ(=ルーチン)になっている。

 このお決まりの3種3本をいただきながら、「今日はなにを食べようかなあ」と、おもむろに考え始め、4本めに注文したコブクロ(100円)を食べ終わるころには、ホッピーも最初の2杯を飲み終えた。

 とそこへ、奥の常連さんのひとりから白菜漬けの注文が飛び、もうひとりの常連さんもそれに便乗した。

『ん? 白菜漬けなんてあったっけ?』

 と、改めてカウンターの上部にかけられた、メニューの木札を確認すると、真新しい木札に「はくさい漬け100円」とある。なるほど新メニュー(おそらく季節メニュー)なんだ。

「すいません。ナカ(200円)おかわりと、白菜漬け(100円)をください」

 と私も3杯めとなるナカとともに、白菜漬けを便乗注文すると、ちょうどそこで白菜漬けが売り切れた。

 とっても寒いこの季節、白菜がうまいよねえ。

 最後に、冒頭でご紹介したハツ、ハツミミ、ハツモトを1本ずつ注文し、それらが焼きあがったところで、4杯めとなるナカをもらう。

 ここのホッピーは氷入りで、焼酎の量も多いので、ソト1・ナカ4でちょうどいいのだ。

 でも、この量の焼酎を4杯もいただくと、すっかりできあがってしまう。まさにベロベロという状態になるのである。

 今夜もまた2時間ほどの立ち飲みタイム。品物と引き換え払いでの支払合計は2,100円でした。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / ホッピー(1杯め)とお通し / れば

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しろ / ナカ(2杯め) / ちれ

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コブクロ / ナカ(3杯め) / 短冊メニュー

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はくさい漬け / ナカを準備中のママ / ナカ(4杯め)

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はつ / はつみみ / はつもと

店情報前回

《平成29(2017)年2月17日(金)の記録》

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深夜まで呑兵衛の味方 … 熱烈中華食堂「日高屋(ひだかや)」(日ノ出町)

ちょいのみ日高


 「豚の味珍」を出て、横浜駅で解散したのは午後10時半。

 私はそのまま桜木町駅まで移動した。横浜に飲みに来たときはたいてい、野毛近くの定宿に泊まることにしているのである。

 時間が時間だけに、もう「福田フライ」も「ホッピー仙人」も開いていない。

 でもまだ「野毛ハイボール」が開いている時間なので、いつものように大岡川沿いの都橋みやこばし商店街を目指すことにした。

 ところが!

 たどり着いた「野毛ハイボール」の入口には、『本日、店主都合のため臨時休業いたします』という張り紙が出ていて、店が閉まっている(涙)。

 さあ、どうしよう。

 「第一亭」や「栄屋酒場」も、すでに閉まっている時間だ。

 閉ざされた扉の前でちょっと考えて、前に「ホッピー仙人」に来たときに、仙人やチャコちゃんたちが、「今日はこのあと、日ノ出町の『日高屋』で飲むんだ」と話していたことを思い出した。

 よしっ。「日高屋」ならばここからも近いので、「日高屋」に向かうことにしよう!

 「日高屋 日ノ出町駅前店」の営業時間は、昼前11時から早朝4時までの17時間。(3月1日から、午前2時までの15時間営業に変更になったそうです。)

 午後11時の店内は、半分ぐらいの入り。平日(木曜日)であることを考えると、この時間に、これだけのお客さんが入っているのはすごいなあ。

 カウンター席の一角に陣取り、まずはホッピーセット(370円)を注文する。

 それから、おもむろにおつまみのメニューを選ぶ。

 「日高屋」は、『熱烈中華食堂』をうたいつつも、『ちょいのみ日高』というキーワードも掲げていて、生ビール中ジョッキ310円、酎ハイ250円などなどと飲み物も安く、つまみも餃子6個210円、枝豆170円、ポテトサラダ190円、カレイの唐揚げ250円など、いろいろそろっているのである。

