日本版のピッカーニャ … 焼肉「スタミナ苑(すたみなえん)」(阿佐ヶ谷)
ブラジルで焼肉(シュラスコ)をするときに、最高の部位と言われているピッカーニャは、日本の焼肉屋でいうとイチボのこと。
今日は阿佐ヶ谷の「スナミナ苑」で、イチボ(1,188円)をいただいた。
イチボは、ランプと呼ばれるお尻の上部の肉の先端部にある希少部位。
お尻の骨はH型をしているので、H-bone(エイチボーン)と呼ばれていて、その先端にある肉だから、エイチボーンがなまって、イチボと呼ばれるようになったんだそうな。
牛肉をたくさん食べるブラジル人は、赤身の肉が好き。脂身の部分はあまり好まれない。
だから牛肉も、その内部に脂肪のサシが入ったりしないように、赤身重視で育てられる。
イチボ(ピッカーニャ)も、肉の片側にうっすらと脂肪の層が付いている程度で、それ以外の部分はきっちりと赤身なのである。
それに比べると、日本のイチボは、サシがたくさん入っていて、見るからに脂身が多い。
食べるともっと顕著で、日本のは、噛み心地がほとんどないぐらいにやわらかくて、脂肪ならではの旨みが口の中いっぱいに広がってくる。
少量で美味しくいただこうとしたら日本型がいいだろうなあ。大量に食べようとすると、脂分がしつこく感じてしまいそうだ。
だからサーロインやロース、カルビなどの脂分が多い肉はあまり好まれず、イチボ(ピッカーニャ)よりも、むしろランプ(アルカトラ)のほうが良く食べられるぐらいだ。
他にも「大判焼き(リブロース)」(2,052円)、「上タン塩」(1,404円)、「テッチャン」(1,188円)、「上ハラミ」(1,620円)や、「大根キムチ」(378円)、「豆モヤシ」(432円)などをいただきつつ、ホッピーをソト2・ナカ4。
3人でのお勘定は12,474円(ひとりあたり4,158円)でした。どうもごちそうさま。
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