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受注生産のもつ煮込み … やきとん「すっぴん酒場」(野方)

受注生産のもつ煮込み


 久しぶり。「すっぴん酒場」の「煮込み」(400円)である。

 ここの煮込みは、冷蔵庫に保存している煮込みを、注文を受けてから仕上げて出してくれるタイプ。

 片手鍋に、煮込みひとり分について1杯の出汁だしが張られ、そこに冷蔵庫の「濃縮煮込み」もまた1杯。目の前でひと口大に切り分けた豆腐も投入され、ここからグツグツと煮込むことしばし。

 あっつあつの煮込みを小鉢に盛って、刻みネギをトッピングしたらできあがりだ。

 けっして「冷蔵したものを温め直す」という感じではなくて、「ある程度まで仕上げて冷蔵保存しているものを、最終的な商品としての煮込みになるように調理していく」ものなのである。

 だから品質にムラが出にくい。開店直後だろうと、閉店直前だろうと、いつでも同じような煮込みをいただくことができるのだ。

 今日は本来ならば定休日である、月半ばの日曜日(毎月第1日曜と最終日曜は営業日)ながら、三連休の中日なかびとあって「すっぴん酒場」も営業中。

 私も、早めの夕方から散髪に出かけたその足で、「すっぴん酒場」にやってきた。

 店に着いたのは午後6時半。

 日曜日だからか、いつもとは客層が違うんだけれど、カウンターの奥のほうでは、大常連のS藤さん、K藤さんが並んで立ち飲んでいる。

 「こんばんは、こんばんは」とごあいさつしながら、いつものように黒ホッピー(450円)をもらって乾杯すると、今日もお通し(100円)はお新香(大根、カブ、キュウリ、ニンジン)だ。

 そして今日も焼きものは、レバ、シロ、チレ(各100円)から始めようとしたのだが、残念ながらチレは売り切れ。かわりにハラミナンコツ(100円)を組み込んだ。

 最初の3本のもつ焼きをいただく間に、ナカ(おかわり焼酎、250円)を1回。これもまた標準的な流れだ。

 続いて、冒頭でご紹介した煮込みを注文し、この煮込みでまたナカを2杯。これでソト1・ナカ4となって、ちょうどソトがなくなるのである。

 もつ焼きを出してくれる親子鍋に残っていたキャベツをつまんで、終了に向かっていたところで、携帯電話がビビビッとふるえた。

 見れば、宇ち中さんからのメッセージ。なんと黒ちゃん(奥さま)と一緒に、中央線沿線で食事をしていたんだそうで、すぐ近くにいるとのこと!

 「待ってます」と返信したら、タクシーをブッ飛ばして、「すっぴん酒場」まで来てくれた。いやいや、ありがとうございます。

 ここからもう1度、黒ホッピーをセット(450円)でもらって、仕切り直しである。

 もともとソト1・ナカ4で、ちょうどいいところからも分かるように、この店のホッピーやサワー類は焼酎の量が多い。(ソト1・ナカ3でちょうどいいぐらいの店が多い。)

 いつものソト1・ナカ4でも、すっかり完成した状態になってしまうから、それ以上の量だと泥酔必至だ。でも明日も休み(祝日)だから、ま、いいか。

(ちなみに、大常連のS藤さんは、平日も含めて毎日のようにソト2・ナカ7ぐらいの量を飲んでいる。その肝臓の強靭きょうじんさたるや、驚くばかりである!)

 この時点で、午後8時半。入店後、ちょうど2時間である。

 宇ち中さんご夫妻と談笑しながら、アブラニンニク(100円)、コブクロ(100円)と食べ進み、さらにナカをもらってピータンピーマン(200円)である。

 最後にもう1杯、ナカをもらって2巡めはソト1・ナカ3。1巡めのソト1・ナカ4と合わせて、合計でソト2・ナカ7はS藤さんなみ! 私自身としては、この店での最高新記録である。

 午後10時半まで、なんと4時間もの立ち飲みタイム。東京から乗った「のぞみ」が、広島に着くほどの時間である。これで疲れた感がないんだから、まったく不思議だよねえ。

 キャッシュ・オン・デリバリー(商品と引き換え払い)での支払合計は3,350円なり。長時間、失礼しました。どうもごちそうさま。

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「すっぴん酒場」 / 黒ホッピーとお通しのお新香 / れば

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しろ / はらみなんこつ / ソト1・ナカ4のあと、さらに黒ホッピーセット

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あぶらにんにく、こぶくろ / ピータンピーマン / 飲みものメニュー

店情報前回

《平成29(2017)年3月19日(日)の記録》

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受信: 2017.04.23 22:00

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