塩漬け牛肉のパステウ … ブラジル料理「カフェ・ド・セントロ」(日比谷)
「パステウ(Pastel)」は、ブラジルを代表する庶民的ファストフード。
小麦粉を練って薄く延ばした皮に、いろんな具材をつめて揚げたもので、屋台やスーパーの一角など、いろんなところで売られている。
朝食として、甘~いカフェオレなんかと一緒にパステウを食べてる人も良く見かけたものだ。
日本では「ブラジル風揚げ餃子」と紹介されていることも多いんだけれど、見た目も食感も、揚げ餃子とはちょっと違うんだなあ。
ここ「カフェ・ド・セントロ」にも、「チーズとハーブ」、「鶏肉とヤシの新芽(パウミット)」、「ひき肉と玉子」、「塩漬け牛肉(カルネセッカ)とクリームチーズ」という4種類のパステウがあって、いずれも1個が324円。
5人でやってきた今日は、「塩漬け牛肉(カルネセッカ)とクリームチーズのパステウ」を5個(ひとり1個ずつ)もらった。
ブラジルにいるときは、できあがってショーケースに並んでいるパステウを、「はい」と渡してくれることが多かったが、ここ「カフェ・ド・セントロ」では注文を受けてからパステウを揚げて、できたての熱々を出してくれる。
これだけでも、もう味わいが違うよねえ。
自分の分を取り皿にとって、2分割する。その断面に、中の具材(今回の場合は塩漬け肉とクリームチーズ)が見えるところへ、ヴィナグレッチ(刻んだ野菜のマリネ)を投入して、一緒にいただくのがブラジル流なのだ。
今日、「カフェ・ド・セントロ」での飲み会は、午後6時15分スタート。
3月末の送別会シーズンとあって、店内はグループ客が多く、このあと7時までの間に満席となった。危ない危ない。予約してきて良かったねえ。
まずは生ビール(540円)で乾杯し、いつものように「干しダラ(バカリャウ)のコロッケ」(6個540円)や「タピオカ芋(マンジョッカ)のカリカリフライ」(626円)、ヤシの新芽(パウミット)やビーツ(ベテハーバ)が入った「ブラジルMIXサラダ」(734円)に加えて、前回食べて美味しかった「揚げタコのさっぱりビネガーソース(ポウボ・フリット・アオ・ヴィナグレッチ)」(627円)も注文した。
そして飲みものは、キープしているカシャーサに、「カットライム」(378円)をもらって、自分たちで作るカイピリーニャに移行した。
メインとなる肉料理は、「牛ランプ(アウカトラ)ステーキ」(600g、2,354円)と「牛テールの柔らか煮(ハバーダ)」(1,706円)をもらう。
カシャーサのボトル(3,024円)も追加して、冒頭でご紹介した「パステウ」や、「もっちもちチーズパン(ポン・ジ・ケージョ)」(1個97円)をつまんだあと、最後の〆は「バイーア風魚介鍋(ムケッカ)」(2,678円)である。
3時間ちょっと楽しんで、今日のお勘定は4.5人で18,077円(ひとり4千円ほど)だった。(5人のうち1人は途中参加・途中退席だったので、0.5人分とカウントしたもの。)
どうもごちそうさま。だんだんと『行きつけのお店』という感覚になってきたのが、うれしいなあ。
ブラジルMIXサラダ / 揚げタコのビネガーソース / 干しダラのコロッケ
タピオカ芋のフライ / 牛ランプステーキ / 牛テールの柔らか煮
ブラジルのフランスパン / 塩漬け牛肉のパステウ / ムケッカ
ムケッカはごはんにかけて / ポン・ジ・ケージョ / 店の前で写真
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