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パターンで締めくくる … 台湾料理「第一亭(だいいちてい)」(日ノ出町)

パターン


 横浜時代にお世話になった職場の仲間たちとの飲み会で横浜へ。

 1軒めはJR桜木町駅の海側、いわゆる「みなとみらい地区」にある居酒屋チェーン店で、飲み放題付きのコース料理。10人ほどのメンバーで飲むときには、こういうスタイルが定番ですね。

 ひとしきり飲み食いしたところで一次会が終わり、二次会は、今度は桜木町駅の山側へ。

 この桜木町駅界隈はとてもおもしろくて、JR根岸線を挟んで海側は、なんだかオシャレな未来シティ。そして山側は、夜な夜な呑兵衛たちが集う野毛のげの町なのだ。

 「どこかオススメの酒場に連れて行ってください」というリクエストに応えて、ダメ元で「第一亭」に電話してみると、ちょうど座敷席が空いているとのこと。なんたる幸運!

 「すぐに行きますから!」と席の確保をお願いして、大急ぎで「第一亭」へと向かった。

 店に着いたのは午後9時。「第一亭」は10時閉店なので、残された時間はあと1時間のみ。

 まずは「紹興酒」を瓶のまま燗づけてもらって、料理は定番の「青菜炒め」(500円)、「レバニラ炒め」(600円)、「チート(豚胃)のしょうが炒め」(600円)、そして「ホルモン炒め」(600円)を、それぞれ2人前ずつ注文。

 すべての料理は、ひとりの料理人(人はときどき交代する)によって、1つの中華鍋で作られていく。この調理スピードが、ものすごく速いのだ。

 他のお客さんたちからの注文もこなしながら、我われが注文した4品も、ほとんど待つことなく、次々に登場した。この速さにはいつも感心している。

 4品のうち3品までが豚もつ料理なので、「みんな食べられるかな?」とちょっと心配したんだけど、まったくいらぬ心配だった。

 一次会でたくさん食べたあとにも関わらず、みんな、「美味しい、美味しい」と言いながら、もりもりと食べてくれた。

 「第一亭」の豚もつ料理は、仕入れ(鮮度)がよくて、仕込み(もつの下処理など)も素晴らしいので、豚もつのクセを感じることはほとんどなく、豚もつのうまさを思いっきり堪能することができるのだ。

 午後9時半にラストオーダーの時間を迎えたところで、「紹興酒」をもう1本と、「パターン」(600円)を2人前、注文した。

 「パターン」というのは、この店オリジナルのニンニク醤油冷麺。

 ゆで冷ました中華麺を、ニンニク醤油で和えて、刻みネギとゴマをトッピングするだけという、とてもシンプルな冷麺だ。しかしそのニンニクの量が半端じゃない。

 まな板の上に皮をむいたニンニクをずらりと並べて、中華包丁の広い側面のところで、パターン、パターンとニンニクを叩き潰して作っていたことから、料理の名前が「パターン」になった。

 もともとは、まかない料理だったそうなのだが、今やほとんどの客が注文する人気の一品でもある。

 「あまりにシンプル過ぎて申しわけないから」という理由で、7年ぐらい前から、モヤシが入った中華スープも付けてくれるようになった。

 このスープ。直接いただいても、もちろん美味しいんだけれど、このスープを使って、「パターン」をつけ麺風に食べるのもいいんだよなあ。

 みんなの料理を作り終えたところで、若旦那・中山政彦(なかやま・まさひこ)さんが、ギターを抱えて新曲を披露してくれた。『遅れて来たフォークシンガー・masa中山さん』を名乗る若旦那の歌もまた、この店の名物になっている。

 午後10時の閉店まで、ちょうど1時間楽しんで、お勘定は9人で11,600円(ひとりあたり1,290円ほど)でした。どうもごちそうさま。

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みなとみらい地区で一次会 / 青菜炒め / レバニラ炒め

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チートのしょうが炒め / ホルモン炒め / パターン(スープ付き)

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サービスのキュウリ / 若旦那の新曲披露 / 二次会も楽しく終了

店情報前回

《平成29(2017)年3月24日(金)の記録》

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受信: 2018.08.13 10:04

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