 ニラレバ炒め(単品490円)、野菜炒め(単品410円)といった、定食のおかずも単品で注文できるのがいいよね。

 そんな中から、今日は「そら豆」(170円)と「イワシフライ」(230円)をもらった。

 1杯めのホッピーを飲み切って、空のジョッキを持ち上げながら「ナカ(200円)をお願いします」と注文すると、「ジョッキはそのまま置いてお待ちください」とのこと。

 するとすぐに、氷と焼酎が入った、プラスチック製のマグカップがやってきた。

 「お酒の後の『しめラーメン』としておすすめです」と書かれた「半ラーメン」(200円)がとっても気になったんだけれど、なんとか踏みとどまることができた(爆)。

 1時間ほどの滞在。お勘定は970円でした。どうもごちそうさま。

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「日高屋」日ノ出町駅前店 / ホッピーセットをもらって / ホッピーを作る

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おつまみメニュー / そら豆 / イワシフライ

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ナカを注文すると / マグカップで出された / 半ラーメンもあるけど……

店情報(公式サイト)

《平成29(2017)年2月16日(木)の記録》

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たっぷりと4時間ほど … 「豚の味珍(まいちん)」(横浜)

猪肚と辣白菜


 横浜在住・横浜勤務のMさんと、横浜駅近くの「豚の味珍」にやってきた。

 ひとりだと本店2階に入ることが多いのだが、今日は二人なので、テーブル席の多い新店2階に向かうことにした。

 階段の入口から見える新店1階の客は2~3人と、ゆったり気味。それに気をよくして2階に上がると、なんてことでしょう! 2階はびっしりとほぼ満席だ。

 グループで来る客のほとんどが新店2階にやってくるので、むしろここのほうが客数が多いんですね。

 かろうじて空いていたカウンターの2席に、並んで腰をおろし、まずはアサヒとキリンが選べる瓶ビール(中瓶570円)を、キリンでもらって乾杯する。

 料理は、頭(720円)とハラ(胃、720円)、そしてラッパ(辣白菜ラーパーサイ、310円)をもらう。

 そして、小皿に練りガラシとお酢、ラー油を入れて、コネコネと混ぜながら、料理の到着を待つ。

 ほとんど待つこともなく出されるのは辣白菜。白菜の漬物である。料理の名前を見ると、とっても辛そうな印象を受けるけど、実はちっとも辛くない。常連さんたちの多くが、まずまっさきに注文する一品でもあるのだ。

 「味珍」ならではの豚料理もやってきた。

 いつもは尾(720円)を注文するんだけれど、今日の同好者・Mさんは「味珍」に来るのは初めて。だから、初心者でも当たりさわりのない頭と肚を選んだのでした。

 ビールでのどを潤したあとは、ヤカン(宝焼酎マイルド25度、400円)をもらって、カウンター上に置かれた梅シロップで梅割りにする。この焼酎は効きまっせ!

 2杯めの焼酎は、「セットでお願いします」と注文した。「セットで」とお願いすると、コップ1杯の焼酎と、缶のウーロン茶、それとは別に氷入りのコップを出してくれる。この氷入りのコップで、自分でウーロンハイを作るのである。

 くらげサラダ(410円)も追加注文した。

 店内は、ひと組が帰ったかと思うと、また新たなひと組がやって来て、ずっと満席状態が続いている。

 さらにもう1杯、またヤカンとウーロン茶をセットでもらって、腐乳ふにゅう(発酵豆腐、160円)と皮蛋ピータン(310円)を注文。

 ちなみに、ヤカン(焼酎)は基本的に3杯まで。それ以上飲むと、酔いすぎて階段が危ない。

 ちなみにMさんもぴったりと同じペースで、3杯の焼酎を飲みきった。初めてなのに、すごいっ!

 たっぷりと4時間近くの酒場浴。今日のお勘定は二人で6,200円(ひとり当たり3,100円)でした。どうもごちそうさま。

 下り階段、気をつけて降りなくちゃ。

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「豚の味珍」 / 酢+練り辛子+ラー油でタレを作る / 猪肚(胃)

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辣白菜(白菜の漬物) / 猪頭肉(頭) / くらげサラダ

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焼酎とウーロン茶のセット / 腐乳(発酵豆腐) / 皮蛋(ピータン)

店情報前回

《平成29(2017)年2月16日(木)の記録》

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